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シーフォードハウス [建築]

シーフォードハウスの場所はバッキンガム宮殿の裏手にあたると言えば わかりやすいでしょうか、大使館などが集中するロンドン屈指の美しい建物が 連なる地域です。 1800年代の中ごろまで湿地でしたが土地改良を施して 貴族のタウンハウスとして1842年にフィリップ・ハードウイック設計により 建てられました。(彼はユーストン駅も設計しています。) 1940年、戦時の空爆により馬車が乗りつけられるように設計された部分などは 消失してしまいました。 内部は15世紀イタリアのルネッサンス様式を模倣した様式 なども見られるエドワーディアン様式

 

 大きな建物としては意外に小さな入り口部分に感じられます。 オリジナルでは建物裏部分には馬車や馬屋がありましたが現在は無し。

 現在は王立防衛アカデミーが使用しています。

レクチャールームの天井。イタリア、フランス17世紀様式

一階から中央部分を見上げる。

この建物の中でひときわ豪華さを誇るのは中央1階部分から 吹きぬけ空間を持つ部分にある美しい大理石の階段です。

鉄製の装飾が豪華です。

 階段に使用された大理石の円柱も美しい。

ドーム型の明かり取り天井

 

一番広い部屋の天井装飾

エリザベス女王の肖像画

 

 この建物内で一番広い部屋です。

 

 昔の貴族の邸宅の面影も残す貴重な建物と言えるでしょう。  重要建築物として指定されています。

   
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  • 出版社/メーカー: Harry N Abrams
  • 発売日: 1999/04
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    ロンドンの町を空から撮った美しい写真集
ロンドン空中散歩

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コメント 39

miffy

入り口から素敵ですね^^
吹き抜けのある階段の鉄製の飾りも大理石の柱もドーム型の天井も素晴らしいです。
by miffy (2007-10-12 00:39) 

階段、踊り場、ドームの天井・・
どれをとってもすばらしいですね!
そこに立っているだけで、荘厳な気持ちになりそうです。
by (2007-10-12 02:05) 

いっぷく

miffyさん:

宮殿といってもおかしくないほどの豪華さもありました。
現在使われているだけに保存がよいのがいいと思います.

babies breathさん:

バッキンガム宮殿の内部にも入ってみましたが、
それにも負けないほどの部分もあり、貴族の館のイメージを
しっかりとどめていました。ドームの美しさは格別でした。
by いっぷく (2007-10-12 06:56) 

YAP

全ての造りが丁寧で、重厚さを出していますね。
特にドーム型の天井は、実用性も兼ね備えていて、すばらしいと思います。
by YAP (2007-10-12 08:06) 

pistacci

美しいですね。ぜいたくに大理石を使った階段・・
こんな住まいだったら、とってもとっても気持ちが優雅になりそう・・。
by pistacci (2007-10-12 11:06) 

knacke

お散歩にことかかない街ですね。
ヨーロッパのさわやかな夏もおしまい。
もー寒いのかなぁ。
冷たい街角の季節も楽しみですね。
by knacke (2007-10-12 13:51) 

TaekoLovesParis

現在、王立防衛アカデミーが使用とのことですが、見学ができる
のですか? 堂々として華麗な階段!
外側から見ると、ドーム型の天井があるとは思えませんね。
肖像画のエリザベス女王がとてもお若いです。
こうやって古い建物が重要建築物として保存されているのは、いい
ことですね。

サイドバーのミッキーはいっぷくさんのパステル画ですか?
紫で統一されていますね。
by TaekoLovesParis (2007-10-12 18:39) 

いっぷく

YAPさん:

天気のすぐれないどんよりとして雲の垂れ込める時期なんか気分が
落ち込む人が多いと聞きます。
少しでも明かりを採る工夫がされた室内は気持ちがよいですね、
個人宅では少ないですが、たまたまカーライルが住んだ家、
フレデリック・レイトンの家も天井から光が入る設計でした。


pistacci さん:

大理石は当時も輸入ですからそうとう経費がかかったと
思われます。
大きな家ですから執事を含む使用人が10人以上いないと
維持できないと思われるので経費も膨大だったでしょう。


きむたこさん:

久しぶりです♪
これからはどんどん日が短くなることでしょう。
寒くはなりますが暗い時間が長くなる時期も
なかなかいいものですね。


Taekoさん:

毎年9月に一度見学できるチャンスがあります。
現在はこのような歴史的な建物に匹敵できるほどの
豪華な屋敷は作る事が不可能になりつつありますね。
わりとロンドンの建物は見れる限り見学してますが
これだけ豪華な階段を持つ館は数少ないです。
バッキンガム宮殿内の階段よりは豪華です。

サイドバーの絵はパステル風に描きましたが
実は油絵です。緑の地面に青い空を描いた描きかけの絵に
ミッキーを描いたキャンバスを乗せて写真を撮っています。
by いっぷく (2007-10-12 19:03) 

Inatimy

階段の装飾が美しいですね。 きちんと管理が成されてて本当に、貴重な建物を見せていただきました。
ドーム型の明り取り天井・・・これを見ると、なんだか、今にもパリンッと割れて、スパイか何かが忍び込んで来そうで、ハラハラした気持です。
by Inatimy (2007-10-12 20:31) 

ミカチ

階段の手すりの装飾が見事です。
建物の概観はシンプルなのに、内装は凝ってますね。
by ミカチ (2007-10-12 23:01) 

salty

空爆の歴史もあるのですよね。それでもこれだけの(過去記事を含)歴史のある建築物が残っているのは 京都を爆撃しなかった と同じような意志が働いたからなのでしょうか・・
by salty (2007-10-12 23:53) 

ayu

いっぷくさん、遊びにきました。ドーム型天井がきれいですね。なんだか私のイギリスのイメージとは全然違います。大理石のグリーンがかなり個性的で印象深いですね。この地域のものなんですか?
by ayu (2007-10-13 00:14) 

ねこざかな

もし、もし、なんかの間違いで、この家に一ヶ月住んでいいよっ、て言われたら・・・・あまりの豪奢さに圧倒されて、せっせ、せっせと毎日、階段の手摺を磨いているような気がします(笑)。眼福ありがとうございました♪
by ねこざかな (2007-10-13 01:28) 

いっぷく

Inatimyさん:

階段の装飾にあるような鉄製の飾りに興味を持っていて
博物館などにも多少の展示がありますが、これほどのすばらしい
ものはなかなか希少です。この階段だけの費用で何軒もの家が
できてしまうほど高価なものだと思います。
ドームって割れそうで割れないものかもしれませんが
そんな気がするものですね。


ミカチさん:

階段の手すり見事ですよね、見入ってしまいました。
これが場所や国が変わると石や木材でくりぬかれた装飾だったり。
このころは鉄製がもてはやされた時代ですね。
この前の道をよく歩いていたのにあまり気にならなかった建物でしたが、
中に入るとこのような世界があるのは夢にも思いませんでした。


soltyさん:

軍事関係の博物館に行くとその様子もわかりますが
地下鉄の中に避難して生活したり灯火管制も厳しく
行われていました。ロンドンの空爆も長期に及ばなかったのか
歴史的建物は壊滅されるようなことが無かったのですが、
戦争の傷跡は古い建物に修復されないまま残っているのを
見る事もあります。


ayuさん:

大理石はイタリアが本場で輸入が多いようですが、
この大理石は南アフリカからの輸入だったと思います。
いい色合いの大理石ですね。
散歩道にある建物でしたが、外から見ていた印象との
違いに驚くほどでした。


ねこざかなさん:

ミニチュアカーのコレクションルームにいくつかあてて利用しても
部屋数が多くて見まわるにも大変ですね。
階段の手すりを滑り台かわりにするする降りて来たりできますよ。
見学だけにとどめるのが精神的にも楽です。
by いっぷく (2007-10-13 06:54) 

繊細な建物ですね。
特に、内側が素敵。
大理石の階段に、ゴージャスな手すり。
昔の王子さま・お姫さま映画でよく見かけるセットみたいですね^^。
by (2007-10-13 08:01) 

1275GT

最近、成金の人たちがこんな風な家を建てたりしてますが、
“本物”の持つオーラはすごいものがありますね。
たぶん今、同じ材と手間をかけても出来ない「何か」が有るんでしょうね。
by 1275GT (2007-10-13 08:59) 

dot-dot

階段の手すりのデザインはやはりすごい。
日本には、こういうのはないですね。
ドームもとっても素敵!
口を開けて、ポカンと見入っていまいそう。
とても繊細なデザインがいっぱいの建物に防衛アカデミーですか。
ギャップもすごい。
by dot-dot (2007-10-13 09:14) 

MOCOMOCO

大理石の装飾が繊細で美しいですね~♪
by MOCOMOCO (2007-10-13 15:24) 

きぃ*

どれもこれも、気品がありますねぇ。
by きぃ* (2007-10-13 18:31) 

ぴい

デザインもすごいけどお金も相当かかってるんでしょうねー
と、みみっちいことを考える。
でも、なんだか急にイギリスに行きたくなりました(笑)
by ぴい (2007-10-13 20:36) 

いっぷく

りんりんさん:

階段部分でこれだけのスペースをとる意味はやはり機能以外の
美しさへの追求でしょうね。
何度も映画撮影などに使用されたと想像しちゃうような
豪華さがありますね。


1275GTさん:

日本で同じような家を作っても入り口で靴を脱いで歩きまわるなら、
何か違和感があります。
洋服にあわせて履いてきた靴を脱ぐというのは・・・
ヒールの高い靴などを脱いでしまえば洋服の丈とかの
バランスが崩れてしまいますし。
磨かなければならない金属部分やガラス部分など、
手入れをして美しさを保つ作業だけでも人手がいるので
見た目ではわからない維持する努力が必要ですね。


dot-dotさん:

階段のすべての部分が設計に基づいて製作していくわけですから
いかに大変な作業の結果か想像できます。
直線的な設計より曲線を多用した建築は手間のかかり方が
ものすごく違うようです。
そして壊れた時の修理など、それを支える技術を持った人たちが
いるという社会が必要ですね。


MOCOMOCOさん:

大理石は磨かれていてやわらかな曲面を持っているので
美しさが印象的でした。


きいさん:

建築家としてもやりがいのあった仕事でしょうね。


ぴいさん:

当時の資料で金額も記されていましたが、今の価値換算では
不明でした。

すごいのはこの建物が一棟だけでなく、広大な敷地を
プライベート公園を取り囲むようにこのような建物が
並んでいる事です。
by いっぷく (2007-10-14 07:22) 

hikarian

ご訪問ありがとうございました。
イギリス貴族の邸宅、だからステキな内装なんですね。
伝統と風格を感じます。バロック音楽が聴こえてきそう♪
by hikarian (2007-10-14 17:44) 

外観から想像できないです~この内装。
なんてゴージャス それでいて全く嫌みがない
シーフォードというのは 住んでいた人の名前なんでしょうか
とても丁寧に保存されていますね
by (2007-10-14 23:57) 

Mimosa

外観はとてもシンプルなのに比べ、内部はとっても豪華ですね。
特に、大理石の階段が素敵です・・・!どこも上品な感じで、豪華ではあるものの落ち着いた感じがしますね。
昔、居住されていた貴族の方のセンスの良さなのでしょうか...!?
by Mimosa (2007-10-15 01:11) 

いっぷく

hikarianさん:

何度も修復と改修を重ねてきていますが、オリジナルの
よさはそのままに最良の状態で保存されていますね。
ホールでは音楽会も行われているでしょう。


mompeli さん:

住んでいた人の名前をとっています。
この建物は広いプライベートパークを囲むようにして
白亜の建物が取り囲んでいます。
大使館も13ヵ国ほど周辺の建物内にあるようで、
よく歩く場所ですが想像以上の内部空間でした。


Mimosaさん:

イギリス国内の城やマナーハウスを訪ね歩くのも好きで
す。人が生活していない城や建物は雰囲気で感じるものです。
現役で利用されていると隅々まで手が行き届いていて、
保存も最高の状態を保っていけると思います。
建築家が歴史的作品を作ろうという意気込みが感じられる建物ですね。
by いっぷく (2007-10-15 06:57) 

ステキ、ステキな空間ですね~ww
曲線、デザインにメロメロになってしまいます^^**
by (2007-10-15 16:24) 

noriko

うーん、やはりイギリスの建築は端正で、抑制された美を感じます。
(ため息♡)
by noriko (2007-10-15 21:43) 

dogwood

白く清潔でシンプルな外観と中の豪華な装飾とのギャップがいいですね。外観は外観で楽しみ、中に入ったら入ったでまた別の楽しみ方ができる。面白い~。
ドーム型の明かり取りの天井がステキですね!ヨーロッパの建物って古いものも新しいものも、光を取り入れる設計が色んなところにされてて好きです。
by dogwood (2007-10-16 02:38) 

個人的には、ここに住みたいとは思いませんが、
美しいですね~。
さまざまな装飾も素晴らしいのでしょうね。
レクチャールームの天井、とある写真が好きです。
シンプルで、美しい。
私、やっぱり、そういうものが好きなのかも。
by (2007-10-17 10:35) 

sweet_grass2006

空爆で焼失したところがあるのは、残念ですね。でも15世紀の様式を今でも見ることができるのは素晴らしいことだと思います。
大理石の階段や柱、鉄製の装飾など豪華でいて、清楚ですね。
また、素敵な建物を紹介してください。
もう、ロンドンは、寒いですか?
by sweet_grass2006 (2007-10-17 16:41) 

SACHI

こんばんは(^^
どこを観ても素晴らしいですね。
階段の鉄製の飾りを観たらいっぷくさんの金属作品を
思い出しました。
ほんと、豪華ですね~・・・・
by SACHI (2007-10-17 18:16) 

いっぷく

ymarc さん:

現代建築はガラス、直線、コンクリートというのが多く見うけられますが
この頃のデザインに惹かれます。


てんとうむしさん:

特にこの外観からは豪華さを感じさせない抑制された美がありますね。
同感です。


dogwoodさん:

ロンドン空中散歩という本を見たのですが
上から気球で撮影したもので、四角い公園を取り囲むように
シンメトリーな美しさも見られました。
反対側には大使館ですが、外観は似ていて内部は違うようです。


maamさん:

このレクチャー・ルームに見られる建築様式は
郊外のハンプトンコートの城の内部に見られます。
白と木の色の対比も美しいですね。
温かみが一層感じられますね。


sweet_grass2さん:

建築当時はハイドパークに富裕層が馬車を乗りつけて
集まるというイベントがあり、最盛期には千台以上も集まったと
知りました。そんな時時代には馬車で邸宅に乗りつけて
馬車庫が裏にあり、消失前はもっと美しさがあったと思われます、
長い冬に突入です。


サチさん:

鉄製品の装飾はさすがにエクステリア、インテリアと多種多様なデザインが
作られてきた国だけにすばらしいものがあります。
金属に感心がある者にとっては街を歩いても学ぶところが多いです。
建築当時
by いっぷく (2007-10-17 20:31) 

りゅう

豪華な装飾ですね!
自然光の取り込み方が素晴らしいですね、開放感があります。
白を基調とした清潔感溢れる室内も素敵です♪
何故かロイヤルミルクティーが飲みたくなりました♪(^_^)
by りゅう (2007-10-17 23:46) 

krause

ご訪問、niceをありがとうございます。こちらからはいつもnice押印ばかりですいません。
by krause (2007-10-19 05:02) 

TOMO

まさにゴージャス!
住みたいです(笑
そんで「お嬢様、朝でございます」とか
言われたい。
by TOMO (2007-10-20 15:12) 

ツカ

いや~、飾りも模様もとても綺麗ですね~♪
白の壁面がとても美しく高級感溢れるように
際だたせてくれてますね!
by ツカ (2007-10-21 17:29) 

いっぷく

りゅうさん:

自然光の入る館はあこがれますね。ガラスでなくてもいい、
プラスチックでもいいから天窓ってなかなかいいものですね。
アボカドも育つしね。

Krause さん:

いえいえ、いつも楽しく読ませてもらってます。


TOMOさん:

執事の勉強をして執事として仕事をこなすというのも
なんか経験してみたいです。
でもご主人様のわがままは聞けないからダメかな。


ツカさん:

装飾過多というほどでもなく、
時代の特徴も出る様式美はいつまでも
色あせない普遍性がありますね、美しいです。
by いっぷく (2007-10-22 23:26) 

rino

吹き抜けの階段や手すり、柱すごく美しいですね。
イギリス貴族の・・・なんか夢がひろがります。
by rino (2007-10-28 11:11) 

いっぷく

rinoさん:

富の集中の時代は今も続いていますが、わざわざ海を越えて建築資材を運び贅を尽くすとすごいものができるという見本のような内装でした。
これでは千年単位で残る建築物になると思います。
by いっぷく (2007-11-04 10:35) 

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