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V&A 1960年代ファッション [ミュージアム関連]

 ヴィクトリア・アンド・アルバート ミュージアムにて

(2006年の2月25日まで60年代ファッションの特別展示がありました。)【終了】

1950年代半ばから1970年代前半まではファッション革命と呼ばれるほど、

数々のデザイナーを生み出し社会現象にまでなった当時の実際の洋服の展示と

映像での紹介が観られます。

ミュージアム入場は無料、この特別展も無料です。

企画に合わせてミュージアムショップでは様々な関連商品が並びました。

60'sを代表するBIBA 1964-1974

ファッションから始まりライフスタイルを提唱。

最近BIBAが再び注目をされて本もいくつか出てきました。

当時の時代を象徴するファッション展示

これはOSSI CLARK AND CELIA BIRTWELL のドレス・コート
1970年

ファッションは繰り返すというがこの新たな流れは過去にはなかった。

だからこの1960年代はファッション革命と呼ばれる。

BIBAで売られた商品の一部

チェルシー、ナイツブリッジ、ケンジントン、ノッティングヒル
あたりが発祥とされている。

ペーパー・ドレスなども出現 1967年

ロンドンの現象にとどまらず世界に波及した現象になりました

白のコットンレースのドレスはカーナビーストリートのPUSSY GALDRE 1969年

ツイギーも時代の象徴に、カーナビーストリートが一躍有名に。

ファッションと音楽の強い結びつきもみられた時代,

戦後生まれの戦争を知らないベビーブーマーがこの流れに乗る。

この流行は全世界に広がりました

メンズ

DSCN6535.jpg

この他にも常設の歴史的ファッションの展示もあります。

この人はいろいろな場所で遭遇するんですが、先週もブリックレーンで会いました、
人がたくさん集まるところに来ます。見てくださいという感じでポーズをとってくれました。
60’sファッションで決めています。当時からこの人変わらないのかなぁ・・・。

なお、これらの展示品のいくつかは現在でもV&Aミュージアム(無料)で
ファッションのコレクション部門に展示されています。

歴史的な衣装のエポック・メイキングな服とともに展示を楽しめると思います。

私のカーナビー・ストリートの記事 はこちらです。

60'sの写真が見られるサイトはこちらから ロンドンにあるギャラリーの企画した写真です。(2009年10月追記しました。)

 

この企画展の書籍が販売されています。
「Swinging Sixties」がV&Aから

このミュージアムから催事にあわせて出された本
Swinging Sixties

Swinging Sixties

  • 作者: Christopher Breward
  • 出版社/メーカー: Victoria & Albert Museum
  • 発売日: 2006/06/01
  • メディア: ペーパーバック

Changing Times: The New Look and the Swinging Sixties - From the Hearth to the World of Work (Honno Voices)

Changing Times: The New Look and the Swinging Sixties - From the Hearth to the World of Work (Honno Voices)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Honno Ltd
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: ペーパーバック


 アパレル業界人でなくとも当時の60'sファッションを知りたい人にお勧めの本

ビバはハイストリート・ケンジントンにありました。

Biba: The Biba Experience

Biba: The Biba Experience

  • 作者: Alwyn W. Turner
  • 出版社/メーカー: Antique Collectors Club Ltd
  • 発売日: 2007/06/30
  • メディア: ペーパーバック

 

From A. to Biba

From A. to Biba

  • 作者: Barbara Hulanicki
  • 出版社/メーカー: Tyne & Wear Museums
  • 発売日: 1984/09/20
  • メディア: ペーパーバック

BIBAスウィンギン・ロンドン1965-1974

BIBAスウィンギン・ロンドン1965-1974

  • 作者: 長澤 均
  • 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

彼女はキングス・ストリートから強烈な個性を発信していました。

Vivienne Westwood (Va)

Vivienne Westwood (Va)

  • 作者: Claire Wilcox
  • 出版社/メーカー: Victoria & Albert Museum
  • 発売日: 2005/10/01
  • メディア: ペーパーバック

Vivienne Westwood: Shoes

Vivienne Westwood: Shoes

  • 作者: Vivienne Westwood
  • 出版社/メーカー: Damiani
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: ハードカバー
 

Vivienne Westwood: A London Fashion

Vivienne Westwood: A London Fashion

  • 作者: Vivienne Westwood
  • 出版社/メーカー: Philip Wilson Pub Ltd
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: ハードカバー
 

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コメント 37

60年代ファッション、ビビットですね~☆
ペーパードレスなんてあったんですね。驚きです。
(歌舞伎の演目で紙の着物の話がありますが....)
BIBAの表紙かわいい♪
by (2006-09-13 17:09) 

TaekoLovesParis

わぁ楽しそう!
そして懐かしい。
60年代は、それまでのパリに変わって英国が若者ファションの発信地になったんですよね。ツイギーがミニスカートで登場。ビートルズも出てきてボーイズファッションも注目されるようになった時代。注文服から既製服の時代になっていくから、革命なのかもしれませんね。
パリでは、ディートリッヒ衣装展とかオートクチュールの歴史展とかが開かれます。得意のものが違うんですね。
by TaekoLovesParis (2006-09-13 20:32) 

ねこの手

60年代って、自分の記憶としてはあまり無いのですが、今見ても斬新なデザインが多いですね。
すごいエネルギーを感じます。
by ねこの手 (2006-09-13 22:00) 

60年代ファッション今リバイバル中ですもんね〜
以前日本でツィギーのフィギアが発売されて
プレミア付いてますね、かわいいです♡
60sといえばやはりロンドンというイメージです!
最近に日本でもBIBAのショップが復活しました
もしかしたらライセンス?ともおもいますけど(笑)
当時のロンドンにタイムトラベルしてみたいです♪
by (2006-09-13 22:37) 

面白いですね!
さすが、モードの街、ロンドンって感じがします。
展示も、床の色が各種違っていたりして
洒落てますね~♪
by (2006-09-13 23:57) 

60年代のファッションは色も形も面白いですね。ワンピースなんかは形もお洒落だし、今着ても全然違和感なさそう(^▽^)d
それに目立ちたがり屋のおじさんがいい味出してますね、60年代のイメージがよ~く伝わります。
by (2006-09-14 00:09) 

ねこざかな

まりもも様の仰るように、グラサンのおっちゃん、いい!こだわりのファッションについて熱く熱く語ってくれそうですね。お話をうかがってみたい・・・(英語だめだけど)
by ねこざかな (2006-09-14 02:42) 

いっぷく

まころんさん:
紙と言っても一応破れにくいものでしょうね、雨で濡れたら帰れないなんて事では困りますからね。
BIBAで当時よくかかった音楽のCDとか去年あたりからちょっとリバイバル。
でもどこまでの現象になるかはまだ疑問ですが。
by いっぷく (2006-09-14 04:16) 

いっぷく

TaekoLovesParisさん:
やはり背景に音楽の存在があるでしょうね、でもミッシェル・ポルナレフなんかはフランスですが、
60年代後半から70年代初めに大ヒットしましたね。
大きなメガネ、エルトンともメガネでつながります。

車も「ミニ」スクーターのVESPAがもてはやされたり男性も華やかになった時代ですね。
パリはお金持ちのファッションのイメージですが、そういう顧客を抱えているので仕方ない面も
ありますね。でもデザイナーのピエールカルダン、イヴサンローランとか輩出した時代ですね。
彼らの作品、65年のサンローラン、67年のカルダンらの画期的な作品展示もありますよ。
by いっぷく (2006-09-14 04:19) 

いっぷく

ねこの手さん:
古く保守的な部分もあるんですがそれに対抗するエネルギーも強いって事でしょうか、
その後、やがてパンクファッションが出現するんですね。
by いっぷく (2006-09-14 04:20) 

いっぷく

TAROさん:
ツイギーのフィギアって10年ほど前ニューヨークの骨董おもちゃ屋で400ドルほどでした。それと同じかな?もっと新しいかな。
BIBAは倒産したので権利を持っているところからのライセンスでしょうね。
ケンジントンでスタートしたビバはデパートにまで発展して店内はアールデコ様式で。まとめられ素晴らしい雰囲気でした。その近くの「ケンジントンガレージ」ではクイーンのフレディーマーキュリーが洋服を売っていたなんて時代もあったそうです。
当時の映像で観てもタイムスリップしたいと思いますよ。
by いっぷく (2006-09-14 04:26) 

いっぷく

babies breathさん:
最近のミュージアムの傾向でしょうか、展示方法を今までの暗い雰囲気を順次変えていってます。
積極的に改装して入館者に魅力ある展示と評価されるようなものが増えていますね。
by いっぷく (2006-09-14 04:28) 

いっぷく

まりももさん:
この時期はテキスタイルにも特徴があります。多くのテキスタイルデザイナーが
出ていますがザンドラ・ローズは代表的な人です。

ウイキペディアに以下のように書かれていました。
『ロンドンの王立美術専門学校(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)に進学。
彼女の主な研究領域は織物デザイン(テキスタイル・デザイン)だった。
1964年に卒業した頃の織物デザインは、伝統的なイギリスのメーカーには
論外と考えられたため、ザンドラは、ロンドンのカーナビー・ストリートが中心地だった
モッズ・ルック用のプリント地をデザインするのを活動のメインにしていた。
以後、60年代に登場した、最も独創的でアヴァンギャルドなデザイナーとして
知られるようになる。』
by いっぷく (2006-09-14 04:29) 

いっぷく

ねこざかなさん;
この写真のおじさんたちにはまだまだ会う機会があるでしょう。
テムズ南岸にもよくいます、今度聞いてみようかな。
時々、クラブでは60年代の夜、70年代の夜などと、当時の雰囲気で音楽を聞き踊ろうということもされています。
潜入したことありますが、似合う人いますね。
by いっぷく (2006-09-14 04:32) 

サイケな香りを感じますね。
ペイズリー柄?もここまで大きいと迫力ですね。
by (2006-09-14 09:38) 

どれもこれもお洒落で元気があっていいですね~
なんていうかこういうものが初めて世に出たときの
勢いを感じます。

若い頃、古着屋さんでたまにこんなのを買って着てました。
ペーパードレスって聞いたことがあります、なんで『紙』なのかしら?

またまた無料っていうのもいいなー。
日本じゃ考えられない(><)
by (2006-09-14 20:34) 

キンジー

イエイエ娘を思い出しちゃうわ♪
記憶はあるけどまだまだお子さまだったから着れなかったのよね。
マリー・クアントが始めてミニスカートを発表して、ロンドンのカーナビー通りって言ったらもう当時のファッションの震源地でしたものね。
そういえばツィギー来日の時に持っていたブルックっていうお人形がどしても欲しくて、父をせっついて探しに行った記憶があります。
なかなかなくって最終的に横浜のダイヤモンド地下街で見つけたときにはすっごく嬉しかったなあ・・。
お子さまの頃からこれと思ったモノに対する執着心は人一倍でございました(笑
by キンジー (2006-09-14 21:19) 

いっぷく

hisanaさん:
ペイズリー柄ですよ、この時代にはたくさん使われましたペイズリー柄は応用が利くのでテキスタイルデザイナーも重宝したんじゃないかと思います。この時代、伝統のものを新しく評価しなおすこともしていたんですね。
by いっぷく (2006-09-15 04:23) 

いっぷく

よむねこさん:
洋服だけにとどまらず、ライフスタイル、インテリアなどに波及していった大きな社会現象ですね。

ペーパードレスって言葉が示すように原材料が紙でできていて、紙でも破れにくい加工を施したものだと思います。
いろいろな素材を使ってみようという試みですね。その延長にビニールのドレスなども作られました。
by いっぷく (2006-09-15 04:26) 

いっぷく

キンジーさん:
実際のカーナビー・ストリートってせいぜい200メートルほどの長さしかありません。
イギリスの道路標示は日本と違い、同じ道でもどんどん名前を変えていきます。
その狭い地域から広がった現象もありましたね。
やがてこの通りもお土産屋さんのような店ばかりになって「ダサい通り」になってた時期があり、
またここ数年、再開発もされてファッショナブルな通りになってきました。
未だにその当時あこがれた場所を訪れる人は絶えない所です。

ブルックっていう人形は知らなかったのですが、調べてみてもわかりませんでした。
でも捜し求めてみつけたっていう執着心は感心します。
そんなキンジーさんだから物に対する厳しい目も持っているんですね。
by いっぷく (2006-09-15 04:27) 

キンジー

もしかしたら間違えてるのかしらん・・、何しろ40年近く前の記憶ですもの、かな~り怪しい!(笑)
確かツイギーがタラップを降りてくる時に持っていたんですよ、
もしかしたら記者会見の時も持っていたかな?
当時の画像があったらと探したけどなかったわ。
ギズモ似の小さなぬいぐるみです。
by キンジー (2006-09-15 13:15) 

いっぷく

キンジーさん:
どんなものだったか知りたくなって、ブルック人形は確認できたのですが、やはり画像を探したんですよ。
でもキンジーさんがまた出てきていただいたのでイメージできました♪
by いっぷく (2006-09-15 14:20) 

TOMO

これは見たい!!!
しかも無料。
これだけのために飛行機に
乗って行きたい気分です。
by TOMO (2006-09-15 16:23) 

いっぷく

TOMOさん:
当時のファッションムーブメントにそうとう関心があるのではと察します。そういう人には是非見てもらいたい企画ですね。V&Aのホームページから詳しく見れますよ。
by いっぷく (2006-09-15 16:39) 

knacke

おじさん、なんて楽しそうなんだ・・・。(笑)
このドレス・コートと、ペーパー・コート、きてみたいなぁ。
ちょっとね、すましてはじけてみたい。
by knacke (2006-09-15 17:25) 

いっぷく

きむたこさん:
きむたこさんはこんなドレスを着たらすぐに踊りだすようなイメージがします♪、きっとそうですね。
by いっぷく (2006-09-16 04:37) 

あーろん

うち、文化服装学園の近くなせいか、
ありとあらゆるカッコをした(でもツッパリはいない ^^)
いろんなかっこをした若者たちに遭遇します
なので60’と言われなきゃわかりませんね。
私事になりますけど、自分に時代が繰り返してくれればと
思ってばかりの今日この頃だったりします。
by あーろん (2006-09-16 11:50) 

いっぷく

てんとうむしさん:
多忙のなか、ありがとうございます。
by いっぷく (2006-09-16 16:07) 

いっぷく

あーろんさん:
文化服装学園のファッションフェスティバルもおもしろいですよ、来年はいかがですか。(先週あったようです)
時代を繰り返すのは精神的には可能なことかもしれませんね、気持の持ち次第というところでしょうか、あーろんさんの
描く世界はザクロちゃんを筆頭に若い!
by いっぷく (2006-09-16 16:17) 

mikachan

最後のおじさんの60’ファッション、決まってますね。ズボンがパンパン。。。
by mikachan (2006-09-17 07:42) 

60年代生まれです!
by (2006-09-17 15:14) 

いっぷく

ミカチさん:
おじさんズボンが小さいですか(^_^;) 踊りは上手なんです。
このところ踊る姿は見ませんが、今日のテムズフェスティバルでは間違いなくこのスタイルでどこかで踊ってます。
by いっぷく (2006-09-17 17:56) 

いっぷく

tanaka-ma3 さん:
60年代生まれですか、親の世代はフラワーチルドレンと呼ばれた世代が属する人たちもいた時代ですね。
by いっぷく (2006-09-17 17:58) 

なかなか今では着れそうにないほど「革命的な」服に見えます。
その流れで、生きた「革命的な」おじさんには多少ずっこけました。。。
by (2006-09-18 06:08) 

いっぷく

Ikesanさん:
革命的な服を多くの人が着用すれば目にしてもあたりまえの服になってしまいますね、「ミニスカート」などはもはや普通に見られる服。
おじさんの以前の写真と見比べたらベルト、ペンダント新調でやや、派手さが増しています、見られることに慣れてしまったのでしょう。
by いっぷく (2006-09-18 15:57) 

楽しそうなところですね。
私、流行にはそれほど関心はないのですけど。
でも、ニットだけでなく、ソーイングもするので、じっくり見たいですね。
ちょっと気になるものあり、です。
by (2006-09-20 17:30) 

いっぷく

maamさん:
ここは歴史的服飾史展示というのがメインのホールでして、
服飾の歴史を知る上で興味深い展示物が数多くあります。
絵画でしか見たことのないような服の展示もありますので、
この企画展に限らず興味深いと思いますよ。
by いっぷく (2006-09-23 09:09) 

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