100年前のビールビン [コレクション全般]
ビンの形状と醸造所の文字にひかれてビール瓶を買ってきました。
実はこのビン100年以上前にビール瓶として使われていたものです。
見えにくいのですが向かって左からロンドンの醸造所、その右ケンブリッジの醸造所
[BERKERS] GINGER BREWED BEER CAMBRIDGE と印刷されています。
その右[CLAYTON BREWED PIMLICO の文字が。ピムリコはロンドンのテートギャラリーの付近ですが地方の地名かもしれません。
こういうビール瓶を見て気が付く事は、ビールは小さな醸造所で作られていて全国の町にそれぞれ地場のビールがあったということがわかります。容器は似ていますがそれぞれの地名が違います。日本酒もそうですね。
一番右はVIROLという今で言う健康食品のようなものの容器と
おばあちゃんが説明してくれました。
状態のいいものを選んできたので100年以上経っているとは思えません。
それには実は秘密が隠されていたのです。
この写真のものは購入したもの。
高さ16センチ直径6.5センチのビール容器と食品容器。
それは、どんな秘密かというと。
その売られているビンのほとんどが100年以上前のごみ捨て場から出て来たものなのです。
地中に100年も埋っていたので中にはまだ作りたてのような雰囲気の陶器が含まれています。
実際現地の人にとってはそれほど価値を感じさせないビール瓶を100年もとっておく家庭はほとんどないでしよう。だから捨てるのに穴とかに投げ込まれたので割れているものが多かったとは思います。
ただビンといってもガラス瓶じゃなくて焼き物で肉厚なので重いです。
そのビール瓶や容器が現在骨董として売れるということになって、
埋っていそうなところを所を発掘する人が現れて大量に出土しています。
しかしやはり欠けているものが多くて完全に傷もないようなものは
少ないし、追加のない場合もあります。
やがてまた、観光客や蒐集家が買ってしまい
姿を消す運命かもしれません。
そんないきさつもわからなくても、古いビール瓶と思うだけで
欲しいと思って買う人がいるわけで、けっこう買う人も多いのです。
同時に出土した薬品ビンなども手入れをされて店に並びますが、
中にはもちろん倉庫に眠っていたり、古い家の物置から出てきたりさまざまです。
いい雰囲気の容器です。歯磨き粉や化粧品の文字が見てとれます。
金持ちは銀器、それ以下はピュ-ター(スズ)なんて
言われていたけれど無害の金属のピュ-ターもなかなか魅力あります。
ただアンティークは庶民の価格を通り越して現在は高い食器になってます。
ビール瓶の詳細がわかる画像を載せました。
お気に入りはありますか?オックスフォード、トンドン近郊の地名も見られますね
ほかに食品容器などお気に入りはありますか?
やはり希少品は高いです。1ポンド=120円ほど。
Bottles and Bottle Collecting (Album Series, Volume 6)
- 作者: A. A. C. Hedges
- 出版社/メーカー: Shire Pubns
- 発売日: 1999/08
- メディア: ペーパーバック
Collectible Miniature Perfume Bottles (Collectibles (Flammarion))
- 作者: Anne Breton
- 出版社/メーカー: Flammarion
- 発売日: 2002/03
- メディア: ペーパーバック
Digger Down: The Thrills And Spills of an Antique Bottle Collector
- 作者: Walter W. Bannon
- 出版社/メーカー: Publishamerica Inc
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: ペーパーバック
やっぱりこうしてずらずら並んでいる物に弱いです・・・
ビールは苦手ですけど、瓶だけは集めたくなりますね(^^)
お値段もいいけど、数本くらいは最低まとめて飾りたくなります♪
デザインをじっと見て思わず選んでしまいました。買えないのに(笑)
今、キッチンに洋酒の瓶を3本飾っていますが、世の中には
個性的な瓶や、ステキなイラストの瓶が沢山あるでしょうね。
by SACHI (2006-07-18 10:33)
あらららら~、
お気に入りはありますか? どころの騒ぎじゃありませんよ、
もう目の毒です!(笑)
以前、イギリスでは庭を掘るとアンティークが出てくることが多いって読んだことがあるけどホントなんですね。
それにしてもスゴイわ、ビール瓶だけじゃなくってマスタードやマーマレードジャー、ミートジャーまであるじゃありませんか、クロテッドクリームの瓶も発見☆
下世話な話で恐縮しちゃうけど、しかもこのお値段! ニホンで買ったらオメメが飛び出ちゃいますものね。(爆)
陶器のモノもすっごくいいけど、ワタシはこの化粧品の保存容器に惹かれちゃうわ、tin? それともミルクグラスなのかしらん・・、もう見惚れちゃってます。
ゴーリーにもポッ♪
by キンジー (2006-07-18 10:37)
目の毒ですね~、こんなにステキな物が並んでいると。
やはり欲しいのは、ビール瓶ですね。
それぞれ個性的で柔らかさがあって好きです。
ガラス瓶と違ってあたたかい感じがして、なんとも不思議です。
by ねこの手 (2006-07-18 10:50)
サチさん:
洋酒のビンも個性ありますね。
日本ではビン専門の骨董屋さんなんてないでしょうが、イギリスには専門店もあるし、少し置いているところはたくさんあります。
昔の容器は味わいあるものが多くて時々気に入ったものを見つけると
値段が許せば衝動買いもありますね。
by いっぷく (2006-07-18 12:35)
きんじーさん:
安いですか?大きな写真の店は顔見知りなんで、さらにこの値段からひいてくれます。(^^;)
そのためには顔を出した時には何かを必ず買いますが、商品の好みが僕も好きなものばかりなので欲しい物だらけなんですが。
化粧品の容器は陶器ですがデザインがいいのでリバイバルで紙製で作る現代版もありますね。ただ欠けているのがけっこう多くてそれは安値で買えますよ。フタをあけると半球になってたりします。
ゴーリー君もかわいいでしょ?お茶のポットになっているのがわかるでしょうか。小さいのは多分写真で見る限りトーストしたパンを立てるものですね。
by いっぷく (2006-07-18 12:50)
ねこの手 さん:
これらのビール瓶を手にとって眺めていると最初の印象よりずっしり重くてイギリスのなじみの地名なんかを見つけたりすると欲しくなったりします。印刷された部分のデザインのよしあしも決め手ですね。
先日酒屋さんでこのビール瓶の色にそっくりなお酒を見つけて買ってしまいました。
骨董のビール瓶より安くて中身が入っていて大きい。
後で写真付け加えておこうかな。アメリカ製バーボンでした。
by いっぷく (2006-07-18 12:58)
なんとなく統一感があるデザインなのと
陶器の自然な色あいが見てて飽きませんね
フタのあるものもあるようですが
素材はやはりコルクなのでしょうか?
数千年あとに掘り出されて、何とか式ビール瓶って
呼ばれ方をしたりするのかと想像すると、ちょっと楽しい♪
by あーろん (2006-07-18 17:27)
あーろんさん:
ビールは光に当たると具合悪いのでこういう容器が考えられたんでしょうね。
またビール容器としてはガラスの方が高かったのか。
ただフタはどうなっていたかはコルクと考えるのが自然かな。
どのビンにもフタがないことを考えると消滅してしまったんでしょう。
まだ地下にはいろいろ眠っていると考えるとおもしろい。
by いっぷく (2006-07-18 21:18)
実家の食器棚にこういう瓶が並んでいます。
収集癖のあった母が「瓶が素敵なので買っちゃったの~」と集めていました。私はマスタードの容器でしょうか、ポット型のものに惹かれます。
いーなー。欲しいなぁ・・・・
by noriko (2006-07-18 21:59)
え?これ、ビールびんだったんですか。
うちに「おみやげにもらった」というので、飾ってありました。
お気に入りはありますか?の下の写真の上の段、右から3番目のようなのがありました。読んでも何かわからなかったんですよ。だって
BEERって書いてないでしょ。ようやく謎がとけた感じ(笑)
by TaekoLovesParis (2006-07-18 22:54)
てんとうむしさん:
お母さんが持っていましたか。見たいけど見れません(><)
マスタードといえばNorwichという町に遊びに行ったら偶然コルマンズ(Colman's)というマスタードの老舗があって見てきました。
ミュージアムショップに古い当時のマスタードの容器のレプリカが
あって、形と色が気に入りました。
http://www.colmansmustard.com/museum.html
それからマスタードはここに決めています。
by いっぷく (2006-07-18 23:28)
TaekoLovesPa..さん:
お土産にビンとはうれしいですね。
そういえばビールって書いてないですね、
中にはジンジャービールとか書いてあるのが写真にありますね。
僕だって通りがかりに見たら単なる古そうなビンや壷としか判断できないです。
知ってみるとまた見方が変わりました。
by いっぷく (2006-07-18 23:32)
ビール瓶に言われないと見えないナァと。
デザインが可愛くて、インテリアにいただきたいですねw
はまったら最後、
集めまくりそうですww
by (2006-07-20 01:07)
ymarcさん:
ビール瓶ってガラスのイメージがありますから、まさかこんな陶器でって初めて見たときは思いませんでした。
でも改めて見ると、昔のものってけっこうビンの形状にノスタルジーを感じさせるのでそれも魅力ですね。
昔の空き缶だってなかなかいいものありますね。
by いっぷく (2006-07-20 14:14)
陶器で飲むビールも美味しそうですね。
というか瓶がステキ。
お花を飾っても可愛いでしょうね。
by (2006-07-20 21:04)
coolwaterさん:
イギリスのビールは日本ほど冷たくして飲まないビールが多いので、
100年前ですからそのまま常温で飲んでもおいしいものだったのでしょうね。
そう、ビンに安定性があるので
お花をかざるっていいアイデアですね♪
by いっぷく (2006-07-20 22:08)
素敵ですね。
どう表現したらいいんでしょう。黄土色のつやつやした感じ。
これ、好きです。
ゴミだったんですねぇ。
このビンから注がれるビール。飲んでみたい。
by (2006-07-20 22:56)
maamさん:
時代が変れば価値観も変わるというのを証明しているもののようですね。
昔ごみ 現在高値で売れる。
ビールはこくのある上面発酵ビールです。
by いっぷく (2006-07-21 00:06)