SSブログ

テムズ川の水位 [ロンドンの公園とテムズ川]

テムズ川が雨で増水するという現象以外に、

潮の満ち干の影響でロンドンにまで水位に影響が出ます。

 ロンドンから河口まではおよそ50キロメートルほどありますが、
落差はそれほど大きくないので満潮時には逆流するような
現象がみられます。


苔の生えている様子をみるとまだ高くなることがあると
わかりますね。

 

 

テムズ川

ところが水位が下がると砂が現れます。
(ほぼ同位置からの撮影)

 

増水の水位

正確には観覧車より東のこの付近です。

 

北側の対岸をみるとこんな風景です。
(イギリスの政治経済の中枢機関が集中しています)

係留された船はレストランなどになっている船もあります。

狭いけれど砂地があります。
桟橋の高さに水位の激しさが見てとれます。

DSCN9938.jpg

さて、水が引き、砂が乾くと、こんな人たちも現れます。

砂を掘り起こし集めて彫刻です。

DSCN1611.jpg

DSCN1615.jpg

19世紀の昔にはこの潮の引いた頃になると階段を下りてきて、
この砂地の中を掘る人々(子供から老人まで)がいたのです。
彼らは「泥ひばり」と呼ばれていて、川の浅瀬などにも入っていき
金目の物を探し、それを売って生活していました。

彼らの拾うものは石炭、鉄くず、ロープ、骨、など。
(全部お金と交換できた)

※ はお金になるの?という疑問が出ていますので追記します。

18世紀にイギリスで開発されたボーン・チャイナ、ボーンはBone=骨 China=磁器。
骨灰磁器と呼ばれ、骨の灰に含まれるリン酸カルシウムを粘土に混ぜ焼き上げます。
ということで骨の需要はありました。


これらは現在のテムズ川で拾えるもの。

鉄くず、陶磁器の破片、ガラスなどが砂に埋もれています。

拾ってそれを仕分けして研究している人たちが集めていたのを
撮らせてもらいました。

この「泥ひばり」ともう一つ拾い屋さんグループがいて、
テムズに流れ込む人の通れるほどの大きな下水菅に入り、
棒を持ち、金目の物を探し回っていました。

ロンドンの地下にはこのように太い下水管が迷路のように張り巡らされていて、
その中を徘徊する彼らは「トッシャー」と呼ばれてました。
(特に銅でできたものを「トッシュ」と呼んでいたことからそれらを
集めていたことから由来する)


今では新下水管ができ壁はふさがれていますが、
満潮時には川の水が逆流して入り込むことがあって
ロンドンは水害にたびたび悩まされていました。

その水害から守る意味で世界最大級の川をせき止めてしまう
テムズ・バリヤー(可動式水門)が造られてから水害はさらに抑えられてます。

-----------------------------------------------------

 拾い集めたものの参考価格(100年以上前の話です)

石炭 → 近所の貧しい人々に売る 6kg=1ペニー
鉄、骨、ロープ、銅のくぎ。→ くず屋に売る 鉄2.3kg=1ペニー、
骨1.3キロ=1ペニー、くぎ454g=4ペンス
道具類、のこぎり、ハンマーなど→ 水夫にビスケットなどと交換

ロンドン路地裏の生活誌を参考にしました)

泥ひばりさん達が住んでいた付近には現在でもパブにその名を残しています。

パブ 泥ひばり 



________________________

ロンドン路地裏の生活誌―ヴィクトリア時代〈上〉

ロンドン路地裏の生活誌―ヴィクトリア時代〈上〉

  • 作者: ヘンリー メイヒュー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 単行本

ロンドン路地裏の生活誌―ヴィクトリア時代〈下〉

ロンドン路地裏の生活誌―ヴィクトリア時代〈下〉

  • 作者: ヘンリー メイヒュー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 単行本

 

彼の歌声には魅せられます。繰り返し聴けます。

  • Escapology

    Escapology

    • アーティスト: Robbie Williams
    • 出版社/メーカー: EMI
    • 発売日: 2003/04/08
    • メディア: CD

nice!(69)  コメント(50)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 69

コメント 50

ぽんこ

泥ヒバリさんたちパワフルですね。
こういう話、初めて聞きました。
by ぽんこ (2008-04-25 13:34) 

すぅ〜ちん

水位の落差は 驚きです!!
泥ひばり 、なってみたいかも?!(笑)φ(.. ;)
by すぅ〜ちん (2008-04-25 13:39) 

oko

水位の差も凄いけど、色々なものを拾って
売っている人がいるのにも驚きました。
日本では・・無いですよね。多分・・・
by oko (2008-04-25 16:06) 

きむたこ

きむたこもココでひろいもの、したいなぁ。(笑
水の引いた砂場で彫刻を楽しむなんて、
なんとも優雅な感じです。



by きむたこ (2008-04-25 16:20) 

bonheur

興味深いお話でした。
泥ひばりのお話、イギリスは階級社会だそうですが、それも関係しているのかなと思いました。
それにしても日本でも物価がどんどん上がっていて驚きます。近所のラーメン屋さん、800円の塩ラーメンを950円に上げてました!!
by bonheur (2008-04-25 16:22) 

ねこの手

私も拾いたいなぁ。
海に行くと色々拾ってきますが^^;

「泥ひばり」ってネーミングも可愛いですね。
by ねこの手 (2008-04-25 16:36) 

TOMO

たまにすごい
お宝がでてきそう!
トレジャーハンターな気分に?!
by TOMO (2008-04-25 16:39) 

まったりまゆたん

(○´∀`)ノ゙こんにちゎ★
初めて知りました~
下水管の宝探しは トッシャー なんですね~
砂地の彫刻にも感動です~
あれって 素人なんですか・・?
by まったりまゆたん (2008-04-25 16:40) 

そらお

ほ、骨もお金になったんですね^^;
たくましいです(笑)
by そらお (2008-04-25 19:30) 

YAP

Southwarkの辺りは泊まったことがあります。
けど、テムズ川の水位については気にしたことがなかったですね。
意外なものが落ちているんでしょうね。
by YAP (2008-04-25 20:08) 

rira

今も こうして生活している方がいるのですね・・・(^^ゞ
他の方も書かれていますが 興味深いお話です。



by rira (2008-04-25 20:12) 

macoron

砂の彫刻、とても上手ですね。
うさぎ、可愛いです♪
とても興味深くてじっくり読ませていただきました。
わたしも掘って何かみつけてみたいです。
by macoron (2008-04-25 20:54) 

てんとうむし

拾い集めたものの参考価格の相手先である「貧しい人々、水夫」にもっとも英国を感じました。

by てんとうむし (2008-04-25 21:52) 

m25

テムズ川がこんなだなんて全然知りませんでした。
(泥ひばりも初耳です。)

束の間の砂の作品、面白いですね。
by m25 (2008-04-25 22:14) 

dot-dot

勉強になりました。
日本では、ダンボールハウスの住人の人達が
お花見の時のアルミ缶を拾って(仲間とお花見しようと)
お金にしようと集めたものを誰かにとられて
がっかりしていたのをテレビで見ました。
砂の芸術ははかなげで、見ると一生懸命さが伝わるのでしょうね。
by dot-dot (2008-04-25 22:25) 

八犬伝

テムズ川に、こんな砂地があるとは知りませんでした。
それにしても、干満の差がこんなにあるとは
驚きです。
by 八犬伝 (2008-04-25 22:33) 

miffy

泥ひばりって面白いネーミングですね~
拾った骨を買い取ってくれるなんてビックリです。
買った骨は何に使ったのでしょう?
by miffy (2008-04-25 23:27) 

mompeli

mud larkってことなんでしょうか
こんなに水位の差があるなんて 川のアートはそのとき限り
だからこそいいのかもしれないですね~
なんかすごい拾いモノでてこないかな
by mompeli (2008-04-26 00:21) 

アヨアン・イゴカー

束の間の美術館ですね。好いですね、こういうはかなさ、楽しみ方。
by アヨアン・イゴカー (2008-04-26 00:47) 

Inatimy

街の中で、こんなに水位の差が見られるなんて、ビックリです。
アムステルダムの運河では、何が拾えるかしら・・・って、
考えてしまいました。 自転車・・・?

by Inatimy (2008-04-26 06:04) 

yukindo

いつも興味深く読ませていただいています。テムズ川の知られていない側面ですね。私が知らなかっただけかもしれませんが。
by yukindo (2008-04-26 07:57) 

Cyoroshi

私もM4からリッチモンドに入るブレントフォードって言うところに住んでいましたので、テムズ川沿いでした。懐かしいですね>あの満ち引きは半端じゃあないですからね?(笑)
by Cyoroshi (2008-04-26 15:01) 

めぐみ

砂の彫刻は一時の芸術ですね~
潮が満ちたら消えてしまうなんて、儚いです・・・
その一時のために、楽しくつくれたら良いですね^^

by めぐみ (2008-04-26 15:38) 

rino

えーー、こんなに落差があって
水が引くとこんなになってしまうんですね。
びっくりです。

by rino (2008-04-26 20:49) 

1275GT

日本でも資源ゴミを拾い集めて生活する人々が増えています。
元々ホームレスの人たちの生活の糧でしたが、
今や立派な事業として成り立っています。
鉄、アルミ、紙(古新聞)等々、違法な収集も目立ちます。
全てはお隣の大国がすごいスピードで成長しているからですが・・・

by 1275GT (2008-04-26 23:52) 

ツカ

干潮の隙にサンドアートとは!!(笑)
やることがいちいち粋ですね♪(≧▽≦)

それにしても、骨まで金になるとはスゴイ!(笑)

by ツカ (2008-04-27 01:17) 

Mimosa

砂の彫刻、素晴らしいアートですね。私も見てみたくなりました~!でも、次に潮が満ちて来るとおしまいなんですよね~(悲)。
泥ひばり・・・のこと、初めて知りました。
とっても興味深いお話、ありがとうございました!
by Mimosa (2008-04-27 01:37) 

ねこざかな

「泥ひばり」とは、ちょいと洒落た呼び方ですね。
アサリやシジミなど食べられそうなものはないみたいですね。。。
by ねこざかな (2008-04-27 05:56) 

自由人

ロンドンの公共下水というのは、確か世界でも一番早いくらいにものすごく昔からきちんと整備されているんですよね。日本の公共下水も随分参考にしたと聞いたことがあります。
それにしても、水位が目に見えて変わるんですね!!驚きです!!

いっぷくさんのお話は、いつも興味深い話題を掘り下げて、わかりやすくご説明いただけるので、ためになることばかりです。とても、勉強になります!!

by 自由人 (2008-04-27 06:37) 

TaekoLovesParis

映画「オリバーツイスト」の路地や「スウィニー・トッド」の暗い画面を思い出します。英国の昔が舞台の映画では、子供も、何かを拾い集めたりと、働いていますね。「路地裏の生活誌」なんていう本があるんですねー、、それを参考にきちんとした記事を書いてくださるいっぷくさんにも頭がさがります。

by TaekoLovesParis (2008-04-27 10:39) 

藤島親方

ロビー♪最初に出会った歌は「No Regrets」でした^^
バラードもすごく素敵♪いろんな声の引き出しのある方ですよね^^
昔(笑)アイドルだったなんて…お茶目な部分はそんなところから?笑
なんといってもミュージックビデオの演出が好きなんですよ~(≧▽≦)!
by 藤島親方 (2008-04-27 10:43) 

iruka

宝物がいっぱいでてきそうで
僕も拾いにいきたいです。^^
by iruka (2008-04-27 17:51) 

solty

リバーコーミングと呼ぶのでしょうか?
by solty (2008-04-27 23:52) 

dogwood

結構な水位の差があるんですね!ちょっと驚きました。
そして泥ひばりさんたち。初めて知りました。拾ったモノを売ってお金に換えるなんて、面白い。過去には大発見があったりしたのかな~?いつか大発見があるのかな~?って想像しちゃいます。ちょっとしたロマンを感じずにはいられません♪
by dogwood (2008-04-28 08:02) 

mistletoe

ちょっと勘違いしていたのでコメントし直しました!

こんにちは。
砂のうさぎ彫刻カワイイ~です。
私は海で拾い物するビーチ・コーミングが趣味です。
伊万里の欠片や色々拾えます。

泥ひばりは昔の人たちの事でしたか。
(ここ勘違いしていました。)
骨はボーンチャイナかな?と思っていたら
やはり正解でした♪

日本にも漂流物学会があります。
主に海でビーチコーミング。私も少ししています。

私が交流のある日本在住の英国人女性は
サメの歯の化石を拾ったんですよ~。凄いです。
(この方はB・Cの達人です)
ロンドンも良いモノ拾えそうだなぁ~!

by mistletoe (2008-04-28 15:34) 

tanaka-ma3

骨って...もしかして...何の骨?
by tanaka-ma3 (2008-04-28 19:44) 

すうちい

川がまだ生きてるんですね。あー、東京は…。高速道路を全部地下に埋めちゃえばいいのに。
by すうちい (2008-04-28 21:46) 

いっぷく

eyesmanさん:
Pocleberryさん: 
krauseさん:
みみちゃんさん:
hanaさん:
yannさん:
納豆(710)な奇人さん:
xml_xslさん:
boobeeさん:
pistacciさん:
hideyuki2007yさん:
かみねんどさん:
Jenさん:
きょうパパさん:
shinwaさん:
タン・ロンさん:
きい*さん:
タン・ロンさん:

みなさん nice! ありがとうございました。



ぽんこさん:

実際には寒いロンドンのこと、そんなときには体がぬれる労働ですから
かなしい現実でもあったのです。


すぅ~ちんさん:

イギリスには日本のように高い山はないに等しいのです。
だから川の急流はほとんどみられません。
海との海抜差があまりないためにおこるのです。


okoさん:

これは本文に書いたように19世紀です。
日本でも物資の乏しい時代、貧しい時代を経て今日があるわけで
日本にも戦後間もない頃には同じようにモノを拾って売る人々はいました。


きむたこさん:

テムズはね堆積物の中にお宝が出てくるかな。
泳ぐのにも不向きだし、優雅とはちょっと遠いのが現実です。


bonheur さん:

今でも階級社会を感じるところは日々ありますね、
これは19世紀、浮浪者も路上生活者も多くいた頃のことでした。

800円のラーメンが150円も上がるんですか、経済は悪いのにね。


ねこの手さん:

テムズはね、砂地に降りたくなるほど
きれいならいいのですが、汚れがね。

名前と裏腹に悲惨な生活だったということです。


まったりまゆたんさん:

砂地での彫刻、素人というか大道芸の一種になるんじゃないかな。
彫刻の練習にもなるのかな。


TOMOさん:

川の流れが急でもないので堆積するんでしょう。
古物も混じってます。


そらおさん:

磁器の材料になるので、お金になったんですね。

YAPさん:

この満潮時の増水は目に見えるほどの速さで
水位が上がるのがわかるんですよ。
でも気にする人はほとんどいませんね。


riraさん:

今ではもう見られませんね、下水はふさがれているし、
砂地もほとんど無いですから
本文に書いたように19世紀のお話です。

macoronさん:

きれいな砂地だといいんですが、実際に砂地に降りると
拾う気にならないほど汚れていることがわかります。


てんとうむしさん:

ロンドンでもランベスといわれるテムズのこのあたりは
19世紀には貧民が多く住んだところなんです。
今はその面影もなくなりましたが。


m25さん:

川の流れとかをみるとイギリスの大地は
勾配が少ないのがわかります。
流れが遅くて沈んだものがなかなか流されない。


dot-dotさん:

どんな理由にしても弱者はいつの世にも存在します。
そんな弱者にも手を貸す社会の空気が欲しいです。

他人事ではありません、人生にはたくさんのまさか!が
あるものですから。


八犬伝さん:

満ち潮のときにテムズ川に観光に来て、
テムズ川には砂地なんか無かったというのも正解だし。

引き潮の時に来て、テムズには砂地があったって言うのも
正解ですが、面積では小さな砂地です。


miffyさん:

買った骨は陶磁器メーカーが買い取ります。
泥ひばり、Mudlarkという言葉で呼ばれます。


mompeliさん:

ピンポン♪ですね、現在ではその名をパブに残しているようです。
まさに「Mudlark」という看板のパブがあります。

拾い物ね、落とす人、投げ込む人がいると思うので、
かなりいいものもあることでしょう。


アヨアン・イゴカーさん:

砂の彫刻、氷の彫刻、はかないけれど、いいですね。


inatimyさん:

水位の差が大きいので堤防も高く建設されていますね。
ロンドンは歴史的に水害に悩まされてきた都市なんです。
アムステルダムでは昔のキセルが落ちていそうです。


yukindoさん:

あまり知られていないことですね。
産業革命当時のロンドンには今では無くなってしまった当時ならではの
職業がたくさんありました。


Cyoroshiさん:

リッチモンドのほうにまで干潮、満潮の現象が見られるんですよね、
海から70キロくらい離れているのに。


めぐみさん:

道路に直接チョークで描く絵もやがて消えてしまいますね、
そんな大道芸を見せる人がロンドンには出没します。

rinoさん:

これはなかなか情報がないと気が付かないことだと思います。
砂地なんてテムズにないと感じる人のほうが多いのでは。


1275さん:

世界的に投資先が資源に偏ってされているので、投機が高値をつくり
その悪循環で高値になるんでしょうね、モノの量はそれほど変わらなくても
流れを読んだ投機マネーが混乱に拍車をかけていますね。


ツカさん:

骨なんですが、磁器メーカーが牛などの骨粉を粘土に混ぜて焼くんですね。


Mimosaさん:

ロンドンブリッジのすぐそばに、その名をとどめる
Mudlarkというパブが残ってます。
泥ひばりさんたちは昔、このあたりの路地に
住んでいました。


ねこざかなさん:

アサリやシジミはいませんが、なんと上海蟹がいるんですよ。
外来種ですね、誰かが逃がしたか。
漁を見たこと無いですがニュースで知りました。


自由人さん:

ロンドンの下水菅はとても大きなもので、地下鉄を作るときに大きな
障害になるほどでした。

その中にはネズミをはじめいろいろな小動物が
住んでいるようです。そのために地下鉄はかなり深い部分を走ったり、
地下はかなり過密な都市です。

ュージアム オブ ロンドンに昔のロンドンの資料がたくさん
残っていて、写真、図版、挿絵などを見れます。


Taekoさん:


ほんと、そんな暗い画面を思い出しますね。
チャップリンもこの付近のランベスという所の出身なんです。
彼の無声映画時代にも昔のロンドンの風景が出てきますね。

寒いロンドンで裸足で歩いたりする子供達の画も残されています。

イギリスでは昔の下層社会を描いた銅版画を数多く残した
ギュスターブ・ドレという画家、フランス人なんですがロンドンを
たくさん描きました、彼の画からロンドンの生活史が見られます。


藤島親方さん:

TAKE THATの頃から聴いているんですね。
バラードもいいですし、ジャズもいけるし幅が広いですね。
心に響きます。


irukaさん:

上の写真でもなんだか不明のものもあり、
解明するのも面白いですね。

soltyさん:

英語で言えば scavengeという言葉が適切だと思いますが、
Mudlarkのほうがそのものずばりです。

dogwoodさん:

水位の差は驚くほどですね。
犯罪人は警察官に追いかけられてテムズに宝石を投げ込んだなんて
話があるかもしれませんね。今でも古いものが出るわけですから
何か出るかもしれないですね。


mistletoeさん:

再度のコメントありがとうございます。
mistletoeさんの優雅なビーチ・コーミングと違い、
目的は今日、明日を生き抜く生活のためですからね。

当時の労働者のなかでも冷たい水に浸かったり、
死も隣り合わせの過酷なものでした。

骨だって人が犬に与え、もう食べるところが無いって
犬が残す骨をお金にしようと集めたようです。

化石が出やすい地層が出ている海岸があったっけ。
名前からしてデボン地方とか出そうな雰囲気です。

tnaka-ma3

骨は動物の骨で主に当時の人は牛を食べたのでそれが一番多いでしょうね。

すうちいさん:

世界の大都市には必ずあるのが大きな川ですね。
高速道路を地下にですか、確かに邪魔ですよね。
なんで都市の中に高速道路を作ったんだろう。
都市計画が下手ですね。
by いっぷく (2008-04-29 20:21) 

olive

うわ、出遅れて今更のコメントですみません。
色々拾い集めるのってなんだか楽しそう。私も加わりたいくらい。
テムズ川が意外にきれいらしいのには驚きました。

by olive (2008-04-29 23:32) 

かめむし

けっこうな砂地ですね。
干満の差が、そんなにあるなんて意外でした。
日本では川から土砂があまり流れなくなって、
砂浜が減ってるって聞きますね。
by かめむし (2008-04-30 05:43) 

りゅう

もの凄い水位の変動ですね~
ビーチでお昼寝してたら大変なことになりそう・・・
それにしてもいろいろなものが流れてきますね。
大発見もありそうです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2008-04-30 22:44) 

bunbun

細かい砂のようですので,素足で歩いたら気持ちいいだろなぁ
by bunbun (2008-05-01 00:10) 

amaguri

テムズ河はいつも平穏なんだと思ってましたから、この記事で目からウロコがポロポロ落ちました。そしてボーンチャイナの謎が解けました。いつもホネホネって何だ?と考えていましたので・・・・・いっぷくさんに会わなかったら一生スッキリしなかったでしょうね。リン酸カルシュームはそんな働きをしたのですね。でもその骨の人達って誰?ロンドン塔で処刑された貴族や罪人も?・・・・な~んて考えてるとゾクゾクします。
by amaguri (2008-05-01 12:24) 

いっぷく

olive さん:

テムズ川は出てくるものをみてもわかるように、
意外に古いものが今でも出てますね、
川の流れが遅いからかな。


かめむしさん:

写真では砂地が多くあるように写っていますが、
このあたりには砂地はそれほど無いです。
川から土砂が流れないのは流れがどこかでせき止めたりする
からでしょうかね。


りゅうさん:

水位がこれほどあるってやはり意外ですね。
海との海抜がそれほどないという証ですね。


bunbunさん:

星砂のあるところのようなきれいな
砂浜というわけにはいきませんし、
実際はあまりきれいと言い難いです。


amaguriさん:

テムズ川を実際に見ても、水位を気にする人なんて、
まず、いないです。そうです、平穏と思う人がほとんどです。

ボーンチャイナの白磁の色合いは骨成分の加減にあるかもしれない。
一般には骨は牛が主だと聞いています。
でももちろん、過去には恐ろしい話もあるんでしょうね。

by いっぷく (2008-05-02 23:18) 

サプライ

金目の物と聞いて、よく記事拝見しました(笑)
私も探したくなりました。
by サプライ (2008-05-03 08:15) 

いっぷく

サプライさん:

空を見て歩くと転んだりいいことないけれど、
下を向いて歩けば拾い物もあるかも知れず。
レアな金目のものにめぐり合いたいですね。
by いっぷく (2008-05-05 06:38) 

room7

ロンドンで生活してきた人たちの歴史とロンドンの町の構造が結びついて、目から何かが落ちました。
by room7 (2008-05-05 06:56) 

いっぷく

room7さん:

ロンドンはテムズ川を中心に深く結びついた発展をしていたことが
よくわかりますね。歴史があるだけに興味ある話がたくさんあります。
by いっぷく (2008-05-05 07:25) 

ミカチ

興味深く読ませて頂きました。
ボーンチャイナの謎が分かってすっきりです。
本当に骨を混ぜていたなんて驚きました!
by ミカチ (2008-05-05 22:15) 

いっぷく

ミカチさん:

骨の白い成分が磁器の色合いに必要だったのかな、
とても意外な組み合わせですね。
by いっぷく (2008-05-06 06:54) 

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。