ルイス・キャロルゆかりの地 No,2 [不思議の国のアリス]
「鏡の国のアリス」の彫像作品を見て塀沿いに歩って行くと高いレンガ塀の下部にこんな細工が。
猫が出入りするために作ったのでしょうか。
この道を行くともうひとつの『不思議の国のアリス』の物語にちなんだ作品が見られる場所があります。
川の中州に、昔は粉ひき小屋がありました。
彼の家からもせいぜい5分程度なので毎日のようにこの辺りを散歩したに
ちがいありません。
1896年に造られた鉄製の橋を渡って右に曲がると
川べりにあるアリス姉妹とうさぎ。
これは物語の冒頭に出てくるシーンをイメージして作られたのでしょう。
場所もここは川べりでちょっと広くなっていて、
季節がよければこんな風景は日常生活であったことでしょう。
『アリスは川べりで本を読んでいるお姉さんと並んで腰「をおろしていましたが、
なんにもすることがないのであきあきしてきました。』(不思議の国のアリスより)
アリスの目線の先にはまさに穴に入ろうとしているウサギの像があります。
この辺りでウサギは今でもときどき見かけます。
この場所を Google Map でも見ることができました。
もっと接近したらウサギが入っていく穴まで見えましたよ。
川のそばにある古そうなパブです。ルイス・キャロルもここで飲んだことでしょう。
この付近から坂道を登って行った先にルイス・キャロルが眠っているお墓があります。
(その道の名はザ・マウント THE MOUNT)
暮れるのも早いし墓のゲートを閉められたら中に入れなくなる恐れもあるということで
急ぎ足で墓に向かいますがけっこうきつい坂。
やっとのことで到着したときには墓守の人がゲートを開けて車で帰宅するところでした。
その墓地の管理人さんは、すぐにルイス・キャロルの墓を探すのだろうと分かったとみえて、
車から降りてきて、「墓の場所を教えてあげるよ」と付き合ってくれました。
本名の下に(LEWIS CARROLL.)の文字が!。
Google Earth で墓の場所の画像をキャプチャーしてみました。。
位置(Millmead, Guildford, GU2, イギリス)赤マル印
前回の記事の「鏡の国のアリスの像」がある場所は赤マルのところ。
Google Mapでギルフォードの町を散策していたら『The Mad Hatter』という
帽子屋さんを見つけました。『不思議の国のアリス』から名前をとったのは明らかですね。
どこを見ても街並みがステキですね☆
帽子屋さん♪ どんな帽子があるんでしょう???
のんびりお散歩したい場所ですね~ ^^
by mire3030 (2010-12-14 08:52)
いかにもイギリス、と感じられる街並みですね。
ルイス・キャロルが生きていた頃からあまり変わっていないのでしょうね。
写真を拝見するだけで落ち着いた気持ちになれますよ。
実際訪ねたら素敵な街なんだろうなあ。
by ナツパパ (2010-12-14 08:55)
この場所であの物語が生まれたのですね。
by nyankome (2010-12-14 09:42)
「不思議の国のアリス」、大人になってから読んでも
面白そうですね。こんな風景を思い浮かべながら、
読んでみようと思いました!
by sourire (2010-12-14 13:53)
こんにちは。
楽しいメルヘンの世界が現実にあるとは・・・。
そしてその場所を空から見下ろせるとは・・・。
Googleの功績はきわめて大きいですね。
ルイス・キャロルのお墓は日本的ですね。
by sig (2010-12-14 15:37)
この記事を拝見して、ルイス・キャロルと死を結びつけて考えたことがなかったことの不思議に気づきました。
そうですよね、お墓があって自然なのでした。
私にとってキャロルは65歳で世を去ったという現実よりも、物語の中のドードー(本名のドジソンにちなんでいたとか)になって、不思議の国の涙の池でいつまでもぐるぐる廻っているほうが自然な感覚でした^^;
お墓のパンジーが意地悪そうに見えてしまうのも、キャロルの物語の読みすぎかもしれません(笑)
by てんとうむし (2010-12-14 22:49)
この記事は、アリスファンのいっぷくさんならでは、の詳しさと正確さですね。私もここをたずねるときのために、この記事、プリントアウトしておかないと。
by TaekoLovesParis (2010-12-14 23:21)
>川べりにあるアリス姉妹とうさぎ
こういう世界大好きです。草むらにこういうものをみつけたら楽しくなりますね。
by アヨアン・イゴカー (2010-12-14 23:48)
アリスが今にも建物の角から現れそうな気がしました。
by miffy (2010-12-15 21:09)
有名な作家さんの生まれた街ということからでしょうか、ストラットフォードとなんとなく雰囲気が似ているように思いました。
ルイス・キャロルは、この街の誇りなんでしょうね。
by YAP (2010-12-16 08:13)
この街並!
たまりませんね。
住みたい♪
by TOMO (2010-12-16 12:51)
猫の出入り口?のレンガアーチに萌えました(笑)
メルヘンの世界が実在して、今も訪れることができるなんて・・・
日本だったら、さしずめグッズを並べた土産物屋が、
延々と軒を連ねそうですねぇ(笑)
by 1275GT (2010-12-17 12:48)
絵本の中に入り込んだような感じの街並みでね。
by youzi (2010-12-17 21:50)
猫だけじゃなく、犬も通れそうな感じ。
いやいや、ウサギだって、くぐれちゃうかも♪
by Inatimy (2010-12-18 05:17)
うわあ、行ってみたいです!!!
絵になりそうなところだらけ。
でも、少なくとも当分はグーグルで我慢でしょう…。
by olive (2010-12-18 09:52)
mire3030さん:
ロンドン郊外できれいな町です。
帽子やさんのHP見てみましたが女性の上品な帽子が多かったです。
行事イベントで女性は帽子が必要ですからね。
by いっぷく (2010-12-20 09:19)
ナツパパさん:
街並みも素敵なんですがここはフットパスがいろいろあって、
丘歩きがとても楽しいところです。
昔からのままに残されたところも多くて古くて新しい町も感じられます。
by いっぷく (2010-12-20 09:24)
nyankomeさん:
あの物語が生まれるのに必然な気もします。
まわりの環境が森あり谷あり山、川ありで自然環境が
ものすごくいいところです。
by いっぷく (2010-12-20 09:26)
sourireさん:
不思議の国のアリスの物語のの冒頭でお姉さんが読んでいる本に
挿絵も会話もないから退屈していたという書き出しでもわかるように
この本は挿絵も会話にも富んだ本です。
大人なりの読み方のできる本だと思います。
by いっぷく (2010-12-20 09:41)
sigさん:
Googleの功績は驚異的だと思います。
一日歩き回った道を家に帰ってもう一度航空写真や道路の画像で知ることができるし。
正確な場所を確認できたり、記録できたり。
自分が誤って位置を考えていたことも修正できるし素晴らしいツールですね。
by いっぷく (2010-12-20 09:49)
てんとうむしさん:
僕もルイス・キャロルの墓を訪ねるなんて行くまで考えてもいなかったです。
ツーリスト・インフォメーションを最初に訪れて地図と情報を得ることで
その街歩きをするのがいつものやり方です。この町に鏡の国のアリス像が
あるということだけで行って場所を聞いたら次々と行きたい場所が増えました。
ギルフォードの町とオックスフォードの町とはそれほど遠距離ではないので
ルイス・キャロルもよくこの地に戻っていたということで、まわりには森もたくさんあって
物語の構想を練るにはとてもいい環境だったのでしょう。
by いっぷく (2010-12-20 10:58)
Taekoさん:
ルイスキャロルはオックスフォードの町を訪ねた時に
アリス・ショップがあってここの大学と街にとても縁がある人と知りました。
というわけでギルフォードの町にも家があったなんてツーリスト・インフォメーションで
知った次第です。
現地の生の情報は助かります。この地域はロンドンから近い事もあって
日帰りハイキングでも楽しめるいいところなのです。
by いっぷく (2010-12-20 11:10)
アヨアン・イゴカー さん:
子供が普段の日常で暖かい季節に川べりで本を読んだり
という風景はどこの世界でも見られなくなってしまったようで
すがとても楽しい世界だと思います。
by いっぷく (2010-12-21 09:57)
miffy さん:
昔の道は細くて突きあたりがあって、
その先は見えなかったりするので
そんな思いに駆られることもあるでしょうね
by いっぷく (2010-12-21 10:05)
YAPさん:
ストラッドフォードにも川が流れていましたね。
川とティンバーフレームの家並みなど、共通したところもありますね。
昔のイギリスが残されているいい町ですね。
by いっぷく (2010-12-21 10:08)
TOMOさん:
ほんと、住みたい町ですね。
by いっぷく (2010-12-21 10:09)
1275GTさん:
猫にも配慮したやさしさの感じられる塀で僕も萌です。
メルヘンの世界は現在も感じられる雰囲気が残っています。
少し歩けばキノコの生える森や羊、馬、山羊、牛、牧場もたくさんありました。
by いっぷく (2010-12-21 10:13)
youziさん:
いまでもこの町に数カ月滞在したら
創作意欲がムラムラわいて絵本の1冊なんてすぐに書きたくなるでしょう。
by いっぷく (2010-12-21 10:15)
Inatimy さん:
塀の下部に開いたアーチは子供ならくぐれちゃう?というくらい
なので遊びにも使ったかなと思いました。
子供なら鬼ごっこをすれば近道を通りたいですからね。
by いっぷく (2010-12-21 10:19)
oliveさん:
いけなければグーグルで行ってみる。これできますね。
僕も行く前のリサーチに使ったりします。
屋根の上に筒状の柱を立ててカメラを設置したグーグル撮影隊を
ロンドンで見かけました。
by いっぷく (2010-12-21 10:22)
o<(ノ・ω・)ノ*:..。o○☆ メリークリスマス ☆○o。..:*ヽ(・ω・ヽ)>o
ステキなクリスマスになりますように!
by youzi (2010-12-25 20:03)
かわいらしい街ですね。
お墓も日本と違って明るいですね。
グーグルで今度ゆっくり見てみます。
by dot-dot (2010-12-27 22:00)
youziさん:
クリスマスのメッセージありがとうございました。
by いっぷく (2010-12-28 10:27)
dot-dotさん:
こぎれいで安全な郊外の町という印象です。
グーグル地図も便利しますね、グーグルのグーグル・アースも空から見えたり立体的に見れるので便利ですね。
by いっぷく (2010-12-28 10:30)