ダーウィン・センター [ミュージアム関連]
ロンドンの自然史博物館(Natunal History Museum)
ダーウィン・センターのコクーン(cocoon)
コクーンとは蚕(カイコ)のマユ玉のこと。
外観がマユの形をしているのでこの名前が付いている。
7階建てで本館との連絡通路が2階と6階にある。
ちょうど今日で1周年になりました。
10:00-17:50 入場 無料
ガラス張りのエレベーターで上階まで上がってこのコクーンに入る。
予約も不要で見学所要時間は平均45分ほど。
この国は古いものを守る一方で、新しいものを生み出す力も
そうとうなもの、見せる技術もなかなかです。
博物館特有の大量のコレクションをガラスケースに入れて
展示するという従来の方法を止めて、新しい試みが随所にあります。
下から見上げると連絡通路が上部にあるのが見えます。
上から見ると巨大なたまご型をしているのがわかりますね。
下を歩く人が小さく見えます。
正面に見えるのがエレベーター。
階段がないのでこれを利用します。
見学者通路から研究室がガラス越しに見えるようになっています。
研究員が作業しているのを見せるも画期的。
この手法は以前に記事にした種の研究室、
キュー・ガーデンの展示方法と同じ。
内部はなだらかに通路が傾斜して各フロアをらせん状に歩きます。
館内をゆったりと歩くだけでも最先端の技術で展示されているので
子供たちにもわかりやすい。
このコンピューターを使って調べたりできます。
コクーンは大きな建物の中にすっぽり入る形で建設されています。
眼下に見える中世の館の向こうの道路からこのコクーンは
見えにくい。
このcocoon館はこの建物の一部ですが、正面からも見えません。
広い敷地内の本館の裏にあたる所にありますが、
荘厳な建物の雰囲気を壊していませんね。
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- 出版社/メーカー: The Natural History Museum
- 発売日: 2010/03/11
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- 発売日: 2010/02/10
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新しいものを創るときも周りの景観に配慮しているんですね。
日本では、これ見よがしに・・・ということになりますが^^。
by 斗夢 (2010-10-02 08:28)
斬新なデザインですね。
中身と外観が一致してるというのもいいと思います。
by YAP (2010-10-02 09:23)
大きな建物の中にすっぽり入る形というのが素敵な発想ですね。
by nyankome (2010-10-02 14:14)
面白い建物ですね~^^ 研究室が丸見えなの、
映画みたい(笑)こういうシーンよく観たから(笑)
いっぷくさん、今日ね、思いがけずsoloさんに会えたんですよ^^
by サチ (2010-10-02 20:01)
コクーンは照明デザインも素敵ですね。
by てんとうむし (2010-10-02 20:48)
タマゴの中に入っていくだけでもワクワクしますね。
展示も内部の造りも素敵、これは良い所だなあ。
by ナツパパ (2010-10-02 21:07)
まわりとの調和を大切にして外観を損なわないデザイン☆
すごいなぁ~ しかも中身は繭の玉 ^^
そういうことがちゃんとできるって素晴らしいですね。
by mire3030 (2010-10-02 22:34)
「子どもたちも飽きない工夫」がいいですね。
日本でもオープンな研究所ありますが
テーメによって違うんでしょうけど疲れるとかいってました^^
また泥棒(盗難)が多くて・・・営業しにくくなりました。
by サプライ (2010-10-02 23:17)
いっぷくさん、ご無沙汰しています~。
随所に素晴らしいアイデアがたくさんあって、楽しそうな博物館ですね~☆
外観もすご~くモダンな建物かと思っていたら、従来のヨーロッパ建築の建物という意外さに驚きました!
訪れてみたいなぁ・・・♪
by Mimosa (2010-10-02 23:32)
いやぁ驚きました(笑)
建物の中にこんな玉子(繭?)型の建築物があるなんて!
博物館と言うと、味気ない四角い建物しか作れない、
どこかの国とは大違いですね。
展示方法にちょっと知恵を絞るだけで、
見に行きたくなる人たちもずいぶん増えるのにねぇ。
by 1275GT (2010-10-03 13:20)
7月下旬から8月初旬に掛けて半月妻はロンドンやリバプール、コッツウォルなど行っていました。
by U3 (2010-10-03 19:50)
おもしろい形してますね。
それでいて、古い外観のイメージはこわさず・・
こういう心遣いと発想がいいですね^^
by katze (2010-10-03 20:07)
古いこんな立派な建物の中に、表からは見えないように景観を考えて、
コクーンという未来的な建物を造る、こういう所にイギリスの懐の深さが
感じられます。
by TaekoLovesParis (2010-10-03 21:45)
コクーンって繭って意味だったんですねぇ・・・なるほど。
春だったかにTVでコクーンって昔の映画を放送してたので懐かしく見てました。
階段がなくスロープでぐるぐるまわって見学できるのはスゴクいいかも。
博物館は、いつも夢中になって見てしまうので、
階段を下りる時は、妙な間が入るというか・・・。
まるで面白いTV番組の途中に強引に入るコマーシャルみたいなんですもの。
by Inatimy (2010-10-04 05:23)
斗夢さん:
ロンドンは観光が大きな産業ですから景観は重要な観光誘致の要素ですね。
かなり厳しい制限がいろいろあります。
日本と考え方が違う文化ですからね。
YAPさん:
自然科学の展示にふさわしい建築物だと強く感じます
未来の研究室のようにも感じます。
nyankomeさん:
たしかに発想がとてもいいと感じます。
足を運びたくなるミュージアムです。
サチさん:
研究室は訪ねた日は休日でしたのでまた日を改めて
行ってみようと思います。
soloさんと会ったのはイヴェントでしたでしょう。
たまにsoloさんのブログ見てますよ。
てんとうむしさん:
照明がなんかSFぽい感じでとても内部も居心地いいです。
平日はこんなに空いているんですよ。
ナツパパさん:
一度はさらっと見たんですが、やはりじっくりまた行ってきます。
ここでしか見られないような貴重な展示もあるようですし。
mire3030さん:
建物のデザインにはとても気を使っていると思います。
その地域の雰囲気というのも考慮しないといけませんね。
それを見事にクリアしていると思いました。
サプライさん:
従来型ではどうしても昆虫や海洋生物などの標本は薄暗い中でケースに
収まっているという展示になりがちです。
子供たちをひきつけるのにはこんな展示がいいのではと思います。
Mimosaさん:
博物館や教育機関などが集中しているエリアですから
必然的に歴史の重みを感じさせる建物が多いです。
その中で現在考えられる最新の展示の解答のようなモデルだと思います。
敷地に余裕があるというのもいろいろな展開をできる理由だと思います。
1275GTさん:
全世代をひきつける魅力ある展示だと思います。
子供も飽きず、学生や大人もも好奇心を刺激され
時間はいくらあっても足りないほどです。
これからのミュージアムの在り方を示唆していると
感じました。
U3さん:
ロンドンもリバプールもコッツウォルズも期待を
裏切らない感動の旅ができたことと思います。
katzeさん:
10年ひと昔とよく言いますが、ここ10年で
ほとんどの博物館が改修されたり大きく変わってきました。
以前より身近になってきたと思います。
Taekoさん:
以前のダーウィン館というとビンに入ったホルマリン漬けの
標本とか似たような昆虫がずらっと整理されていたりと、
単調な陳列の形でしたが、先進性を取り入れた外観や内部のデザイン
でずいぶん居心地が違うものとの印象です。
Inatimyさん:
あの映画はよかったですね、私も見ました。
なるほど階段部分は確かに妙な間が入りますね、
このコクーンはまさにそんな心理を研究し尽くされた
見せ方で飽きることなく見歩いてしまいます。
by いっぷく (2010-10-04 22:28)
新宿のコクーンタワーとはまた違う様子ですね。
by 春分 (2010-10-09 15:38)
春分さん:
なるほど、同じ名前のビルでしたね。
新宿のコクーンタワーのエレベータは好きです。
ガラス張りで外が見えて。
by いっぷく (2010-10-15 18:21)