カドガンホール [建築]
CADGAN HALL カドガン ホール
もとはChurch of Christ Science (「科学者キリスト教会」あるいは「キリスト教科学」と呼ばれる)教会として1904~1907年に建てられました。
建物の様式はといえば、ビザンチン、ロマネスク、インド風サラセンを取り混ぜた
珍しいスタイルの教会でした。収容人数も1600席ほど規模もありますが、
利用者数の減少により1990年に閉鎖してしまいました。
そして現在は900人収容のコンサートホールとして改修されています。
スローン スクエアのすぐ近くにあります。
カドガンという名前はこの辺りに住んでいた貴族の名前からだと読んだことがあり、
付近にはその名のついた建物や地名が多くあります。
ロバート・フェローによる設計
教会として100年ほどですし、数年前に改修されたので
まだ新しい雰囲気がします。
ステンドグラスにはCeltic knotと呼ばれるケルトの模様が使われています
このステンドグラスのデザインを施したのはDanish nobleman
1905年に作られました。
館内にはバーもあります。
コンサートの始まる前や休憩時にはにぎやかでしょう。
カドガン・ホールのオークレイ・ルーム・バー
カドガンホールは話題はここまで。
さて、こういうホールや劇場にはたいていバーがありますが、
エドゥワール・マネの絵で「 フォリー・ベルジェールのバー」 1882年 を
思いだします
今回の模写の対象の絵「A Bar at the Folies-Bergère. / 1882
Edouard Manet 1832-1883」
※上の絵は原画のすべての部分ではありません
バーのカウンターに置いてある花とフルーツ皿を
模写してみました。
このマネの絵の描き方はアッラプリマ技法という
絵具をチューブから出してそのままの色を置いていく
筆触を生かした描き方です。
私の部分模写(油彩画)
部分模写のみ切り取り(油彩画)
Courtauld Institute Galleryはロンドンにあります。
London Mini City Guide (Mini City Guides)
- 作者: Andrew Gumbel
- 出版社/メーカー: Cadogan Books
- 発売日: 2008/02
- メディア: ペーパーバック
Sir John Sloane's Museum, London (Opus (Berlin, Germany), 14.)
- 作者: Stefan Buzas
- 出版社/メーカー: Distributed Art Pub Inc (Dap)
- 発売日: 1995/02
- メディア: ハードカバー
教会の建物をコンサートホールに転用とは上手な使い方ですね。
ケルト模様のステンドグラスが、聖書題材よりモダンな感じでいいですね。
マネのこの絵は、ロンドンにあるんですよね。
人物部分もアッラプリマ技法なんですか?
いっぷくさん、ガラス器の透明感がうまく表現できていますね。映りこむ光や影がとても自然な感じです。
by TaekoLovesParis (2007-03-17 00:39)
素敵ですね〜!
教会をコンサートホールにしちゃうなんて、
すごくいいアイデアですね。
モダンなステンドグラスがいいなぁ。
いっぷくさんの模写も素敵ですね。
いろんなものを描いたり作ったり、
ゆくーりな暮らしを想像しちゃいます。
by knacke (2007-03-17 02:24)
先日行ったワイナリーで ケルティックノットの模様を使った ワインラベルみました
いろいろなデザインがあるんですね ケルティックノット
レトロなのに すごくモダンな感じがします 見てて飽きない~☆
スキンになってるこのペン画も いろんな楽しいモノがいっぱいあって
見てて飽きません
by (2007-03-17 07:32)
Taekoさん:
クラシック音楽好きな人には要チェックの会場になっているのでは
ないでしょうか。
この絵の見られる美術館のリンクを張っておきました。
最初の花の絵は短時間で描けて描いていながら驚きがありました。
しかし人物画の部分はある程度絵具が乾かないと混食してしまい
あの色は出ないと思います。
洋服の黒に白を重ねるには黒の乾燥をすこし待つ必要がありますね。
マネの模写は初めてですがこの技法の面白さを感じました。
by いっぷく (2007-03-17 07:36)
いっぷくさん、絵がお上手ですね。
私は美的センス0どころか-10くらいなので、うらやましいです。
旅先でスケッチして、絵手紙でも書ける才能があったらと、いつも思います。
by (2007-03-17 07:40)
きむたこさん:
この付近は散歩の範囲です、あまり夜は歩きませんが、
コンサートのはねた後もおいしい店も多くていいですよ。
ステンドグラスの美しさが際立っていました。
ホールにはベンチシートの席もあるようです。
暖かくなったら外で描いてみたいです。
by いっぷく (2007-03-17 07:41)
momoiropelicanさん:
ケルティック模様は様々なところで見られますね、
古い時代ににも見られていて今でもよく見られるほど
古さは感じないのも不思議ですね、ケルト文化の範囲も広域にわたっていますね。
またペン画を楽しんでくれてありがとうございます、楽しいものを描き続けたいと思います。
by いっぷく (2007-03-17 07:49)
好(ハオ)くんさん:
私は絵が下手だと子供の頃に言われて以来絵から離れていました。
絵を描きはじめたのは世にいう中年を過ぎてからです。
誰にでも描ける才能や作る才能はあると信じています。
描き始めれば楽しくなりますよ。
by いっぷく (2007-03-17 07:58)
絵 素敵な作品になってますね。
でも うまいより 楽しむほうが
いいです。
日本も建物の再利用
よくしてます。
でもつかわなくちゃ^^
by iruka (2007-03-17 14:19)
irukaさん:
楽しみですることが多くてひまがないほどです。
好きな画家の絵をいろいろ模写してみたいし、
自分なりの絵も描いてみたい。
ここは連日利用されているようなので
成功した例になるようです。
by いっぷく (2007-03-17 19:50)
こういうホールでのコンサートは一段と趣きのある演奏になりそうな気がします。
好きな絵の模写、良いですねー☆
そういう絵の取り掛かり方もあったんだ、と、嬉しくなります。
・・・すっかり絵から遠ざかった元・美術部員でした(笑)
by pistacci (2007-03-17 22:38)
スキントップ、おもしろい~。
バラの絵、素敵ですね^^
by Nicoli♪ (2007-03-17 23:44)
綺麗なステンドグラスですね!
お洒落なコンサートホールで素敵な時間を過ごしたいです♪
マネの素晴らしい作品にカンパーイ ( ^0^)/U☆U\(^¬^ )
by りゅう (2007-03-18 00:35)
pistacci さん
模写をすると自分に向いている描き方、好みを見つけることもできます。
今まで以上に絵に対して理解が進むのも実感できます。
おもしろいですよ。元から美術に関心の深かったpistacci さんなら
なおさらですよ、やってみてはいかがですか。
by いっぷく (2007-03-18 06:29)
Nicoli♪ さん:
バラの絵はマネの絵とわかりきっていても、
素敵と言われるとまるでマネになりかわって
誉められているようでなおさらうれしく感じます。
スキントップはペン画で原寸大の大きさです。
by いっぷく (2007-03-18 06:35)
りゅうさん:
ホール側が言うには最新の音響技術を施したので
音もすばらしいそうです。
マネの絵は、どちらかといえば
あまり関心のなかった画家ですが、一度模写などしてみると
興味深くなって、他の作品をたくさん見たいと思うようになります。
マネの絵が印象派の展覧会に出していないし、当時すごく不評
だったなんて。
by いっぷく (2007-03-18 06:43)
昔の建物はどこが良いかと言えばやはり天井が素敵ですよね。
by (2007-03-18 10:12)
この曲線が堪りません。。。
ステンドガラスにうっとり★
by (2007-03-18 14:38)
科学者の教会とは興味深いですね。
マネの絵もみていたいです。
by (2007-03-18 16:22)
かみねんどさん:
そうですね天井の模様で時代が特定できるほど
わりとはっきりしたスタイルがあるのも天井です。
天井にはこだわりますね
by いっぷく (2007-03-18 19:53)
ymarc さん:
ステンドグラスも手作りできるのでいつかやってみたいという気持ちはありますが、自分の作品で家の窓をかざれたらいいでしょうね。
by いっぷく (2007-03-18 19:55)
Ikesann:
Church of Christ Scienceで調べると詳しいことがわかりますが
私にはよくわかりません。
マネの経歴もユニークです、南米航路の船員時代があったんですよ。
by いっぷく (2007-03-18 20:01)
カドガンホールって、何かの小説に出てきたことがあってどんなとこなんだろ?って思ってたんですよ。
頭のモヤモヤがスッキリしました、いっぷくさんのおかげね、あんがと。
建物もさることながら、ステンドグラスのデザインがとってもステキ☆
こ~いうセルティック模様や箱根の寄木細工を見ると、キルトデザインのイメージが・・、湧きそうで湧かないの!
やっぱり凡人じゃだめなのね。
ところでいっぷくさん絵もお描きになるんですね、造形だけじゃなかったんだっ!
ワタクシこう見えても、絵心がまったくありません!
なので絵の描ける人がとっても羨ましいんですよ。
by キンジー (2007-03-18 21:02)
教会をコンサートホールとして再利用するなんて、ヨーロッパならではですね。でも、音が良く響きそう。
この絵、模写だとは気が付きませんでした。
by ミカチ (2007-03-19 02:10)
キンジーさん:
カドガンの名前はこの辺りに多く見られます、大地主だったんですね、
そして昔はこのあたり、湿地が多くて開発が遅れたところなんですよ。
今では一等地ですが。
ケルト模様に限らず自分で模写をするともっと理解が深まって自分風のものができてくると思いますよ。
造形以外に絵も描くようになったのは、描きたくなったということもありますが、どうしてもうまく描けないということでつまらなくなりかけていましたが、模写をすることによって学ぶことが多くなりました。
ビートルズだって初期には好きな人達の歌を散々まねて自分達のものを表現できましたね、時間がかかっても自分もそうなりたいです。
by いっぷく (2007-03-19 06:38)
ミカチさん:
音響は響きすぎてもよくないということでこのホールは最新の技術で様々な工夫をされていて評判はいいようです。
大きすぎないよさもまたあるようです。
絵を描くミカチさんに模写と気づかれなかったのはちょっとうれしい。
by いっぷく (2007-03-19 06:41)
元教会でいただくお酒・・・なんか特別な味がしそうですね。マネの絵に描かれているようなおねーさんに給仕してもらえると尚おいしい?(おやじだ・・・)
by ねこざかな (2007-03-19 13:52)
おお!美しいですね。
長く保存するのは難しいけど
それは財産ですからね。
すぐ「取り壊す」日本はほんと
困ったちゃんです。
by TOMO (2007-03-19 15:35)
教会はたまにいろんなものがありますね・・
昔のものを展示できるものすごいです・
by あかまる亭 (2007-03-19 17:22)
うつくしい・・・。(-ω-) ウットリ・・・
ステンドグラスのモダンな幾何学模様。こんなバーでくつろぎたいですね。天井や、柱の装飾も見ごたえありそう!
マネの模写!!筆運びまでそっくり!
by ねこの手 (2007-03-19 17:25)
ねこざかなさん:
開演前に友人と談笑する、また休憩時間に立ち飲みをする、でも実際は買うのに結構混んでいて大変な状況なんて優雅でないときもありますね。
by いっぷく (2007-03-20 08:11)
TOMOさん:
100年くらい前の建物はまだ新しいといえるほどです。
私の住んでいるところはもっと古く1880年です。
古いものを壊すより保存する方法を考えるといいですね。
by いっぷく (2007-03-20 08:15)
あかまる亭 さん:
古いものも情熱を傾けてできたもの、大切にする文化をはぐくみたいですね。作るときも永く使えるようにということも大事ですね。
by いっぷく (2007-03-20 08:17)
ねこの手さん:
劇場やホールなどに少し早めに入って内部の装飾を見るのもまた楽しみです、ロンドンには非常に歴史のある会場も多いですし、見ごたえあります。今度は誰から絵を学ぼうかなんて考えています。マネの模写の筆はこびを誉めていただきありがとうございます。
by いっぷく (2007-03-20 08:22)
こういうところで音楽聴いてみたいな。
スキンすてきですね。タイトルにぴったり☆
by ぽんこ (2007-03-20 14:22)
教会をコンサートホール。。。素敵ですね~♪
昔。。。イタリアや、フランスの教会に行った時(新婚旅行ですっ☆)
天井がとっても高かったの思い出します。。。
音が響きそうですよね~
油絵なさるんですね~
いっぷくさんの、絵が素敵ですっ☆☆
by (2007-03-20 18:26)
ステンドグラスの柄がいいですね。
by (2007-03-21 17:12)
歴史ある建物の再利用、海外はそういった文化があっていいなぁと、つくづく思いました。
by (2007-03-22 01:54)
ぽんこさん:
音楽を聞くホールって結構お国柄が出ますね、
そして音に対する好みもお国柄が出ます。
スキンがぴったりって、うれしいです♪
by いっぷく (2007-03-22 06:58)
かおりさん:
このホールのすぐそばには大きな教会があるのですが
そこは現在も教会として使用されていて時々
無料生演奏の音楽が聴けます。
音楽と教会の建物って荘厳な雰囲気で楽しめていいですね。
新婚旅行でイタリア、フランスなどを楽しんだいい思い出をお持ちなんですか、何度訪ねてもいいところですね。
絵を誉めていただきありがとうございます。
by いっぷく (2007-03-22 07:07)
tanaka-ma3 さん:
ステンドグラスって手作りのぬくもりもあっていいですね、外から光がこもれてくると感激しちゃいますね。
by いっぷく (2007-03-22 07:09)
TAROさん:
このホールは何故?入れないんだろうと、よく通るたびに思っていました、内装工事を静かに長い間していたのでわかりませんでした。
しかし入るチャンスがあって写真を撮れましたが外からは想像できない美しさを感じました。
by いっぷく (2007-03-22 07:12)
いっぷくさん、いろんなタッチの絵が描けるんですね。
ソネフォトでもそう思いました。
昔指で描いたけど、あれ気持ちがよかったなぁ。。。
技法でもなんでもないけど(^^;
教会の天井・柱・・・すごいですね・・☆
by SACHI (2007-03-22 14:01)
コンサートホールの中は、どんな風なんでしょうね。
実際に、聴かれました?
ぜひ、残響を聴いてみたいものです。
スキン、かわりましたね。
これまた、楽しそうで、本当におもちゃ箱です。
油絵の模写も、素敵です!
素人にとっては、絵でガラスが表現できることが、
何よりすごいと思います…。
by (2007-03-22 14:44)
ステンドグラス!憧れますねぇ~(≧▽≦)♪
夜なら建物の外から眺めても素敵でしょうね^^
日中なら建物の中で床に映し出される光の影!うっとりです^^
模写は中学の美術で初めて体験しました。画家の作品と真摯に向き合えるような気がして、私は好きです。
いっぷくさんの作品、背景とガラスのコントラストがシックで綺麗ですね~♪
by 藤島親方 (2007-03-22 16:04)
サチさん:
模写をするとその画家がどんな描き方をしているのかが見えたり
楽しい。セザンヌだったかな、指で描いたりペインティングナイフを
使ったり筆で描くだけじゃないってわかります。
サチさんもいろいろ試してますね。
by いっぷく (2007-03-22 22:51)
maamさん:
ここはクラシック専門のようなのでロックばかり聞いている私は聴いていませんが
残響を程よく軽減する設備を備えているようです。
評判はすごくいいです、座席も木製のベンチシートもあって独特です。
模写していくとガラス器などの描き方が理解できます、
ものをよく観察する目を養うということも大事だとよくわかります。
by いっぷく (2007-03-22 22:58)
藤島親方さん:
ステンドグラスの魅力は「光」がポイントですね。
光によって変化する美しさは感動です。
気に入る画家をもっと知ろうとする気持ちも模写に興味が沸く理由です。プロの画家でさえ、美術館で模写をしている姿を度々見かけます。
画材の性質を学んだり、下地、混食や筆の運び方など皆、違うことがわかるようになります。
好きな音楽を真似して歌ったりするのと似ているかな。
by いっぷく (2007-03-22 23:06)
ため息が出そうに素敵です。
いつもケルトの模様には心が惹かれます。
ステンドグラスのモチーフになると、またいい雰囲気。
そして、エドゥワール・マネは大好きな画家です。
いいなぁ・・・・模写が出来るいっぷくさんが本当に羨ましい。。。
by noriko (2007-03-28 23:41)
てんとうむしさん:
ケルト模様はステキですよね。
マネが好きなんですか♪
模写をした後には魅力にとりつかれてしまいました。
今度は見る目が変わってしまいます
by いっぷく (2007-03-29 03:28)
うわ~ケルトの模様なんですね、このステンドグラス。
いいないいなーステキですねー。
我が家にも小さなアンティークのステンドグラスが一枚あり
壁に埋め込んでもらったのですが、ほんとは玄関ドアや窓に
いれてみたかった・・・><
いっぷくさんの絵ステキですね!
キッチンに飾ってみたいです~^^
なるほど、模写をすると見てるだけとはまた違ってその絵の
いろんなことがわかってくるのですね。
by (2007-04-04 11:29)
よむねこさん:
このところ毎日のようにV&A博物館通いですが、
そこでステンドグラスの製作過程のビデオを流していました。
もちろん展示もあります。日が差し込んで色が浮かび上がる美しさは
ステンドグラスならではですね。
模写でも真剣に描きますから誉められてうれしいです。
模写した絵の本物をまた見に行くのも楽しいです。
by いっぷく (2007-04-04 14:54)