ゴディバ [旅行♪]
イギリスのコヴェントリー(Coventry)には伝説が残ってます。
11世紀に領主の重税に苦しむ民を見るに見かねた領主の夫人が
税金をもっと軽くするように進言したところ、
領主は夫人(Lady Godiva)に町じゅうを馬に乗って裸で一周したら
その願いをかなえてやろうと言いだした。
ゴディバはさんざん悩んだ末に領民に外を見ないように命じて
全裸で馬に乗り町を一周した。
町民の協力があってその後に税は軽くされたという。
でも、やはりいるもんですね、その姿を見た仕立て屋のトムが
のぞき見した天罰でその後目が見えなくなってしまったという。
伝説ですから後で脚色されたり諸説あるようです。
英語で覗き趣味の男のことを「ピーピング・トム」という。
(Peeping Tom)
その伝説がもとで町の中心にゴディバの像が立っている。
ゴディバ(Godiva) というとチョコレートを連想する人がいると思いますが、
チョコの箱に見られる馬に乗った女性像はこの伝説からとったわけですが
どうしてなのかはわかりません。
ピントがずれていますがGODIVAのチョコレートの箱に馬に
乗った女性のマークがあります。
ラファエロ前派※の画家がその様子を想像で描いています。
1898年 By John Collier
※ ラファエル前派(Pre-Raphaelite Brotherhood)は、19世紀の中頃、
ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家から成るグループである。
19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった
象徴主義美術の先駆と考えられている。(Wiki)
なんと映画にもなっているようです。
ここに行った目的はおもちゃのミュージアムを訪ねたのですが
残念なが看板が残っていましたが火事で閉館。
建物の裏にまわると天井が焼け落ちていました。
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ゴディバにこんな伝説があったんですね。
by ぷーちゃん (2010-10-04 20:30)
へぇー、そんな伝説があるんですか。チョコとはどんな関係があったのでしょうね。
by rinochi (2010-10-04 21:43)
ゴディバの伝説は存じておりましたが、
ラファエロが描いていたのと映画になっているのも知りませんで★
チョコとの関係が謎っていう・・・
みなに愛されるって意味かな・・・個人的にチョコ好きなだけですが(苦笑。
by ymarc (2010-10-04 21:55)
とてもリアルな絵にドキッとしましたが。
目がつぶれないように、薄目でもいいから見たかった(笑)
ゴディバのチョコ、高価なので頂きものでしか食べたことがありませんが、
そんな由来があったんですねぇ。
オモチャのミュージアム、残念でしたねぇ。
by 1275GT (2010-10-04 22:37)
知らなかった・・・ぁ〜
馬好きとしてはGodivaの箱の馬の絵も見た事有るけど
そんな伝説があったなんて〜と驚きました!
by kaorimax (2010-10-05 02:21)
ピーピング・トムという単語は知っていましたが・・・、
こういうことだったのですか。
by 斗夢 (2010-10-05 05:37)
あれ?この場所って、ここですよね。
http://yap.blog.so-net.ne.jp/2005-06-25
テントがなくなったのですね。
レディ・ゴディバを優しく包むように守っている感じの雰囲気が好きだったんですが。
by YAP (2010-10-05 08:05)
こんにちは。
すてきな絵画ですね。映画はぜひ見たいものです。
ゴディバ・チョコがますます好きになりました。滅多に食せませんが。
by sig (2010-10-05 11:15)
おもちゃのミュージアムは残念でしたね><
チョコしかしりませんでしたが いっぷくさんの記事はいつもためになります。
裸像の絵も彫刻も美しいですが 夫人の精神こそ崇高で美しい。(^^)
by rira (2010-10-05 12:00)
ゴディバの伝説、イイお話ですねー。
のぞきのトムさえいなければもっとイイお話だったのに(笑)
by かずっちゃ (2010-10-05 14:41)
勉強になりました^^
by くまら (2010-10-05 16:37)
このお話は初めて伺いました。
いい話だなあ、と。
これからゴディバの箱や包みを見るたび思い出すでしょう。
by ナツパパ (2010-10-05 17:51)
こんばんは
とてもうれしいコメントいただいてありがとうございます
励みになります
by はくちゃん (2010-10-05 21:02)
レディ・ゴディバの話は知っていましたが、Peeping Tomが出てくるとは知りませんでした。
家事で閉館ですか。残念でしたね。
by nyankome (2010-10-05 21:34)
チョコレートの歴史本でレディ・ゴディバの逸話を知りましたが、銅像や絵画、それに映画まであるんですね♪
はじらう姿がいかにもラファエル前派で、ラテン系の怪しいヴィーナスを見慣れた目にはとても新鮮です。
こんな姿を目にしたら税負担を軽くなければ・・・。
覗き見も天罰をうけるかも・・・(笑)
TOY MUSEUMは残念です。
by てんとうむし (2010-10-05 22:37)
ゴディバのパッケージ、今度ちゃんと見てみます。
旦那の意図は何なのかしら?ひどい旦那もいるもんですね。
peeping tom 何処かで使えるかな?(笑)
by sourire (2010-10-05 23:51)
いや~うんちく王になれるぐらい。。ゴディバのお店で今度嫁に話してあげようかと。。
by ぽりぽり (2010-10-06 17:51)
ゴディバに伝説があったんですね。
by youzi (2010-10-06 21:24)
ハインラインがゴダイヴァ夫人の故事をよく引用してますね。
ジョン・コリアの描く夫人は儚げですが、銅像は誇らしげに見えます。
by miffy (2010-10-06 21:26)
領主さん、夫人が実行する直前に、「分かった、そこまで本気なら」って
止めてあげればいいのになぁ。
by Inatimy (2010-10-07 01:08)
ぷーちゃんさん:
伝説ですから史実をちょっとは脚色しているのではなんて
考えてしまいます。
rinochiさん:
チョコメーカーはやはりこの奇譚を利用したのだと思います。
ymarkさん:
19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家をラファエロ前派と
というのでラファエロが描いたのではないですが誤解を与えてしまいましたね。
映画は僕もウェブで探して知った次第です。
1275GTさん:
時代を考えれば街を馬で乗り歩いたとしても街路灯もない時代ですので
せいぜい蹄の音が聞こえた程度でしょう。
見てはいけないと言われれば見たくなるのが人のサガというのでしょうね。
おもちゃのミュージアムですがこういうことこれで3度目です。
改装で閉館、ホントの閉館、それと今回です。
kaorimaxさん:
1000年も前の話が実在した領主いい伝えられているわけで
伝説というのにも興味をひかれますね。
これからもいい伝えられるんでしょうね。
斗夢さん:
ピーピング・トムは目がつぶれて見えなくなってしまったとは
そこまでにならなくてもという思いもします。
YAPさん:
しっかりと作られたようなテントなのに、
汚れがひどくなるとテントも改修をしないとかえって
美観を損ねるのでしょうか。
YAPさんも行かれているのですね。
sigさん:
よくこの話は増税の話題が出ると引き合いに出されるそうで、
増税反対のデモなどでは馬に乗ったレディ・ゴディバに
扮装してアピールをするようです。
riraさん:
おもちゃのミュージアムは残念でした。
しばらくとなりの公園で休みました。
この伝説は欧米圏では増税反対のシンボルになっているようです。
かずっちゃさん:
のぞきみトムはいつの時代にもいて笑いものになってしまいますね。
同名のトムさんにはいい迷惑ですね。
くまらさん:
町の中心にこの像とは日本でいえば町おこし?なんてね。
ナツパパさん:
ひと肌脱いで頑張っちゃったということかな、
庶民の心をしっかり読んでいる貴夫人ですね。
領主は暴君ですね。
はくちゃんさ::
ご訪問ありがとうございました。
nyankomeさん:
ピーピング・トムの家も残っていて、そこの窓からは覗いている
トムの彫刻が飾ってあるそうな。
てんとうむしさん:
増税反対のデモのプラカードよりこの方法は効果的だと見えて
馬に乗った仮装の貴夫人を一緒に行進するなんてことも
行われているようです。
テート美術館にはラファエル前派の絵がたくさんありますよ。
いい絵がたくさんありますね。
sourireさん:
領主は庶民の生活を察しない暴君ですね、夫人にも暴君です。
ピーピング・トム=出歯亀
これは「出歯の亀吉」こと植木職人の池田亀太郎が日本
イギリスは仕立屋の「トム」でどこか共通するような。
ぽりぽりさん:
なるほど、雑学もそんなところで役に立ちそうですね。
youzeさん:
伝説、寓話など知るって文化を知っていくことですね。
miffyさん:
ゴダイヴァと言ったりゴディバと言ったりしますが日本ではゴディバの方が
主流のようでこう書きましたがベルギーではゴダイヴァだとか。
こんなことがあるんでしょうかというような伝説ですね。
それだけに引用するのにわかりやすいですね。
Inatimy さん」
領主レオフリックは圧政を行った人物として歴史に残り、
そして妻にそこまでさせた暴君として語り継がれたなんて
情けないですね。
by いっぷく (2010-10-07 15:33)
そんな伝説があったとは!
「外を見ないように」と言われると、むしろ見たくなっちゃうのが人間の心理ですよね。トムの気持ち、わかるなぁ~。
「peeping Tom」のTomはこのトムに由来するってことですか?それもまた興味深いですね。
それにしても、自分の奥さんに裸で町を一週しろと命じる旦那様はどうかしてますよ!そこまでしてでも税金を徴収したかったってことなのかなぁ…なんてヤツだ!
by dogwood (2010-10-08 06:00)
そんな話がありましたか。ピーピング・トムは知っていましたが。
こういう話は時代背景を理解しないと何とも言えませんが、これもまた人間の物語か。
by 春分 (2010-10-09 15:36)
ゴディバの箱の中にはいってるパンフに、LadyGodivaの話が書いてあるので、話は知っていましたが、銅像があったり、絵があったりするのは、
知りませんでした。
コヴェントリーのおもちゃのミュージアムをたづねたのに、閉館だったとは。。。
by TaekoLovesParis (2010-10-10 08:45)
dogwoodさん:
>「peeping Tom」のTomはこのトムに由来するってことですか?
職業が仕立て屋さんということも伝えられていて、トムの家の2回の窓には
現在トムの人形が顔を出しているそうですよ。
時代背景が違うと奇想天外なことがあり得るということですね、
領主はひどい領主として語り継がれるとは自業自得かな。
by いっぷく (2010-10-12 07:04)
春分さん:
1000年も前の話が現在にこのような形で伝えられたほどですから、
信憑性も高い話なんでしょう。
しかしそれだけ年月を経ても伝わるその土地の奇談なんでしょうね。
by いっぷく (2010-10-12 07:10)
Taekoさん:
日本でいえばその地域の伝承を町おこしに使うというようなものでしょうか。
コヴェントリーではそれをイベントとして再現パレードなんかも
行われているようです。
レディ・ゴディバの像を待ち合わせの場所として使うなんてありそうですね。
by いっぷく (2010-10-12 07:18)