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ゴッホ [アート関連]

 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)

Vincent van Gogh

オランダのズンデルトで生まれフランスのオーヴェールで没しました。

パリでの2年半の生活に区切りをつけて、ゴッホは
1888
2月南フランスの街アルルへと向かいます。

アルルの近くのサン・レミのもと療養院として使われていた
建物内にあったゴッホ像を写しました。

 

ゴッホが滞在したアルル(Arles)やサン・レミ(Saint-Rémy)に行くには
アヴィニョン(
Avignon)に泊まり、アルルには鉄道、
サン・レミにはバスを利用して日帰りしました。


アヴィニョンのローヌ川の河原にラベンダーが群生してました。

アビニョン駅から小さめの車両の2両編成でアルル駅に到着です。
駅を降りて歩きます。やがてアルルの町へと入っていきます。

さらに歩き続けると広場に出ます。

左写真で右手奥に鉄道の陸橋が見えるでしょうか。
ゴッホが描いた絵にも右手の奥に描かれています。(汽車が白煙を出してます)
現在は絵に描かれた黄色い家は戦争で破壊されてしまいましたが、
ゴッホが描いた付近の位置から写真を撮ってみました。

 
    gogh_maison

「黄色い家」(ゴッホの住んだ家) アルル、18889月 アムステルダム、ゴッホ美術館
10
月にはゴーギャンが数週間滞在しています。

下の絵、じつは3枚現存するんですね。諸説あるようですが、

オリジナルはゴッホ美術館蔵あとはゴッホがオリジナルを見て描いたと
か、それとも贋作なのか・・・(このあたりの話は小林 英樹著「ゴッホの遺言」がおもしろい)

ゴッホ美術館蔵


ゴッホ美術館蔵.jpg
 

オルセー美術館蔵                  シカゴ美術研究所蔵                             

ゴッホの寝室オルセー ゴッホの寝室シカゴ>

<img src= 

アルルは古代ローマ時代の遺跡が残る地です。 (世界遺産に指定されています)

(アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群)

古代ローマ時代、1世紀ころに建造されました。

その闘技場の中の様子をゴッホは描いています。

このようにゴッホが絵を描いた場所には複製画が置かれていてわかりやすいです。

闘技場の上階からアルルの町とローヌ川を望みます

ローヌ川Rhône



ローヌ川を描いた「星月夜」

1889年 ニューヨーク近代美術館蔵  
ローヌ川.jpg
日を改めて、
アビニョンからサンレミサンレミへと向かいます。
 
バスで向かう途中に素晴らしい景色が見えました。

ゴーギャンはゴッホと喧嘩をして去っていきます、それがあの「耳切り事件」ですね、
その後サンレミのサン・ポール・ド・モーゾール精神病院に入院します。



ゴッホが過ごした部屋が今でも残っています。

鉄格子の向こうにポピーが咲き乱れていました。



ゴッホは生活費を援助してくれた弟のテオと数多くの手紙をやり取りしていています。

ゴッホは妹に描いた手紙の中のゴッホの言葉に、

「今、すべてがぞっとするほど恐ろしくて悲惨な画家の世界に生きています・・・
亡くなったアーティストの作品に莫大な金を払い、生きているアーティスト達は
そうした今は亡き者たちの作品によって沈黙に追いやられているのです・・・」

(絵画や芸術作品は現在でも投機の対象になりやすいことも変わらない。
世評とは別に自分自身の基準で作品と向き合うことが大切だと思います)

 

描いた2000枚に及ぶ絵で売れたのはたった1枚でした
その1枚の絵は「赤いぶどう畑」ということがわかっています。

ゴッホが過ごした病院の中庭を描いています。そんな状況でもゴッホは絵を描き続けました。

 病院アルル

サンレミの青空マーケットで買った
ハート形をした大きなサクランボがおいしかったです。

チェリー 512-.JPG


ゴッホ.jpg ゴッホが好きなので模写をまじえて自分の絵に加えました。
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私が興味深く読み、引き込まれました。著作小林 英樹氏のこの2冊の本はお勧めです。

ゴッホの遺言―贋作に隠された自殺の真相

ゴッホの遺言―贋作に隠された自殺の真相

  • 作者: 小林 英樹
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本

ゴッホの証明―自画像に描かれた別の顔の男

ゴッホの証明―自画像に描かれた別の顔の男

  • 作者: 小林 英樹
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本

ファン・ゴッホの手紙

ファン・ゴッホの手紙

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本


 

 

 


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コメント 50

TOMO

描いた場所にその絵が
あるっていいですね。
日本の観光地もやればいいのに。
by TOMO (2008-12-04 13:05) 

すぅ〜ちん

ラベンダーにポピー♪ステキな処で過ごされたのですね(^.^)b
諸説あると詳しく知りたくなりますね☆
芸術家って魅力満載です(@゚▽゚@)
by すぅ〜ちん (2008-12-04 15:46) 

僕もくま私もくま

ゴッホは妹に描いた手紙の中のゴッホの言葉が
心に重く響きますね。
芸術の評価は難しい。
by 僕もくま私もくま (2008-12-04 19:18) 

ぽんこ

ゴッホもゴーギャンも大好きです。
by ぽんこ (2008-12-04 19:52) 

miffy

私も同じようにゴッホの足跡をたどりました。
絵の中の景色を目の前で見ることができて感激しました。
by miffy (2008-12-04 21:39) 

doudesyo

今晩は。
ゴッホが大好きなんですね。私も好きなほうです。趣味といいますが、上手ですね。それにしても、西洋は、それぞれの著名な方がなしとけた実際の場所などを保存している確率が高いんですね。精神病院が未だにあるとは思っていませんでした。
by doudesyo (2008-12-04 21:42) 

みみちゃん

こんにちは。
北欧の雰囲気が漂ってきますね。
by みみちゃん (2008-12-04 22:06) 

てんとうむし

>絵画や芸術作品は現在でも投機の対象になりやすいことも変わらない。
世評とは別に自分自身の基準で作品と向き合うことが大切だと思います
↑いっぷくさんに共感いたします。
「値が上がりそうなものはどれか」という投機の対象と捉える立ち位置と、心の琴線にふれる作品を求める気持ちが必ずしも重なり合うとは限りませんし。。。。。
双方の視点に加え、同時代の知名度が低い作家に投資や支援をする資金と技量を備えた人物は、いつ世にも、ほんの一握りなのかもしれませんね。
by てんとうむし (2008-12-04 22:09) 

そらお

絵画のことはよくわかりませんが
100年以上も前にこの景色を眺めていたヒトが確実にいる、
という事実がすごいです。
ハートの形のさくらんぼ、私も食べてみたいです♪
by そらお (2008-12-04 22:26) 

iruka

本物の絵を見たことがあります。知的で
繊細
情熱が伝わってきました
感性が豊かすぎて 心 傷つて
しまったのでしょう。
現代の日本も デリケートな人が
多く だから 病んでしますのかなって
思います。
by iruka (2008-12-04 22:33) 

うに

ゴッホの絵は、人生そのものがにじみ出ているような気がします。とても好きです。
夜のカフェテラスを見たときは、本当に感動しました。輝いていました。
by うに (2008-12-04 23:45) 

アヨアン・イゴカー

>日を改めて、アビニョンからサンレミサンレミへと向かいます。
バスで向かう途中に素晴らしい景色が見えました。
この写真、ブリューゲルの『バベルの塔』を思い出しました。いい風景ですね。いくつもの物語が語られそうな、素晴らしい景色だと思います。
私も、ゴッホは大好きです。『ゴッホの手紙』(岩波文庫)を持っていますが、私の憧れる画家です。この画家の絵は、上手いとか、好きだとか、デフォルメされているとか、精神が乱れているとか、そのような解釈を超越して存在しています。

ところで、ゴッホ美術館、オルセー美術館、シカゴ美術館にあると言う作品ですが、私はこの写真でみる限り、オルセーのものが本物だと思います。シカゴのものは床の描写が、セザンヌのようで、ゴッホから少し外れているように見えるのですが。そして、ゴッホ美術館にあるものは、色調が暗すぎる感じがするのです。しかしながら、三つとも好きです、勿論。贋作だろうが模写だろうが、好いものは好いのですから。

最後の精神病院の中庭の絵ですが、私の印象は、「息が詰まる、窒息しそうだ」と言う感覚です。外の流れる風を体に受けたい、綺麗な空気を吸い込みたい、と言うゴッホの呻くような言葉です。
by アヨアン・イゴカー (2008-12-05 00:08) 

TaekoLovesParis

コンスタブルに続き、今度は、ゴッホの絵が描かれたアルルですね。
ゴッホの気持ちになりながら、足跡を辿る、すてきな旅ですね。
私もアルルに行って、この競技場も見たけれど、この絵が描かれた場所とは気づきませんでした。「跳ね橋」を見に行くかどうかで、同行の友達と意見が割れ、あきらめたのですが、ここを見ながら、いつか、また行ってみたいなと思いました。
「星月夜」、好きな絵ですが、このローヌ川だったんですか!

by TaekoLovesParis (2008-12-05 00:17) 

かみねんど

ヨーロッパって、どこに行っても絵になるところと想像しますがどうでしょうか。
by かみねんど (2008-12-05 00:17) 

ルビー

私が以前、アルルの闘牛場やサンレミをたずねた時は後、「跳ね橋」や「夜のカフェテラス」といかにもミーハーゴッホの旅っぽかったのですが、
病室の中から外をのぞいたり、いっぷくさんの旅はやはり深いなあと感心しました。
ただ、その時も病院の中庭おお花がやけにきれいなのがちょっとせつない気がしたことを思いだしました。ゴッホの生涯と南仏の明るさってなんかせつない。

by ルビー (2008-12-05 01:30) 

hideyuki2007y

フランスシリーズが始まっていたのですね。ゴッホはオランダ生まれでフランス、ピカソもスペイン生まれでフランスで活躍と、パリを中心とするフランスで活躍した画家が多いですね。
by hideyuki2007y (2008-12-05 01:59) 

斗夢

多くの画家が生前恵まれないのはなぜだろうと思います。
有名な故人の展覧会には大勢集まるのに。
by 斗夢 (2008-12-05 05:57) 

YAP

歴史に残る風景画が、その場所で見ることができるというのはすばらしいアイディアですね。

by YAP (2008-12-05 08:11) 

サチ

時間が経ってもその場所が変わっても、
その同じ場所に立てる・・・って事が羨ましく思いました^^
病院の窓の写真、ちょっと悲しくなりました。
どんな気持ちでここから外の景色を眺めていたのかしら・・。
この鉄格子が苦しいですね・・・。

いっぷくさんの絵、久々に拝見させていただきましたね^^
なんでこんなに小さくアップされたのですか??
もっと大きく観たかったですよ~・・上手なのに・・
by サチ (2008-12-05 14:13) 

olive

初めのゴッホ像に耳が付いてるか、目を凝らして見てしまいました。
今は不景気ですが、一時日本の企業もゴッホの絵を高い値段をだして
買っていましたね。
沈黙に追いやる方になったゴッホは、それを知ったらどう思うでしょうね。

by olive (2008-12-05 18:05) 

junko

> 世評とは別に自分自身の基準で作品と向き合うことが
> 大切だと思います

なかなか難しいですよね。自分の目と心を信じるのって。
芸術に限らず、周りに左右されず、自分自身を信じる・・・って。
by junko (2008-12-05 23:19) 

ねこざかな

南仏にもコロセウムあったんですね・・・知りませんでした。

「星月夜」は幻想的で好きな絵なので、描いた場所の様子を拝見できて嬉しいです♪多謝。
by ねこざかな (2008-12-06 03:54) 

oko

ホントだ・・・3枚の絵・・・同じようで違いますね。
星月夜・・・綺麗ですね♪


by oko (2008-12-06 10:15) 

shim47

他人の自己表現に値段を付ける画商の存在というのは興味深いです。清濁取り混ぜた人間社会の凝縮とでもいいましょうか。
by shim47 (2008-12-06 10:37) 

とり

こうしたものに疎いもので・・・勉強させていただいております。
m(_ _)m
by とり (2008-12-06 11:14) 

漢

ゴッホを堪能!有り難う!
by 漢 (2008-12-06 11:18) 

tanaka-ma3

アムステルダムのゴッホ美術館を思い出しました。
by tanaka-ma3 (2008-12-06 14:26) 

1275GT

3枚の絵、有名な画家になると模写や贋作もランク付けされるそうですが、
こういう“謎解き”はとても興味があります。
ゴッホが描いたままの景色が存在するなんて・・・
信じられないくらいにすばらしいことですね。

ハート形のサクランボ、とても可愛いですね(笑)

by 1275GT (2008-12-06 22:44) 

いっぷく

xml_xslさん: Krauseさん: shinさん: Cyoroshiさん: 納豆(710)な奇人さん:
匁さん:pistacciさん: yannさん: yukitanさん:  ホタルの館さん: a2kiさん:
 タン・ロンさん:八犬伝さん:くらいふさん:takemoviesさん:


みなさん、nice!をありがとうございました。


TOMOさん:

描いた場所にその絵があるのは親切でうれしいサービスですね、
いいアイデアだと思います。

すぅ〜ちん さん:

諸説はゴッホ自身が後日試行錯誤でオリジナルを見て描いた
レプリカということが定説のようですが贋作との説もあるわけです。

生前に売れなかった絵がこれほど残るということも驚きです。


僕もくま私もくまさん:

ゴッホは牧師を父に持ち説教師にもなったのですがうまくいきませんでした。
彼は敬虔な宗教心を持って絵を描いたことでしょう。
金儲けは目的ではありませんでしたが、せめて生活できる程度でも絵が売れれば
よかったのにと思います。

ぽんこさん:

ゴーギャンとはモンマルトルで出会っているんですね、当時のモンマルトルでの画家どうしの
交流はとても興味あるところです。まさに類は友を呼ぶですか。

miffyさん:

アルルにはこんなに大規模な古代ローマ遺跡が残っているのはびっくりでした。
古くに栄えた町なんですね、ゴッホの足跡を訪ねられたmiffiさんも同じ思いをされたんですね。

doudesyoさん:

ゴッホもだんだん好きになっていった画家です。だいぶ昔にゴッホ展をロンドンで見たのですが
その時はまだそれほどでなかったのですが、その時に展示されていたゴッホと弟のテオとの
書簡の実物を見て絵と同時にに書簡やスケッチにも興味がわきました。
精神病院は現在は異なる使い方をしているようでした。でもちゃんとゴッホの足跡をたどれるような
配慮がなされていて感激しました。

みみちゃん:

どちらかというと南フランスですから南欧にあたるのでしょうか。
とても魅力的なプロヴァンス地方です。

てんとうむしさん:

共感ありがとうございます。すぐれた作品を残しながらも時代の流行にあわないからと
消えてしまう芸術家が大半です。現在もその傾向は続いていますね、
現在でも膨大な作品が生み出され続けていますが、その中から感動できる作品に
出会える楽しみはスリリングであるし生きる喜びにもつながります。


そらおさん:

この景色のなかで当時の姿で歩いている人を見れたらまさに
タイムスリップできますね。
ハート形でアメリカンチェリーより大粒でおいしいです。


irukaさん:

牧師の家庭に育ったゴッホは説教師になりましたがあまりにも熱心で献身的でかえって
それが悪く見られるようになりました。
その使命感、内面の葛藤と苦しみなどが絵の中にも出ていると思います、
繊細な人だったんですね。



うにさん:

青、紫、緑色で描かれた夜のカフェテラスの描写、夜に画材を持ち歩き
イーゼルを立ててその場で描いたことでしょう。
1889年に描かれましたが今もカフェがそのまま残る名所になっています。

アヨアン・イゴカーさん:

バスでサンレミに向かったわけですが、このバスは地元観光業者がアルルをはじめ
数か所を訪れるというものでした。古い修道院や、赤い地層を持つために、
絵の具の顔料をその土から作って栄えた小さな町、それにゴッホの足跡でした。
途中、ここは景色がいいことで知れているのか、バスを止めて下車。
連想しますねバベルの塔。

いずれの3作品も小さい画像からでは伝わらない部分があるので、いつかの機会に
とても好きな絵ですのでじっくり見れればいいなと思います、

やはり病院にいるという状況の中でも絵を描き続け、時には許可を得て
野外に出て制作で来たことは精神も高揚できたでしょう。


Taekoさん:

Taekoさんもアルルに行かれたんですね、星月夜に描かれた川はローヌ川で
フランスを流れる4大河川だそうで、500キロを超える長さで地中海に流れ込むそうです。
川幅も広いですね、何年か前に大雨でアヴィニョンの一部が洪水で演劇祭も中止になり
大変な騒ぎになりました。
そういえば有名な橋も17世紀の洪水で壊れたんですね。
おいしいものもたくさんあるところなのでいい旅ができるところですね。

かみねんどさん:

歴史の積み重ねが今でも壊れずに見れるところが多いのも魅力ですね。


ルビーさん:

ゴッホが歩き回ったであろう彼の住んだ家の付近の
道を歩いたり。当時のゴッホの目にはどのように映ったのかなんて想像しながら。
ガイド本を持たない旅なのでなかなか効率よくはまわれませんが。

hideyuki2007yさん:

ゴッホはロンドンにも住んでいたことがあるんですよ、
リッチモンドとロンドンのテムズ川のそばにも。
その時は画商としてでしたが。
パリは当時の画家の聖地のように目指すところだったんでしょうね。

斗夢さん:

芸術家の没後に残された作品についての研究論文や権威筋の評価があって
注目されて見直されるということがよくありますね。
多くは生存中は異端としての存在として見られたりするのでなかなか
収入に結びつかないのが実情ですね。

YAPさん:

毎日これらのレプリカポスターを運んでその場に置いて行く人が
いるんでしょうね、そんな人々の協力で町全体がゴッホの足跡を
訪ね歩く観光にも配慮されてるんですね。


サチさん:

ゴッホは病院でも庭に咲いている花など絵を描き続けますが、
「病人はみんな、僕が描いている絵を見にやってくるが、アルルの普通の
市民より本当にずっと静かで邪魔しないんだよ・・・」と弟のテオに手紙に書いています。
アルルの町では奇人、変人と思われて嫌われていたんですね、重苦しい病院ですが
守られる中で制作に打ち込めるそんな一面もあったようです。

画家を追っていくシリーズを書いて、自分もまたそのことで
自分を刺激しているんです。
小さな理由は大きな写真が手元になかったんです。
絵の中の小さな部分でしたので((;^_^A )。。。

junkoさん:

自分は○○が好きなのに多くの人は○○は嫌いという。
その逆もある。
見聞きしたものがメディアでは○○って言っていた、
でも自分はそこで見たり感じたものは
○○だと思うけれどと、うのみにしない。
それが正直な自分でもあると思うのです。


ねこざかなさん:

古代ローマ帝国は相当な広がりをもって、、
ここでもローマにある闘技場と同じ事が行われていたんですね。
ここではゴッホのいたころにはとばく場として使われてたようです。
南仏は空もすきとおっているので星もよく見えたことでしょう、
絵の色も魅力的ですね。

okoさん:

3枚の絵で、たとえば左手前に見える椅子を見ても、
それぞれ違っています。
なぜ違うのか、色々な解釈があると思います。
星月夜、ひかれますね。

shim47さん:

皮肉なことにゴッホは画商として働いていた時期があります。
経済的に無力だったゴッホ、現在の評価とこれほどの差があるとは。


とりさん:

とんでもありません、お付き合いありがとうございます。

漢さん:

ご訪問ありがとうございます。

tanaka-ma3さん:

ゴッホ美術館に行かれたのですね。

1275GTさん:

贋作にはたいていオリジナルと違う部分で贋作者がミスを犯したりします。ゴッホしか知りえない何かが隠されています。
そのあたりの推理が面白いですね。
コンスタブル記事を描くにあたり調べて気がついたのですが、
描かれた現場を見たことのない専門家の記事はあてにならないということでした。
現場に行かなければわからないことがあるんだと強く思いました。

また食べたいですあのサクランボ。

by いっぷく (2008-12-06 23:53) 

さーこ

アヴィニヨン・アルル・・・ツアーで行きました!!
新婚旅行だったんです。 ゴッホの病院の中庭も
見ました。 懐かしい♪ ラベンダーが咲いていると
またイメージが違いますね。 またじっくりと見てみたい。
by さーこ (2008-12-08 14:16) 

room7

随分と昔、アヴィニョンへ行きました。とても印象的な街でした。もう一歩足を伸ばせばアルルだったのですね...。南の光...と古代と中世...現代(ゴッホの頃は近代か)が掻き混ぜられて、何か醸し出されているようですね。ゴッホにとっても、そんなところが魅力だったのでしょうか?
by room7 (2008-12-09 06:26) 

いっぷく

さーこさん:

思い出のアヴィニョン・アルルでしたか!
いつかまた訪れてもいい地方ですね、
このあたりはラヴェンダーも畑で育てている以外に雑草のようにたくましくいろいろなところで生えているのを見かけました。
あたたかい季節がいいでしょうね。


room7さん:

room7さんも行かれているんですねアヴィニョン。
ゴッホにとってはやはり南の光に魅力は感じていたでしょう。
北から南への引っ越しは気持ちも新たになって創作に意欲が増したことでしょう、その影響は絵にもはっきり表れていきますね。



八犬伝さん:

くらいふさん:

may_rさん:

whitesoxさん:

きむたこさん:

みなさん、nice!をありがとうございました。










by いっぷく (2008-12-09 07:07) 

ミカチ

ゴッホの生き方は本当に感動させられます。
一歩間違えばかなりアブナイヒトですが^^;
サンレミの精神病院は私が行った時ちょうど入れなかったので、
内部の写真が見られて嬉しいです。
by ミカチ (2008-12-09 18:52) 

まったりまゆたん

+。:.゜こんばんゎヽ(´∀`)ノ .:。+
芸術の秋に相応しく今度はゴッホを取り入れ
素晴らしいですね~
ラベンダーが咲いてて、寒い地方だったんですね・・・
でも色々な美術館で絵画を嗜まれて
すごいですよね!来るたびに尊敬してしまいます。。
今回もゴッホについて親切・丁寧な解説付きで勉強できて
ありがとうです!

by まったりまゆたん (2008-12-10 17:18) 

m25

アート好き、旅行好きなので最近コラボ記事が続いて嬉しいです。

ゴッホは特にファンというわけではないのですが、
青と黄の色遣いや、渦巻きの様な力強い筆遣い等には
文句なしに惹き付けられます。
荒々しく、力強く、明るい様でどこか寂しげだったりもして。

生前に報われなかったエピソードは有名ですが、
その不遇な人生を思うと色々考えさせられます。
彼自身のことも、自分のことも。
by m25 (2008-12-11 21:46) 

匁

アルルの女はこんなところで描かれたんですね。
by (2008-12-12 08:23) 

Mimosa

アルルの街やローヌ川、懐かしいです~♪
私もラベンダーの季節(初夏)、そしてちょうど"音楽の日"に行きました。暑い時期でしたが、お祭りでとても賑わってましたよ・・・。
ゴッホの絵、いいですね~。私も好きです☆
by Mimosa (2008-12-14 01:35) 

Nicoli♪

なんだか感慨深いです。
by Nicoli♪ (2008-12-14 15:29) 

りゅう

黄色い家を05年のゴッホ展(竹橋)で鑑賞しました♪
(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展とハシゴしました!)
黄色い家の室内の絵はオルセーのものが昨年上野に来ていました。
ということで、
今度はローヌ川を描いた「星月夜」を生で見たいです!!(^_^)/

そうそう、来年のルーヴル展(上野)にラ・トゥールの《大工の聖ヨセフ》がやってくるようです。回顧展ですら来日が叶わなかった、アノ作品が!!とっても楽しみです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2008-12-14 22:01) 

Bonheur

お写真拝見して、やはり欧州は素敵だなあと思います。
精神病院のゴッホの過ごした部屋、ゴッホの気持ちを何か感じられましたか?ゴッホの強い念が残っていそうに思います。

by Bonheur (2008-12-15 19:51) 

いっぷく

ミカチさん:

写真には撮りませんでしたが、この病院ではバスタブに入って精神を安定させるという
療法が紹介されていました。
許可を取れば自由に写生をしに出かけられたらしく、それはゴッホにとって一番の療法だったでしょう。
彼から絵を取り上げたらそれこそ悪化してしまいますからね。
絵を描くことは彼の信仰だったんですね。

まったりまゆたんさん:

ゴッホを鑑賞するにあたってのお勧めは彼に関して書かれた
書籍を読むと一番の近道かもしれません。
ある意味でゴッホは技巧での評価より生きざまを知ることにより
見る側の目が変わると思います。
資料が多く残る稀有な画家と言えるでしょうね。

m25さん:

ゴッホの生きた時代はまだ画家が農民を描くといえばミレーの描いた
晩鐘に見れるように信仰する姿をそのまま描くのが伝統でしたが
ゴッホの視点は「じゃがいもを食べる人びと」のように描いたところが
私には魅力的です。
早くにパトロンを得た画家は生活も楽でしよう、ゴッホも肖像画をいくつか
残していたのですが生前に売れなかったということは請け負って描いたのではないようですね、
生活苦の中で絵を描き残し、その絵が現在の評価になっているのはなんとも考えさせられますね。

匁 さん:

アルルに行くとゴッホがより身近に感じられますね。


Mimosaさん:

いい日に行かれましたね、アビニョンの演劇祭も有名ですね。
なんといってもラベンダーの季節はいいですね、
紫色のラベンダー畑を修道院なんかでも栽培しているんですね。
そんなところもまわりましたよ。
ポプリのすがすがしい香りがいいです。

Nicoli♪ さん:

Nicoli♪ も行かれたんですね。

りゅうさん:

黄色い家はオルセーとオランダのゴッホ美術館で見たのですが、
記憶があいまいで今回の記事を書くにあたり3枚の存在を知った
次第です。
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展を観られたりゅうさんにはうらやましい限りですが、
「大工の聖ヨセフ」が日本で見られるのですか!!!
ルーブルに寄ったら私は必ず観なくては出られないほどこの絵のとりこです。
ラ・トゥールはまだ見ていない作品が多くて今後が楽しみです。


Bonheur さん:

ゴッホの関係の書籍や作品のある美術館巡りをしてきているので感慨深いものがありました。
プロヴァンスの美しい風景の中にある病院のとても狭い部屋に寝起きしていましたが、その環境の中にいても絵を描き続けられたのでその作業の時間には信仰心を満たされて幸福な時間も得られたと思います。

by いっぷく (2008-12-16 07:22) 

ribbon

ゴッホの 生き様は胸に迫りますね…
悲しくなったり せつなくなったりしますが

ハート型の大きなサクランボの画像も素敵
ゴッホの絵とお似合いですね

可愛いハート形のサクランボ
食べると幸せになれそうな 気がします!



by ribbon (2008-12-17 22:42) 

ぴい

お久しぶりです。
100年以上も前に描かれた風景などがそのまま比べることが
出来るなんてすばらしいですね!!
部屋の絵が3枚もあるなんて初めて知りました。
いろいろとミステリー、、、ですね。
ゴッホの本読んでみたくなりました。
by ぴい (2008-12-18 12:56) 

チヨロギ

ゴッホ、ゴーギャン、スーラなどをモデルに、
脚本家・三谷幸喜が書き下ろした舞台を去年観て、
彼らを以前よりも身近に感じるようになりました。
芸術家の才能とは、時に残酷なものですね。

ご紹介の「3枚の絵」・・・真相がとても気になります。
by チヨロギ (2008-12-21 23:03) 

いっぷく

ribbonさん:

ゴッホの生き様はほんとうにせつないです。
自分の絵が後世に評価されたのもかかわらず、
結果的にうまく世渡りをできなかった同じような境遇の人が
現在の社会にもたくさんいると思います。

ぴいさん:

オルセーとゴッホ美術館で見ていながらそれには
気がつかなかったです。
専門家によると2枚がゴッホの目線の位置、遠近法の不具合
いろいろあるようです。


チヨロギさん:

3枚の絵の真相は私も気になりますが、
どれもゴッホによって描かれたのかなと思います。
ただ最初に描いた絵がこの室内で描き、のころ2枚は
その絵を見て後日、ゴッホが描いたという説に傾いています。
by いっぷく (2008-12-23 09:59) 

きょうパパ

ゴッホの絵って、子供の頃はなぜか有名なのに好きになれなかったのですが、いつの頃からか、とても惹かれるようになりました。
不安定なのに、ものすごいエネルギーを感じるような気がします。
いっぷくさんのように、造詣の深くなると、もっともっと絵を楽しめそうで、羨ましいです。
by きょうパパ (2008-12-23 21:44) 

mompeli

複製画がおいてあって見比べることが出来るっていいですね。
ゴッホって絵もそうですけど 生き様がやっぱりオモシロイ。
生き様がオモシロイからこういう絵が描けるのか。
いい旅ですね~
by mompeli (2008-12-24 19:21) 

ピョンピョン

ここへ行きましたよ~
なつかしい~

by ピョンピョン (2008-12-27 19:20) 

rira

いっぷくさんの記事は コメント欄にも情報がいっぱい♪
ついつい全部読んでしまう自分がいます。

個人的には 作品はすきな画ではないのですが
ゴッホとテオの人生にドラマがあるように感じます。
by rira (2008-12-28 22:40) 

いっぷく

きょうパパさん:

絵画との出会いを思い起こせば、上手にリアルに描ける絵がいい絵だと
子ども時代に教育されていた気がします。
でも人それぞれが違う価値観があり、見方も違うということですね。
描かれた絵の背景や画家の人生を知ったりして鑑賞の仕方が変わることもありますね。

mompeli さん:

ゴッホは生前絵が1枚しか売れなかったというのにもかかわらず、
多くの絵が保存されているし、詳細な年表が書けるほど不明な部分はないし、
ゴッホの考えや生き様がしっかり残された書簡によって知ることができます。
それゆえゴッホの絵に付加価値が付いているとも思えます。


ピョン ピョンさん:

行ったんですね。


riraさん:

ありがとうございます。
ゴッホとは人生観も生き方も共通点はない私ですが、
共感できる部分が大いにあってそういう点でも好きです。
伝統的な名画としての芸術観を覆していると思います。
 
by いっぷく (2008-12-30 19:34) 

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