シチリア島 エリーチェ

 イタリアはシチリア島の最西端、晴れた日にはアフリカのチェニジアが見える。

一見してシチリアの低い山、しかし雲のかかっているこの山頂になんと、小さな町があるんですよ
トラーパニからバスで山に登ること１時間、途中は険しい道  

山頂近くになると突然城門が現れバスが止まる。

「ここで降りて宿を探すといい」とバスの運転手。

山の向こうは海、海抜７５１メートルの山頂に築かれたエリチェの小さな町。　

まさに中世の町にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
起伏にとんだ町にある道路はすべて美しいすり減った石畳の道。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 翌朝散歩に出た。雲の流れが速いこの町から人は消えてしまったのだろうか、人を見かけない。

 霧が多く発生して視界が悪くなるのは日常的だという。霧って雲だと思うけど。

 ヨーロッパには石畳の道が多いが、ここの石畳は特別美しい。

町全体が途切れることなくこの美しい石畳なのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

 イタリアでは山の上に築かれた城塞都市はいくつもあるが、ここはラビリンスの世界のようだ。

 この町の起源は古く豊饒の女神エリチナに捧げる儀式をする所として築かれた。

 

 ラビリンスの世界ではあるものの、三角形の町は小さいので、

あれ？ここはさっき来たところというように歩いているうちに頭の中に地図がすぐにできてしまう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 ここはお菓子やさんが多い町、名物のおいしいお菓子に必ず出会えるでしょう。 

 

シチリア島には見所が多く、旅行計画も迷ってしまうほどですが、できればここは是非訪れて欲しいところ。宿をとるには山の下の町、トラーパニの旅行案内所で訪ねてもいいし、私が行った時期はハイシーズンではなかったので、現地エリーチェで探しました。シチリアでのおすすめの地は他にアグリジェントをあげておきます。古代ギリシャ様式を彷彿させる神殿は保存も良いのが存在し、見所もあります。 ふもとの町のトラパニ。 ここはシチリアの西端の町で塩作りの塩田も見られます。アフリカ大陸のチェニジアが晴れの日には見えるという。古代フェニキア文化の影響も受け、イタリアの文化との融合も見られます。 シチリア島は列車での移動が早くて便利です。 東端のメッシーナの港 のんびり旅ではバスが楽しい。エリーチェからパレルモまではバスで移動しました。 鉄道で海岸線の風景を風景を楽しみ、 バスでローカルな風景を楽しむというように使い分けると楽しいです。 夕日に染まるパレルモ市街

シチリアへ行きたい (とんぼの本)

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• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 1997/03
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美しい夏の行方―イタリア、シチリアの旅 (中公文庫)

• 作者: 辻 邦生
• 出版社/メーカー: 中央公論新社
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タグ：シチリア エリーチェ トラーパニ 石畳 Sicilia シシリー Sicily trapani エリーセ イタリア トラパニ 世界遺産 メッシーナ パレルモ 鉄道

コメント 14

石畳がいいですね。
by (2006-04-29 15:12) 

何度も何度も上から写真を見返してしまいました☆
とても綺麗ですね、石畳のこの通りを歩いてみたいです・・。
旅行でいかれたんですね、いいなぁ・・・。世界中ちょっとづつでもいいから行ってみたいものです（＾＾*）
　あ、いっぷくさんのブログでいけるじゃーん♪
この石畳の通り、夜街灯がついたらどんな雰囲気なんだろ・・・
たまんないだろ～な・・・想像しちゃう（≧ω≦）
by SACHI (2006-04-29 15:46) 

好(ハオ）くん さん　やっぱり石畳がいいですね、何世紀も人が歩いて、角が取れ丸くなる。ここのはもうつるつるしてました。
by いっぷく (2006-04-29 16:16) 

サチさん
街灯、とても、しんしんと胸を打つものありました。というもの
着いたのが夜暗くなってからで、街灯がたより、バスを降りたら誰一人すれ違う人も無く、という状況でしたので開いていたレストランが経営の、快適なコテージが見つかった時にはほっとしました。
by いっぷく (2006-04-29 16:24) 

ほんと、中世がそのまま残ってる場所ですね。
シチリアはオリーブとぶどう以外育たない不毛の地、って映画ゴッドファーザーで言ってましたが、そうなんですか？
by TaekoLovesParis (2006-04-29 22:48) 

TaekoLovesPa...さん　
レモンが民家の庭にたわわになっていた風景が思い出されます。
緑豊な風景の自然でしたが不毛という印象はそれほど受けなかったですね、魚介類はおいしいところです。カジキも本場だったかな。
by いっぷく (2006-04-30 06:55) 

こんにちは、いっぷくさん

シチリアいいですねぇ～
行くあても定まらないままですが、
いつでも旅立てるようにＦＩＧＡＲＯのシチリア特集は持っています。
また同じように、メキシコと西インド（確か）とモロッコなどが、
部屋の片隅で出番を待っている状態です。
早く役立ててあげたい（笑）

石畳の写真、すごくいいですね。
本当にラビリンスに迷い込んだかのよう。
by (2006-04-30 10:19) 

最近は格安旅行がもうあたりまえになってしまって、自分で予約してネットで引き落とし、信じられないくらいの価格でチケット入手できる時代です。ちなみにロンドン→シチリア（パレルモ）片道４０００円くらい、
帰路はちょっと込んでいて８０００円ぐらいだったかな。怪しくないものですよ。行く先が限られる難点はあるけど。
友人はストックホルムに無料で行きました、税金プラス航空使用料だけ負担だったかな。
いつか格安航空利用法の記事も書こうかな。
by いっぷく (2006-04-30 12:15) 

とても興味深く記事を拝見しました。シチリア。。いってみなければ。
by (2006-04-30 14:47) 

Ikesanさん
シチリアってほんと、行く前と行った後での印象が違いました。
行く前は「ゴッドファーザーの地」が強すぎて。
by いっぷく (2006-04-30 15:05) 

石畳の街が、とてもいいです。
いっぷくさんの写真は、そこへ行って、歩いてみたい気に
させてくれますね。
by (2006-04-30 18:44) 

maamさん
誰も歩いていないので、その気になってください。
動いてしまう車、人が画面に無いのでたたずんで気分だけ。
by いっぷく (2006-04-30 19:50) 

シチリアすてき〜！すごい山ですね〜〜！
チェニジアが見えるんですね☆
そういえば柑橘類が美味しかったんじゃないですか？？
ゴッドファーザーのイメージも強いですね！
イタリアは行った事がないから憧れるな〜
以前コルシカ島に行こうと思ってたんだけど
チャンスを逃して行っていないんですよ。。。
by (2006-04-30 21:25) 

まころんさん
チェニジアとは百数十キロしか離れていないんですね。
イタリアは絶対はまりますよ。ジェラードはおいしいし。
コルシカは格安便が飛んでないので行きそびれています。
フェリーで行くしかないかな。
そう、柑橘系はいたるところに見られますね街路樹になってたり。
by いっぷく (2006-04-30 21:46)