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ランズエンド [英国内での好きな風景]

 ランズエンド。イギリスの最西端の地です。

FIRST AND LAST REFRESHMENT HOUSE IN ENGLAND

と書かれた石造りの家(軽食堂)ですが、
アメリカ大陸の方向からくれば「最初に見える家」
イギリス内陸部から来ればそれ以上西にすすめないので「最後の家。」



1930年代にこれが建てられたと写真入り説明がありました。


この場所は英国地図の左下の部分です。

 

 

  ↑  最西端の地から北方向を望むとこのような景色が広がっています。
見所はこういう景色だけですがこの地方の独特な荒々しい自然環境が
内陸部にも見られます。

イギリスで一番美しい夕日が見える所と言う人もいます。

 

 

コーンウオール地方の隣デヴォンと言われている地域内陸部の国立公園ダートムーアは日本の風景に見慣れた者にとっては
目新しい発見が色々とあります。何もない広々とした荒野

レンタカーの普通乗用車では険しい谷に入れないので、地元観光業者が手配するツアーを利用。

ランドクルーザーという四輪駆動の車で苔むした谷と雑草の生い茂る荒野を見学できます。
4人からのツアーですが料金を4人分出せば2人でも車を出してくれるという事でした。

階段状の急勾配の下り坂をゆっくりゆっくり降りていきます。
降りた先にはイギリスでもそこにしかないというコケ類、地衣類の宝庫だそうで、
一年中湿っていて雨も多いところ。

谷の深い森に入ると木から垂れ下がった珍しいコケ類など
緑一色の世界を見ることが出来ます。

運転をしてくれた人の飼い犬も同行です。

写真は800年前に作られた橋だと説明がありました。
石の板を巧みに乗せただけの橋です。まったく壊れることなく
石の橋は存在します。

 

川を車は水に浸かりながら横断です。

谷見学を終えると荒野を見ます。
何もない荒涼とした寂しい風景ですが車をじっと止めて観察していると
鹿の集団が荒野を飛び跳ねて移動していたりと飽きません。

 ツアーを終えてダートムーア公園内を散策しました。

 時々羊が道路を横断する光景にも出会います。
左下に羊を誘導する犬(ボーダー・コリー)が仕事をしているのが見えるでしょうか

 

羊の群れを常に集団にするようしっかりとボーダー・コリーがコントロールします。
頭脳明晰な訓練された犬達の仕事振りに感動しました。

 

 またこの国立公園内には全土で200頭ほどしか残っていない
天然の馬がいることでも知られています。

その馬に出会うことも出来ました。小型の馬です。
割と人になついていました。

 コーンウオール地方は、ロンドンからもそれほど遠くないので、
また訪れてみたい所です。

 


 

英国の国立公園

イングランド 7カ所

ウェールズ 3カ所

  • ブレコン・ビーコン
  • ペンブロークシャー海岸
  • スノードーニア

 

Land's End (OS Explorer Map Active)

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  • 作者: Ordnance Survey
  • 出版社/メーカー: Ordnance Survey
  • 発売日: 2006/03/13
  • メディア: 地図

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  • 作者: Kate Hobbs
  • 出版社/メーカー: Discovery Walking Guides Ltd
  • 発売日: 2006/01/16
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コメント 32

コーンウォール!憧れの地です。
アーサー王伝説やケルト民話で目にしていますが行ったことないです。
しかも苔!苔好きなのでこれも非常に興味があります。
ワンコもお馬も羊たちもかわいい。。。
ロンドンから割りと近いんですね。
英国に行かなくなってからケルトに興味を持ったので時すでに遅しですね~(笑)
by (2006-07-20 17:42) 

あーろん

800年も壊れずに存在する橋ってスゴイ
それもあまり頑丈そうに積んである感じでもないのに
あまり大雨とか降らないのかなぁ‥‥?
ワンコ好きとしては一度牧羊犬の仕事っぷりを
生で見てみたいですね(できれば海外で ^^)
by あーろん (2006-07-20 19:21) 

石で作られた橋、いいですね。
日本ではもう田舎の方まで川べりをセメントで固められていて
なかなか自然のままの川って少なくなっていますよね。
by (2006-07-20 20:56) 

こういう荒野の景色はイギリス映画でたまにでてくるのをみます。
昔よんだ小説「レベッカ」にもここはでてきた記憶が・・
湖水地方のほうの記事もみにいきました♪
まさに機関車トーマスの世界ですね、写真もすごく雰囲気が
でてていいかんじ^^
by (2006-07-20 21:43) 

はしっこ、なんですね。
一番はしっこまで、行けるんでしょうか?
ここでの夕日、見てみたいですね。
by (2006-07-20 22:36) 

noriko

地名はみーんな知っているけど、実際に訪れたのはロンドンだけ(涙)
コーンウォールはアーサー王伝説の地ですね。。。「行くしかない」と思いながら幾年月。
でも、この写真を見て「行くしかない!!!」との気持ちを新たにしました!!
by noriko (2006-07-20 22:37) 

いっぷく

まころんさん:
ケルト文化はコーンウオールをはじめアイルランドには色濃く残っているしウエールズ、スコットランド、フランスのブルターニュ地方にも残っていますね。

寄り道をしたので日帰りは出来ませんでしたがそう遠くはないです。
直線で300数十キロですね。

今度は苔やキノコにもレンズを向けようともくろんでいます。
by いっぷく (2006-07-20 23:00) 

いっぷく

あーろんさん:
石で作られた建造物はかなり長持ちしますね。
石積みには熟練の知恵があるようです。大雨ありますが、高い山がないので川の流れは割と穏やかです。国土の8割が平地ですからね。日本と逆ぐらい。
羊の統率犬として名高いボーダー・コリーが頭を下げて羊ににらみを効かして集中している姿は感動します。
by いっぷく (2006-07-20 23:01) 

いっぷく

coolwater さん:
自然のままの川っていいですね、ここは国立公園なのであまり手を入れられませんが他の川だって自然のように溶け込んでいる川が多いイギリスです。
その理由は川も私有地にあると所有者がリバーキーパーという
専門の管理者を付けたりして現状を維持している事もあげられます。

自然の川と思っていたら人口的なのに自然の川のような姿をしてイギリス中に運河があるのもいい風景です。
by いっぷく (2006-07-20 23:11) 

いっぷく

よむねこさん:
そうです、「レベッカ」に出てくるのはデボン州ダートムーアのヒースの荒野だと聞いた事あります。
イギリスは北海道より北に位置するためにちょっと標高が高くなると、
大きな木もなくなったりして荒涼とした風景が出てきたりします。
湖水地方も自然を満喫するならすばらしい所です。
by いっぷく (2006-07-20 23:12) 

いっぷく

maamさん:
なんか一番端って行ってみたいですよね。
日本の最北端宗谷岬とか聞いたら同じように行ってみたい気がします。

ほとんど一番端まで行けますが断崖絶壁でこわいです。
途中小さな橋が岩との間にかかっていて下が見えます(><)
そこには標識が立っていて、まじめにニューヨークまで
何マイルとか矢印とともに書かれていました。
by いっぷく (2006-07-20 23:23) 

いっぷく

てんとうむしさん:
是非次回はロンドン以外の田舎に行ってください。(笑)
この日は穏やかな晴天でしたが時には
風雨が激しく自然の猛威も感じられる所だそうです。
アーサー王伝説の地というだけでも行きたいですね。
by いっぷく (2006-07-20 23:26) 

石の橋すごいですね。
記念に一度渡ってみたいかも。
by (2006-07-21 00:35) 

さーこ

ランズエンド、風がかなり強くなかったですか?
美しい景観に心が洗われます!!
ボーダー・コリーの頭脳にビックリです^^
by さーこ (2006-07-21 08:17) 

いっぷく

hisanaさん:
やはり残るのは腐食もしない石造りですね。
木製も鉄製も1000年持たすのは大変ですね。
見かけよりしっかりした橋です。
by いっぷく (2006-07-21 10:34) 

いっぷく

サーコさん:
風のない穏やかな日でした。たいてい風が強くて大変なんですけどね。
雨が降り風が強く吹いていたらこわいですよ。
ボーダ-コリーの羊を誘導する競技をテレビで観戦するのが好きです。
by いっぷく (2006-07-21 10:40) 

SACHI

地図って夢がありますよね~♪
冒険心が掻き立てられるっていうか(^^)こんなはしっこに
行ってみたいです。外国はなかなか難しいけど日本での最北端とか
最西端とかは行って写真とってます。 「はしっこ」ってなんか
いいですよね(笑)  800年もの橋に感動しました・・・。
石を積んでいるだけなんですね、すごい事ですよね・・・800年・・・。
 お馬さんのアップのお目目が可愛いなぁ~♪
 ボーダーコリーは頭がいいし可愛いし好きです☆偉いですよね♪
海の大きな写真に癒されました・・・
 やっぱり海は最高!
by SACHI (2006-07-21 11:04) 

イギリスの田舎の風景、のどかでいいですよね~♪いっぷくさんの生活、憧れてしまいます<m(__)m>
来月からどうやら友人が遠距離を実らせてイギリス在住のトルコ人(なぜか(^^;;))と一緒になるべくイギリスに移住しちゃうみたいなんですよね。ちょっぴり心配だけどイギリス生活羨ましい。。。(笑)
by (2006-07-21 13:18) 

いっぷく

サチさん:
石積みってものすごく耐久性あるんですね。
古代ローマの遺跡なんてみんな石を積みあげたものは残っている。
壊れていてもブロックとしてごろごろ残っていたり。

ロンドンにもローマ時代の石積みの遺跡が残ってます。
観光でロンドンでも人気の高いロンドンタワーがある近くにも残っています。

サチさんがそんな先端に行っているとは。
じゃあ、後は最南端と最東端ですね。^^
端っこだから海のそばだろうし、灯台もあるよね。
by いっぷく (2006-07-21 21:39) 

いっぷく

ayaさん:

その友人がイギリスに来て落ち着いたら、友達に会いにと言う理由でイギリスに行けますね。
トルコの人なぜかロンドンにも多いです。
親日家が多くて親近感あります。
トルコ語と日本語に共通点があるそうです。相性がいいようですよ。
by いっぷく (2006-07-21 21:55) 

キンジー

恥ずかしながらランズエンドの意味を初めて知りました、
ど~も通販のイメージの方が強くって・・!(恥)
イギリスの荒野っていうとヒースの原とかブロンテ姉妹を想像しちゃいます、
あとは荒涼とした風景や曇り空・・。
by キンジー (2006-07-21 23:52) 

間違ってナイス消してしまった(汗。ぽちっとなw
わんこの表情にやられましたw
あ~w可愛いな☆
崖っぷちに行ってみたいデス・・・。
人生変わりそうだなぁ~(゜д゜*
by (2006-07-21 23:58) 

TaekoLovesParis

名前しか知らなかったコーンウォール地方、英国らしい風景。
とってもよさそうな所ですね。みなさんのコメントを読みながら、
アーサー王の所、レベッカの所と学びました。
ランクルで川を渡る、、大丈夫なんですよね。私は前、目黒川が
氾濫して水びたしの山手通りを走って、ブレーキがきかなくなる、
という恐い思いをしたので。。
さらに階段もランクルで下りてしまう?すごいですね。ROVERですか?
by TaekoLovesParis (2006-07-22 00:37) 

いっぷく

キンジーさん:
荒野ってなかなか日本にない風景ですね。
自然の風景を味わいたくてそれだけで出かけたい人、例えば「砂漠」を見たいとか、「荒野」もなかなか感動できる風景です。
人が住んでいない場所なので鉄道の駅も無いし、バス停も無い。
なので車で行くしかない・・・しかし普通乗用車では入れない荒野もあるということも知りました。
by いっぷく (2006-07-22 08:07) 

いっぷく

ymarc さん:
ワンコの顔、かわいかったです。
崖って、高所恐怖症の人でなくても実際こわいです。
特に柵で行けないようになっているとかではないと、「崖」に普段慣れていないので思いもよらぬ自然現象にびっくりする事も。

風が下から吹き上げてくると崖の途中から水か滴り落ちている場所などがあると、その水が風に運ばれ、ていきなり水が飛んでくる事も。
by いっぷく (2006-07-22 08:14) 

いっぷく

TaekoLovesParisさん:
レンジローバーじゃなくてランドローバでした。でもシンプルな外観で普段見る車より車高も高かったようです。
ランドローバーの威力を思い知らされました。僕もトライアル経験などしているので
4輪駆動の能力は多少知っているつもりでしたが、人が歩くような階段状の石段を
巧みなハンドルとアクセルの技術で降りていくのにはびっくり。
車内では座っていられないような勾配でも走破できるんですね。
階段を下りるスピードは歩くより遅いかもしれませんが。

川を渡るのは坂を降りてきた後だけに楽々の印象でした。
でも浅瀬を選ぶのでブレーキにまで水が入る高さはどうかわかりません。
多分、パッドが濡れたら4駆でもブレーキ効かなくなるでしょうね。
by いっぷく (2006-07-22 08:25) 

普通にボーダーコリーが仕事している姿なんて!
ショーやコンテストは、よくTVで見てましたけど・・。
写真を拝見して、ほんとにフセの状態で睨んでるんだなあって
感動してしまいました・・。
ランズエンド、お天気が良いと、こんなに美しい写真が
とれるんだ・・・とこれまた感激。
by (2006-07-22 18:57) 

いっぷく

babies breathさん:
羊が移動していくと、ボーダーコリーの姿勢が頭をたれてにらみを効かし、
障害物を軽々と飛び越えて行く姿が驚きでした。
羊が集団から離れそうになるとそれを察知して先回りもするんですね。

観光で出かけるときはお天気にかぎりますね。
なかなかイギリスではそうもいきませんが。
by いっぷく (2006-07-22 20:28) 

jyoji-san

映画、ロビンフッドの娘をみました。若き新王のためにつくすロビンフッドとその美しい娘。娘は剣と弓矢の名人ですが、新王にプロポーズされても受けず(二人は愛し合っていたのに)・・・・二人とも一生を独身で通しましたね・イギリス映画って大好きです!!
緑あふれるイギリスにかんぱ~い!!
by jyoji-san (2007-09-09 23:13) 

いっぷく

amaguri さん:

イギリス映画はいつの時代設定でもお気に入りができちゃいます。
山地が少ない分実際は国土は広く感じます。
緑が多く感じられるのはそんなこともありますね、
by いっぷく (2007-09-10 07:33) 

僕もくま私もくま

石の板を巧みに乗せただけの橋、
800年前に作られて壊れず、今日に残っている
すごいですよね。

こういうのが残っていて、800年前の人達が見たものを
こうして現在の私たちが同じものを見れると言うのは、
本当にかけがえのないものだと思うのですよね。
by 僕もくま私もくま (2008-07-22 08:27) 

いっぷく

僕もくま私もくまさん:

この橋は水量が増えると水中に没してしまうのかもしれません。
やはり石の文化の国という事がよくわかります。
橋に限らず塀としての石垣の積み方なんかも単純に見えて
崩れにくい巧みな組み方になってますからね。
先人の知恵に驚嘆するばかりです。
by いっぷく (2008-07-22 10:04) 

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