ブレナム宮殿 前編 [英国内での好きな風景]
チャーチルの生家のブレナム宮殿は1987年世界遺産に登録された。
(Blenheim Palace)
それに英国の政治家チャーチルが生まれ育った家を見てみたかった。
ロンドン→大学都市オックスフォード→ブレナム宮殿すべてバス利用。
オックスフォードのバス発着所からブレナム宮殿行きが出ています。
まずはブレナム宮殿に向かう。左手に正門が見えてきた。
門柱が大きすぎて2個あるものが写真に入りきりませんでした。
この宮殿沿いに小さな町があるので、すこし町の様子も見たい。
町は宮殿の塀沿いなので宮殿から遠ざかるわけでもない。
どこにでもあるような小さな町。
町の通りを歩いていたらブレナム宮殿の裏門からでも入場できることがわかった。
チケットを買い、地図と写真つき解説のパンフレットをもらう。
裏門を入ると一気に目の前に広大な風景が広がった。
風景を見て驚いた。緑の広がる美しい風景だった。
宮殿に行く道に橋がかかっている。
時間に余裕があるのでまっすぐに宮殿に行かずに
風景式庭園を歩いてみたいという気になりました。
宮殿は池をはさんだ対岸にある大きな建物だからよく見える。
実に手入れの行き届いた庭だ。
裏門から入ってすぐに右方向に道があったので歩き始める。
池を大きく周れば宮殿に行ける道もあるに違いない、
ここは既に塀の中の閉ざされた私有地内なのだから。
きれいだ、ごみひとつ落ちていない、人も歩いていない。
時折、羊や、やぎがいる。あっ宮殿が湖の向こうに見える。
でもこの人口湖なのか自然な湖なのかわからないけど広い。
だんだん宮殿が遠ざかるけど、橋がひとつもないのでどうやって
宮殿に行けるのかなぁ~。?・・・
誰にも会わないし、地図にも道が書かれていないところまで
来てしまった。
もう1時間以上歩いているのに橋がない。
少々不安になってきた。
さらに30分も歩いてきたらどこか違う所に行ってしまうのでは
という考えもよぎる。
こんなに広いとは予想していなかった。
天気がいいので気持ちはいいのだが、
一本道で宮殿方向へ逃げる道がない。
橋が見えたので喜んだのもつかの間、そこには
歩いて道からは抜けられない林があって人が行けなくなっていた。
しかたない、お昼にしようと、おにぎりを食べ休憩。
さらに歩き進むと別の湖が出現。
左方向の宮殿に行きたいのだけど道はないのでこの湖を
さらに右に回り込んで歩いていく。
どこまでここの庭園は広いのか・・・困った困った。。
引き返すには既に歩きすぎた。
また別の橋が見えた!!!やっと宮殿に行けるかもしれない。
安心で疲れが飛んでいくようだ。
橋の向こうに行けばなんとかわかるだろう、立派な橋だし、
ここは宮殿内の庭なんだから。
ちょっとした後悔の反面、美しい森の中の散歩を満喫できた喜びも
あったのだが、あまりにも遠すぎた、2時間以上は歩いただろう。
宮殿にたどり着けるのか・・・・
写真が多すぎたので続きは次回です。
ブレナム宮殿について詳しくは Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%AE%AE%E6%AE%BF
Blenheim: Landscape for a Palace
- 作者:
- 出版社/メーカー: Sutton Pub Ltd
- 発売日: 1997/09
- メディア: ペーパーバック
Blenheim and The Churchill Family: A Personal Portrait
- 作者: Henrietta Spencer-Churchill
- 出版社/メーカー: Rizzoli Intl Pubns
- 発売日: 2005/10/18
- メディア: ハードカバー
笑っちゃいけないんだけど、続くには笑った(^^)
明治神宮もムダに広いと思ってたけど、その比じゃないですね
隠れて住んでても見つからないんじゃないのかな?
宮殿までたどり着けるのか着けないのか楽しみです♪
いっぷくさんはいつもおにぎり持参なんですねぇ(*w*)
by あーろん (2006-06-01 22:21)
どれも絵に描きたくなるような牧歌的な風景ですね。
特にアップの写真の石橋がいい味だしてます☆
by (2006-06-02 04:46)
ついに、今回はたどり着けませんでしたか。。。私もポツダムのサンスーシー宮殿は見えてるけども遠すぎて倒れそうでした。ここまで来てあきらめて引き返すわけにはいきません。いやぁ、最大の難関でした。
by (2006-06-02 06:13)
本当に広いお庭なんだぁ・・・
明日はたどりつけるのかな(笑)それにしても、こんなに広いのに
手入れがすごいですね。
小さな町の写真を見てて、歩きたくなりました。お話から
飛び出た町みたいで可愛いですね。
正門もすごい。デザインが凝っていますね~♪
by SACHI (2006-06-02 14:00)
果たして、いっぷくさんは宮殿にたどり着けるのでしょうか?!
☆☆☆つ・づ・く☆☆☆
いや~、スッゴク広大な敷地ですね!!これだけの土地の管理はさぞ大変なんだろうな~。ウチの猫の額ほどの庭でもやりだすとなかなか終わらないのに。
ここでもお昼ご飯はおにぎりですね。^_^
by ねこの手 (2006-06-02 15:23)
あーろんさん
いやぁ、実際不安になりましたよ、戻るには遠い所まで来てしまい
10キロ以上は歩いたと思います、隠れて住んでもほんと見つからないかも。
でも夜になれば狐とかいろいろ出てきそう。
やはり日帰り旅行はおにぎり以外考えられません。
by いっぷく (2006-06-02 19:12)
hisanaさん
必要で作った橋には違いないのですが、風景としてそこに橋があったら
美しいとかの理由で造るわけですから、計算ずくめの風景なんでしょうね。
by いっぷく (2006-06-02 19:13)
Ikesan
サンスーシー宮殿は好みかもしれません。
宮殿の庭って庶民の想像以上のものがありますね、
似たような体験していらっしゃるんですね。
by いっぷく (2006-06-02 19:13)
サチさん
庭師の数は数十人はいないと持たないでしょうね。
維持費はすごい金額でしょうね、毎日大人数で管理しています。
さらに宮殿内部の維持管理がありますね。
僕は東京競馬場をよく知っていますが、あれよりは広いです。
チャーチルは画家になりたかったというほどで、自分の家の
庭を上手に描いています。すばらしい画家でもあるんです。
いつかサチさん歩いてください。
by いっぷく (2006-06-02 19:14)
ねこの手さん
広い敷地でもここまでとは思いませんでした。
正確な広さを調べたいくらいです。樹木の多さも驚きます。
ここに観光で来る人は宮殿側から眺めて、すこし宮殿側の
森を歩く程度です。反対側からみた風景もなかなかいいものでした。
by いっぷく (2006-06-02 19:14)
え~っ!!!?
どうなっちゃうの?いっぷくさん!
すごいですね。
私も、よく迷子になりますので、わかりますが、
きっと、ものすごく不安だったことでしょう…。
続きを楽しみにしています。
オックスフォード、行きましたよ。
なつかしいな。
by (2006-06-02 22:41)
maamさん
不安でしたが,ゆっくりでも歩いていけばまだ昼間だし
何とか成るさと、でも2個目の湖が出てきて、
それも宮殿方向に行く道はなくて、迂回するような形で
どれだけ歩けばいいのか、引き返せないほど歩いて来たことが
ずっと気になりました。
一応どこに行くにも方向計と水、ちょっとした食品は持って歩くことは徹底しているので方向さえ間違わなければという気持ちもありました。
こう書くと、まるで山で迷ったみたいですね。
個人の屋敷内というのに。
by いっぷく (2006-06-03 10:52)
ケタ違いの広さにビックリ!! いっぷくさん、お疲れ様でした~。
足筋肉になりませんでしたか~? 続きも早速見にいきます。
by さーこ (2006-06-03 10:52)
さーこさん
普段歩きなれているとはいえ、足がつりますね。
つることを防ぐため、就寝前にマッサージオイルで
さすります、メンテナンスは必要な年に突入しています(><)
by いっぷく (2006-06-03 12:12)
コメント読みながら笑っています。
あーろんさんが、<隠れて住んでもみつからないんでは>
って、、私もちょっとそう思ったんだけど、なるほど、、夜に狐じゃ、、
急いで帰らないと。
足がつるとか、おにぎり、とか、、急に現実に戻ってきました。
あ、迷子になった時のために磁石も必要かな。。
by TaekoLovesParis (2006-06-03 21:26)
TaekoLovesPa.. さん
100メートルくらい先にボートに乗った釣り人がいたので道を聞こうと一瞬考えたのですが、
のどかにつりを楽しんでいる人に、
助けを求めるのも変だと思ったのでやめましたが、
あーろんさんコメント上手ですね。
by いっぷく (2006-06-03 22:31)
いっぷくさん、お久しぶりです、こんにちは ^^
気軽にお散歩・・・くらいの軽い気持ちだと、
このお庭の広さは・・・・ちょっと想定外ですよね。
後ろに戻るのも、前に進むのも、
ちょっと勇気が必要かも。
皆さんもおっしゃってましたが、
「いっぷくさんのおにぎり」中身が気になります。
だって、いっぷくさんが召し上がられるものって
こだわってそうだから ^^
私はタラコとか、昆布とかが好きですけど、
ロンドンには無理かなぁ。(たまにあっても高そう)
by (2006-06-04 08:05)
Lahiriさん
おにぎりはお米だけは日本から持っていくのでそれを使います。
ロンドンでも十分手に入るのですが、まだこだわっています。
そのうち重くていやになれば現地調達ですが、荷物が何もないので
米くらい持って行きます。
中身ですが、やはり梅干、おかかと昆布、葉唐辛子、Qちゃん漬け、
などをいくつか混ぜていれますが、しっかりのりで包みます。
梅干だけは果肉が多くて大きめの昔ながらの味のものを入れてもらいます。
作るのはうちの奥さんの役目です。それとゆでたまごとポットにお茶。
そんな感じですね、いざというときのためチョコやクッキーも少々。
by いっぷく (2006-06-04 14:18)
はじめまして。ねこの手の娘の薺と申します。
今まで母の後ろについて、いっぷくさんのブログをちょろちょろと見ていたのですが
今回勇気を振り絞って書き込みに来ました><
が・・・ががが 外国に住んでらっしゃるのですね!
あこがれちゃいます!
宮殿の中は緑豊かで疲れも吹っ飛びそうですね。
山羊さんもステキですしv
来た道で人に全く会わなかったり、地図に載ってない道に来ると不安になるけど
もときた道には戻れない・・・もう進むしかありませんよね・・
無事に帰ってこれたからブログに書き込めるんだと思うのですが
無事に宮殿にはつけるのでしょうか!?
by penpekopenpen (2006-06-04 16:04)
薺さん はじめまして、
読んでいただいていたんですね♪、気楽にコメントでもしたい時にしていただけたら、こちらもうれしいです。
薺さん、とてもオーバーなこじつけかも知れませんが、
人生と似たところがあるかな?なんて思っちゃいました。
信じてきた道を歩いてきて目標を見失いかけて、悩み、
戻るには犠牲も大きいし、いつか目標にたどり着けると自分を
信じて進んだら、ちゃんと目的地に着くことが出来ると。
by いっぷく (2006-06-04 18:00)