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テート・モダン [ミュージアム関連]

 

 現代美術を展示するテート・モダンに巨大な箱が置かれている。 

 ミロスワフ・バウカ作品 ユニリーバーシリーズ 『 How It Is 』

入場者は吸い込まれるようにこの巨大な箱の中に足を踏み入れていく。

いったいその中には何があるのか・・・

 How it is_807.JPG

 いつもこのフロアにふさわしい大型のアート作品が出現する。

How it is_790.JPG

 今までにもこんなプラスチックの白い箱が積み上げられた作品や

How it is_819.JPG

 高所から人が滑り降りるパイプを作ったり(この展示の私の記事)

How it is_820.JPG

 床面を掘って本格的にひび割れを作ってしまったり(この展示の私の記事)

How it is_822.JPG

 巨大展示空間を火力発電所跡を上手に再利用しているところがなかなかいいと思う。

How it is_796.JPG

 説明を見ないで入って行く人が多いので、

 中に何があるんだろうと期待して入る人がほとんど。

 中に入って進んで行くとだんだん周囲が暗くなりやがて全く見えない真っ暗な状態に陥る。

 人はその時どういう行動をとるのだろうか。

 壁伝いに慎重に進む人や友だち同士で大声を出して興奮する人たちなどや反応はさまざま。

 真っ暗な何も見えない場所に入りこんでしまったら、あなたはどうするでしょうか。

How it is_801.JPG

 真の暗さを体感するという体験は現代の生活では意外にないことに気がつきました。


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コメント 37

乙葉

プラスチックの箱の作品は なんかすごい!の一言ですね!

こういうの見るの楽しい^^
by 乙葉 (2010-02-08 23:09) 

katze

真っ暗になったら…

立ち止まって引き返す と、思います^^
by katze (2010-02-08 23:44) 

kaorimax

ホントに人の大きさから、かなりの大きさの箱
この空間でいろんな発想が浮かび、
いろんな展示が行われているのですね♪
しかし床面を掘ってひび割れを作ってしまう!なんて
なんと大胆な発想〜覗いてる人も居る☆
by kaorimax (2010-02-09 00:36) 

いっぷく

乙葉さん:

白い箱が林立する中を歩いてみるのも、
なかなかの異空間の体験でしたよ。物量のすごさも感じました。
by いっぷく (2010-02-09 06:47) 

いっぷく

katzeさん:

暗い中を歩いて行った先には何があるんだろうかという
好奇心にも押されてつきあたりまで歩きましたが
人の声が聞こえない本当の静寂だったら恐怖心に
支配されてしまったでしょう。
by いっぷく (2010-02-09 06:50) 

いっぷく

kaorimaxさん:

見て感じて考えて、自分の中にさまざまな思いが巡ります。
白い箱の時には以前歩いたピレネーの山中で周りが
すべて大きな落石の間を通り抜けた恐怖心がふと思い起こされました。

by いっぷく (2010-02-09 06:57) 

雉虎堂

(ё_ё;)いいなあ、テート・モダン
一度行きたい美術館のひとつです
by 雉虎堂 (2010-02-09 07:50) 

sig

こんにちは。
これだけ広大な空間を占める展示というだけでもすごいです。
私は暗黒よりも亀裂のほうが好きです。W
by sig (2010-02-09 09:46) 

Inatimy

真っ暗になったら、マグライトつけてしまうかも。(たまに停電に会うので持ち歩いてます・・・。)
近所はほとんど何もないので、暗いとはいえ、電気のない街、炎だけの灯りで過ごすことって、現代ではもう考えられなくなってますねぇ。
by Inatimy (2010-02-09 18:10) 

1275GT

このジャンルで、これだけの規模の展示は凄いですねぇ。
まず、絶対日本ではあり得ないことです。
火力発電所の跡というのも面白いですね。
あまりにも巨大で、圧倒されました。
by 1275GT (2010-02-09 19:25) 

ぷーちゃん

いっぷくさんの記事、待ってました。
お忙しそうですが、またロンドンの素敵な記事を
よろしくです。
by ぷーちゃん (2010-02-09 22:01) 

てんとうむし

暗い場所に行ったら携帯をパカっと開けて、懐中電灯の替わりにします。
こわくって。。。。

白い箱の作品の中は歩いてみたいです^^

by てんとうむし (2010-02-09 23:45) 

八犬伝

お久しぶりです。
テートモダンですか
まだ訪れたことが、ありません。

確かに、真の闇って
経験しないですね。
by 八犬伝 (2010-02-10 00:06) 

gon

壮大なアート作品ですね〜。
by gon (2010-02-10 00:37) 

アヨアン・イゴカー

>プラスチックの白い箱
こういう空間を作るのは楽しそうです。
自分自身の中にも、広い空間を求める自分と、居心地のよい狭い空間を求める自分とがいるようです。
by アヨアン・イゴカー (2010-02-10 00:51) 

いっぷく

雉虎堂さん:

美術館巡りは楽しいですね、テートモダンは特別展も展示の入れ替えも多いので
いつか是非訪れてくださいね。
by いっぷく (2010-02-10 09:37) 

いっぷく

sigさん:

2番目の写真に見える広さはまだフロアの半分ほどです。
天井も吹き抜けで建物の高さほどありますから巨大な空間と言えるでしょう。亀裂はとてもユニークな企画で世代を超えて関心をひいていました。


by いっぷく (2010-02-10 09:40) 

いっぷく

Inatimyさん:

マグライトを夜間の外出時に常備持ち歩くこと心がけようかな、
安全を確保するにも持ち歩くほうがいいですね。
最近は電池が長持ちするタイプも出回ってますからね。
夜間に飛行機で地上を見ると都市部は明るく見えますね。
by いっぷく (2010-02-10 10:05) 

いっぷく

1275GT さん:

大きな空間を必要とするアート作品は野外展示をやむなくされますが、
野外ということで制約がありますが、このように野外に匹敵するほどの
空間を確保されればいっそう自由な作品展示が期待できますね。
無料なんでテムズ河畔を散歩がてら入れるのもすばらしいです。

by いっぷく (2010-02-10 10:11) 

いっぷく

ぷーちゃん さん:

なかなかアップできませんでしたが楽しみにしていただいて
ありがとうございます。マイペースですが今後もお付き合いください♪
by いっぷく (2010-02-10 10:15) 

いっぷく

てんとうむしさん:

なるほど、携帯は緊急時でも明りとりになりますね。
見えないということは手さぐりになりますから
普段はあまり考えない明りの大事さが実感できますね。

白い箱は写真で見える数倍の量の展示がありました。
異空間に身を置くのは感性を刺激されるようです。
by いっぷく (2010-02-10 11:18) 

miffy

巨大な箱の中歩いてみたいです~
日本では停電もめったにないし真の暗闇になる事ってほとんどないですね。
海外に行く時にはいつ停電してもいいように携帯用の懐中電灯は必ず持って行きます。
でも、ライトをつける前に携帯を開ける方が先かな~
by miffy (2010-02-10 12:57) 

きむたこ

きっと、動けなくなります・・・。
そう、突然の停電での真っ暗。
いつも、動けないの。
それが階段の真ん中でも。(苦笑
でも、この中は、もっともっと暗いんでしょうね。
想像しただけで、動けなくなっちゃう。
by きむたこ (2010-02-11 02:11) 

mire3030

真っ暗・・・・目を開けても閉じても同じ状態ですよね?
そういうの バリで慣れてるんで ^^ あんまり怖くないです。。。

あの ぐるぐる滑り台みたいなのは
実際すべらせてもらえるんですか?・・・こっちのほうが 怖いです ><
by mire3030 (2010-02-13 08:28) 

いっぷく

miffyさん:

懐中電灯は家には用意してあるのに旅行では持っていったことがないので
今度から用意するように決めました。
備えあれば憂いなしですね。
いきなりの暗い世界は目が順応するまでホントに暗いです。
by いっぷく (2010-02-13 14:21) 

いっぷく

きむたこさん:

やはり動けなくなるのが実際ですね。
目が慣れるまで待とうと思ってましたが真っ暗では慣れても
何も見えないし、人の体を触らないように気をつけないと
まずいし途方に暮れる感覚もありますよ。
by いっぷく (2010-02-13 14:23) 

いっぷく

mire3030さん:

バリでは今でも暗い夜があるなんてうらやましいなぁ。
電気も使わない日に偶然バリに行っていたときあります。
ホテルに缶詰めでした。
この場所での展示は参加型なのでもちろん滑り台の展示のときも
上からみんな滑って楽しんでいましたよ。

by いっぷく (2010-02-13 14:27) 

dot-dot

閉鎖されているところ位しか、真っ暗なんて感じたことがないかもしれません。
夜だって外に出たら何かしら、月明かりなんかでも結構明るいもの。
私も、怖いもの見たさに説明なしで進んでいくかもしれません。
by dot-dot (2010-02-13 17:43) 

ナツパパ

面白そうな展示ですね。
どれも身体で体験できるのが良いなあ。
まっ暗は弱いんですが、いってみたいです。
by ナツパパ (2010-02-13 20:59) 

michie

真っ暗の空間で色々な体験をする企画があって
参加したことがあります。
6名1組で声を掛け合って前へ進むのですが
いかに視覚に頼っているのかを痛感しました。
導いて下さったのは視覚障がい者なのですが、
改めてすごいなぁ、と思います。
色々な体験が出来る大きな箱なんですね。
面白そうです♫
by michie (2010-02-13 23:45) 

Mimosa

今回もシンプルそうだけど面白い展示ですね。
真っ暗になったら、一瞬なら大丈夫でしょうが、そのうち見えない恐怖感が襲って来てパニックになりそうです!
by Mimosa (2010-02-14 00:41) 

hideyuki2007y

これは面白い美術館ですね。現代美術館は好きなんですが、ここは見逃していました。ロンドンに行く機会があれば真っ先に行きたいです。
by hideyuki2007y (2010-02-14 23:27) 

いっぷく

dot-dotさん:

暗い中で歩くってとても難しんですね、
他の聴覚、触角などの感覚が敏感になっていく気がします。
by いっぷく (2010-02-16 13:11) 

いっぷく

ナツパパさん:

モダンアートのジャンルは苦手なところもあるんですが
体験型のアートはおもしろいと感じますね。

by いっぷく (2010-02-16 13:12) 

いっぷく

michieさん:

たしかに五感の中で視覚に頼る部分は相当大きな比重で情報を得ていると思います
それを使えないときの対処は、まず戸惑いですね。
いかに視覚に頼って生活しているかを実感しますね。
by いっぷく (2010-02-16 13:16) 

いっぷく

Mimosaさん:

まっ暗い世界は一瞬なら停電などの体験と重なりますね。
何も動けない状態ですね。
大地震の瞬間にも似ていて何もすることができないということは
しばらくして恐怖感が支配することになるかもしれなせん。
by いっぷく (2010-02-16 13:24) 

いっぷく

hideyuki2007yさん:

ロンドンで現代美術を鑑賞するならここと、この近くにある
サーチギャラリーですね。
サーチギャラリーの方も充実していて見ごたえがあると思います。
by いっぷく (2010-02-16 13:28) 

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