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モニュメント [ロンドン 観光スポット]

 1666年9月2日ロンドンのプディング通りで大火災が発生し、
またたく間に火は燃え広がり9月5日にやっと火は消された。

当時のロンドンの85%が焼失という例を見ない大災害となった。
近くにはギルドホール、セントポール大聖堂が被害を受けたものの
石造りのために部分焼失にとどまった。

そのプディング通りのパン屋の火元から61メートル離れたところに記念塔が
建てられその高さは61メートルと火元からの距離と同じになっている。

 ロンドン大火記念塔、モニュメント(Monument)

Monument1866-.JPG

1671年~1677年にかけて建設され、 後世に大火と大火後の復興を
記念して建てられた。

中世のロンドンは家屋のほとんどが木造でこの大火を機に
1667年以降は法律によりレンガ造りと石造りだけが建設されるようになった。
それと同時に狭い幅の道は造られなくなった。

Monument1864-.JPG

私が1991年にロンドンを訪れた時はすでに汚れもひどく、
石が黄色っぽく、それにすすけていてきれいとは言い難いものでしたが、
現在は修復も終え再び当時の輝きを取り戻している。
 

 

 

Monument1862-.JPG

昔は展望台から身を投げる人が出て最上階は鉄製の格子で囲われていた。

最上階まで階段で登り311段。
登っている人がいるか?と離れたところから展望台を見たら人の姿が見えた。

金色の箔を新たに貼られ炎をイメージしているという。
この展望台からの眺めはウエブカメラでライブ中継されている。

2009y08m03d_145659342.jpg

Monument1867-.JPG

この大火記念塔はテムズ川のすぐそばにあり近くの橋からは
タワーブリッジを見ることができる。

Monument1868-.JPG

高いところからロンドンの市街を望むには一番人気はロンドン・アイですが、
一味違った歴史的なこの大火記念塔に登ってみるのもいいでしょう。

私の記事でセントポール大聖堂はこちらから

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おもちゃ箱からブリキ製の消防車

ドイツ、Kellerman社製 1930~1940年
DSC0002.jpg

日本製 1960年代後半
Fire e1869-.JPG

 

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コメント 32

can

ロンドンにレンガ造りと石造りが多いのにはそういう経緯があったのですか。
勉強になりました。

by can (2009-08-03 01:42) 

ねこざかな

85%が焼失ってのは凄まじい・・・V1爆撃や中世のバイキングの襲撃どころではありませんね。登るのは大変そうですが、体力をつけて訪英の際には挑戦したいものです。独逸のはしご車ほしい・・・。
by ねこざかな (2009-08-03 02:11) 

Inatimy

日本で住んでた建物は古かったけれどスプリンクラーもついてたし、
消火器も各フロアにあったし、警報機も料理の煙で鳴り響くほどだったのに、
こっちに来て、住居にそれらがまったくないのが普通でビックリでした。
怖いので余計に用心深くなりました。
あら、オープンカーの消防車♪
by Inatimy (2009-08-03 05:36) 

cocoa051

ブリキ製の消防車、マニアの方が見ると涙をこぼすほどでしょうねぇ。
by cocoa051 (2009-08-03 07:26) 

sig

こんにちは。
330年以上も前にこの建築物とはすごいですね。
台座の彫刻の見事なこと。
塔の中は螺旋階段でしょうか。
ところどころにスリットのような窓がありますが、たいまつでもともされていたのでしょうか。
311段の階段を登るのは、まさに時間をさかのぼるタイムトンネルのようですね。
by sig (2009-08-03 08:22) 

olive

記念碑の高さを火元からの距離と同じにするっていうのは、
何だか面白い考え方だと思いました。
火元には、なんらかの理由で記念碑を建てられなかったのかな。
ブリキの玩具はやっぱり魅力的ですね。
by olive (2009-08-03 08:41) 

ナツパパ

歴史に残る大被害だったのですね。
やはりそうなると真剣に対策を考えなければならなかったのでしょう。
その結果、火災に強い街並みになって、今のロンドンの雰囲気が
出来上がったのでしたか。
17世紀後半、日本はまだ木造ばかりで、江戸など毎年のように大火事
だったそうですねえ。
by ナツパパ (2009-08-03 09:35) 

sourire

思わず、ライブカメラ見ちゃいました。
素敵な街!
でも、過去にそんな火事があったのですね。。。

by sourire (2009-08-03 13:12) 

junko

今年の春にお化粧直しが完了したんでしたよね(^^)
私が4月の連休に行ったときは、キレイになってました(^^)
シティの辺をうろうろしてたときに、遠くに見えてて・・・
トップの金色が輝いてました(^^)
by junko (2009-08-03 20:16) 

いっぷく

canさん:

ロンドンにもし木造建築が残っているとしたら大火を逃れた家屋でしょうが
今ではほとんど見かけません。火災保険もそれがきっかけで大きく発達したようです。


ねこざかなさん:

85%焼失でその結果当時流行っていたペスト病が激減したそうです。
ぜひ挑戦してください、人に勧めておきながら1度経験すればもういいかな。
はしご車はゼンマイ駆動なんですよ。

Inatimyさん:

火事の跡をたまに見かけますがそれほど大きな延焼は免れているようです、
やはり木造とレンガ造りでは木造のほうが被害が大きいですね。
住んでいるところに消火器が各フロアに、いくつかないのはちょっと心配ですね。
防災というところでは日本のほうが進んでいるのかな。


cocoa051さん:

ブリキ製で消防車っていうのはたくさん作られてきた車ですね、
子供たちは消防車大好きですからね、私も好きですが。


sigさん:

完成した当時は世界で一番高い石製の塔だったそうです。
内部の階段は螺旋ですね、めまぐるしく回りながら狭いところを登ります。
スリットのような窓はなんでしょうね、空気穴でしょうか、それとも
明かりとりでしょうか、なんともわかりません。
電気の普及していない当時暗い内部のこと、明かりと関係あるかもしれませんね。

oliveさん:

当時は細い道に木造家屋の商店がひしめいていたと思います。
通りの名も今でも、魚通り、プリン通りと食べ物の名前が付いてます。
狭い所に建てるより大きな通りのすぐ近くに建てたほうがいいとの判断でしょう。
ブリキって味がありますよね。


ナツパパさん:

ロンドン大火の後に起こった戦争の被害より大きかったということで
街がなくなってしまうほどです。
パンを焼くパン屋が火元というのもいかにもという場所ですね。
今では火に強いはずなのですが消防車の出動をよく見ます。


sourireさん:

ライブカメラでテムズ川が見えますね。
過去の世界三大火災のうちの一つだそうです。


junkoさん:

7億2千万円ほどかけて2年ぐらいで修復しました。
実際には60センチ傾いていたそうです。
2月頃に修復完成で見違えるほどきれいになりましたね。
by いっぷく (2009-08-03 20:48) 

youzi

石造りの建物がとても素敵と思ったのですが、
過去に大きな火事があったからなのですね。

by youzi (2009-08-03 21:51) 

1275GT

高い所がダメな私は、写真を拝見するだけで十分です(笑)
まして階段で登るなんて・・・怖すぎです(爆)

歴史的な大惨事のせいで、石とレンガの文化が生まれたわけですね。

ブリキの消防車、とてもいいですねぇ。
ドイツ製のはハシゴが伸びるみたいですね。


by 1275GT (2009-08-03 21:52) 

八犬伝

ロンドン大火の記念塔は、市内観光をすると
必ず、この脇を通っていきますね。

それにしても
85%をも焼失してしまうとは
物凄い火事ですね。
by 八犬伝 (2009-08-03 21:55) 

miffy

このモニュメントのそばは何度か通りましたが登れたんですね。
高いところから見る景色が好きなのでいつか登ってみたいです。
by miffy (2009-08-03 22:34) 

アヨアン・イゴカー

ブリキの消防車、好いですね。子供の頃に欲しかったのとは全く観点が違いますが、好い物は観点が違っても好いです。
by アヨアン・イゴカー (2009-08-03 22:38) 

うに

4日も続く火事… 恐ろしいです。
その頃は 消防車、無かったでしょうねぇ。。。
ドイツの消防車、後部座席は後ろ向きだったのかしら…(^m^)
by うに (2009-08-03 22:48) 

iruka

子供のころ 自動車や電車の
ブリキのおもちゃが、大好きで
たたみの上で、よく 口でブー ブーいいながら
遊びました。
おもしろかったな。^^
by iruka (2009-08-03 23:15) 

てんとうむし

ライブカメラ拝見しました。
雲の浮かぶロンドンの空が晴れやかですね♪
現在の美しく整った街並は1600年代からの都市計画の賜物だったんですね。
火事を不可避のものと考えなかった江戸の町とは発想がかなり違うなぁ・・・と感服しました。
征服型と受容型の民族的な思想の違いでしょうか。
by てんとうむし (2009-08-04 00:24) 

チョコシナモン

85%が焼失って大火災だったのです(o^-')b
だから木造からレンガ造りと石造りになったのです(o^-')b
ブリキ製の消防車素敵です。

by チョコシナモン (2009-08-04 00:31) 

TaekoLovesParis

ドイツのブリキの消防車、落ち着いた色合い、渋くていいですね~。
日本のは車よりもホースを持つ消防士さんの活躍に焦点かな。。

by TaekoLovesParis (2009-08-04 00:56) 

rino

モニュメントにはそんな謂れがあるんですね。
311段はけっこうキツイですが、昇る人いるのですね。。
景色が良さそう。体力あれば昇ってみたいですね。。。
by rino (2009-08-04 01:40) 

YAP

このモニュメントの存在は知っていたのですが、こういう歴史的背景があったんですね。
しかも上まで昇れるなんて、知りませんでした。
by YAP (2009-08-04 08:04) 

waiai

モニュメントの一番上にある像、どんな感じなんでしょうか?写真を見ていると、仏像みたいに見えるけど、そんなはずはないと思うし、、、、

日本語のwikipediaを見ても大したことは書いてありませんでしたが、英語版を見ると地図が載っていて、かなり広範囲に延焼したことが分かりますね。ビックリです。

消防車、萌えました(^^)
by waiai (2009-08-04 10:26) 

8kuro

タワーブリッジ。私のイメージする英国そのもの(^^)です。

ブリキ製の消防車
ドイツ製と日本製並べると面白いですね。
by 8kuro (2009-08-04 15:42) 

rira

日本も地震被害より 火災被害が大きかったら
石造りが広まったでしょうか・・・(無理かなー)
歴史ある建物は趣があり 見ていて楽しいですね。

さりげなく 消防車のおもちゃが・・・(笑)
本当に いろいろお持ちですね~♪
日本製の表情があかるい消防士さんに ♥を♪(笑)
by rira (2009-08-04 16:56) 

扶侶夢舎

何かの本で読みましたが、ロンドン大火は1666年なので666の悪魔に憑かれた年と言われていたらしいです。にわかには信じがたいですが。
by 扶侶夢舎 (2009-08-04 19:07) 

nyankome

ロンドンにもそういう歴史があるのですね。
昔から石造りの建物が多かったと思い込んでいました。
by nyankome (2009-08-04 20:18) 

いっぷく

youziさん:

木造家屋で道路が狭いという都市構造はいつかは
改善されなければならなかったでしょうが、
ロンドン大火がきっかけとなったわけですね。


1275GTさん

狭いらせん階段を高所が嫌いな人にとっては
そうとうな恐怖だと思います。
ドイツ製も日本製もハシゴは伸びて回転するんですが、見えにくいですね。
ドイツ製のほうが長く延びます。そしてゼンマイ駆動で動きます。


八犬伝さん:

この記念塔の近くにセントポール寺院それにロンドン塔などに行く
道がそばを通っていますね。

川が近くにあっても消化技術がまだそれを消せる能力がなかったのですね。


miffyさん:

外から見ると1本の塔で登れるようには見えなかったかもしれませんね、
それにあまり登る人もいない(笑)


アヨアン・イゴカー さん:

消防車はいつの時代でも子供向けおもちゃとして
存在し続けるでしょうね、仕事の車としては
パトカーと双璧でしょう。


うにさん:

当時はもちろんエンジン付きの消防車なんかない時代ですから
あったとしたら手押し車に水を積んでという程度のものだったでしょう。
後部座席が後ろ向きってロンドンタクシーも客席の三人までは前向きで
それ以上は後ろ向きに座りますね、消防車はバックする時にあのような座り方は
都合がいいかもしれません。


irukaさん:

男の子が手にして遊ぶ代表格が昔はブリキの車だったんですね。
いまは見られなくなりましたが。


てんとうむしさん:

ロンドンの都市計画の歴史を見ると、大規模に大胆に街を作ってきた
ということがわかります。
東方面はある意味で旧市街。現在の中心は新市街と考えると、
新市街は道路も太くて歩道の幅もある。
リージェントストリートに代表されるように思い切って
高さ、デザインの統一ができたのも大規模土地所有者が一気に開発
したということと関係があるようです。


チョコシナモンさん:

85%焼失というと街そのものがなくなってしまうほどの規模ですね。
ロンドン博物館には当時の記録がたくさん残されています。
街づくりの計画が綿密に行われて今のロンドンがあるということですね。


Taekoさん:

ブリキの消防車はまだまだたくさん持っているのですが、
なかなか整理がつかないでこれしか出せませんでした。
ドイツ製のものはゼンマイで動くのですがゼンマイをまく
パーツの大きさが古くても企画サイズなので共用できて便利です。


rinoさん:

実際に私が登ったのは昔のことで、ここは2度と登るのは
大変だなぁと思いました。でも眺めはどこよりもいいかもしれません。


YAPさん:

意外に登る人が少ないのは登れるという情報が
知れ渡ってないからですね。
セントポール寺院やテムズ河も至近ですし
穴場かもしれませんね。


waiai さん:

金色のオブジェは「炎」をデザイン化したものです。
大火があったという記念塔にちなんで企画されたんでしょうね、
金箔を貼り終えて全く新しくなりました。


8kuroさん:

タワーブリッジをよくロンドンブリッジと混同する人が
多いと聞きました。なるほどと思いました。
このタワーブリッジは日本の勝鬨橋と同じように
真中から跳ね上がる橋なんですね、最近は開いた時に
遭遇しません。


riraさん:

日本の建築に対する考え方の違いがロンドンとは違うので
費用のかかる石作りは無理でしょうね。
建物を永久的なものととらえて造るのと、
持ち主が変われば持ち主の嗜好で建て替えるという違いかな。


扶侶夢舎 さん:

666の言い伝えがありましたか!
まあ偶然のことだと思いますが覚えやすい年号ですね。


nyankomeさん:

大火以前の古い記録を見ると圧倒的に木造ですね。
この近くの橋のロンドンブリッジの橋の上にも
両側に木造の家屋がずらりと密集して建っていました。
by いっぷく (2009-08-05 22:48) 

fogliolina

これ、大火記念塔だったんですね。
以前ロンドンに行った時、金色に輝いているのが見えて、
なんだろう?と思ってました。
いろいろな歴史があって、今のロンドンが作られているんですね。
消防車、梯子も伸びるんですか??
by fogliolina (2009-08-06 00:24) 

こうせい

今日 登って来ました、きつかった途中100段事に 休みました 眺めは良かった・・料金は3ポンドでした 帰りに311段制覇の証明書をくれます、(ただの展望台です・・・)広場前のパブ モニュメントは良かった、、
by こうせい (2009-10-17 04:14) 

いっぷく

fogliolinaさん:

お返事遅れました。
金色に光っていてなんだろう?と思いますよね。
炎なんですよね。
消防車のはしごは伸びますよ。
by いっぷく (2009-10-17 14:51) 

いっぷく

こうせいさん:

ロンドンにオいらっしゃるんですね。
昨日午前10時頃そこの近くを15番バスで通りましたよ。
その時はまだ誰も登っていませんでした。
よく登られましたね♪3ポンドでしたか。
出火場所がPudding Laneなので、バスの中からその住所プレートを撮りました。今度追記で写真を載せる予定です。


by いっぷく (2009-10-17 14:56) 

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