グラントミュージアム (ロンドン) [ミュージアム関連]
Grant Museum of Zoology & Comparative Anatomy
(ロンドン)
動物学者のロバート エドモント グラント によって1827年に創設されました。
グラントは動物学の創始者ともいえる学者だそうで博物館は、
それを学ぶ人への教材の目的で蒐集されたものが始まりです。
またグラントは若きチャールズ ダーウインの指導者でもあったのです。
ダーウインもこの建物内に住んでいたという所にこの博物館はあります。
(ダーウインは1859年に出版されたダーウインの「種の起源」で知られています)
ダーウインが1809-1882年の間、住んでいたという印です。
この博物館は自然史博物館ではイングランドでは最古のもの。
絶滅危惧種や絶滅してしまった貴重な資料展示もあります。
絶滅してしまった鳥類のドードーの骨格標本がありました。
剥製の展示は自然史博物館に展示がありますが、
骨はここで初めて見ることが出来ました。
自然史博物館のドードーの標本(私の以前の記事)
もう一つのドードー関連の私の記事
ドードーの頭部石膏型。
博物館の展示というよりは研究室の雰囲気で
ケースに収めていない標本が置かれてます。
とても小規模な博物館ですので入場者はほとんどいません。
類人猿ですが、正式な名前は不明。
マンモス(または象)の頭部、不正確で申し訳ありません。
タスマニアタイガーだったか?
机上には座って標本をじかに触れることが出来ます。
タスマニアデビル
こん牙を持った豚の仲間です。南西アジアに生息
ドードーの私の作品と記事。
不思議な国のアリスのドードーの私の記事
あーろんさんがブログに載せているドードー漫画
Grant Museum 入場無料
Darwin Building Department of Biology University College London Gower Street WC1E 6BT
最寄駅 ユーストン、ユーストンスクエア、ワレンストリートから数分、
大英博物館の裏手にあたります。
An Introduction to Robert Edmond Grant (1793-1874) and His Museum of Zoology and Comparative Anatomy
- 作者: Sarah E. Parker
- 出版社/メーカー: The Grant Museum of Zoology
- 発売日: 2006/01
- メディア: ペーパーバック
ダーウィンにはちゃんと師、グラント先生がいたのですね。
ここがダーウィンの住んでいた場所で。。。
いっぷくさんの「不思議の国のアリスの記事」で王冠をつけたドードーを見て、
ドードーは架空の鳥かと思っていました。顔がお茶目な鳥だから実在したとは。。
今更ながら、絶滅してしまったのが惜しまれますね。
by TaekoLovesParis (2006-11-03 12:33)
自分の漫画まで紹介していただいてありがとうございます
実際の頭部の石膏型を見ると、最初の頃のものはともかく
ウチのは今や、全然違う生き物になっちゃってますね(笑)
ホント博物館というより白衣姿の研究員が出てきそうな
雰囲気満点ですね、骨格とか標本でしか見られない動物が
これ以上増えないことを願うばかりですね。
by あーろん (2006-11-03 15:24)
ドードー不思議な鳥ですよね。
最初に知ったのは、やはり小さい時に読んだアリスでしたが、なんとも魅力的に感じて好きになりました。本当に居たと知って、ビックリし、また、何故居なくなってしまったかを知り、考えさせられました。
今、この記事を次女(小1)と見ていて、今もどこかで消えていく生物たちがいたて、それは、人間が関わっていることが多い、という事を知る機会となり、よかったと思います。
by ねこの手 (2006-11-03 15:46)
標本をじかに触れるって
いい経験ができますね!
ぜひ行って見たい場所リストにメモっておきます(笑)
今度ロンドンの友人が来るので
いっぷくさんのトコで気になっているところの
場所をチェックしてみます。
by TOMO (2006-11-03 17:24)
大英博物館の裏手にこんな面白い博物館が
あったとは・・・(@@) 行きたかった!!
ちょっと怖そうだけど、見たいんですよね~。
by さーこ (2006-11-03 19:55)
絶滅動物が増えているけど、これ以上減らしたくないですね。
ほんとに博物館っていうか研究室みたい・・・。
人がすれ違う事ができないように見えますね~。でも、触れたりするのに
あまり来場がないんですか?なんか貴重な体験できそうなのに☆
by SACHI (2006-11-03 20:53)
Taekoさん:
絶滅動物がいるということは生態系が狂うわけですから連鎖が問題ですね。
想像上の鳥に見えてしまうほどおかしな鳥、ドードーが生きていたら人気者になっているでしょう。
つい数百年前には生きていたというのに。残念ですね。
by いっぷく (2006-11-03 21:11)
あーろんさん:
ドードーの4コマ漫画といえばあーろんさんですね。
ここにドードーの骨があるとは知らずに行って、これを見つけて驚きました。
標本から骨を組み立てるイメージは難しかったですが、ニワトリの骨を知っているので、それから想像しても大きな鳥ということがわかりました。
by いっぷく (2006-11-03 21:18)
ねこの手さん:
もともと生活圏にあった動物のテリトリーに人間が入り込んでいき、経済のために先住者の動物が追いやられていく構図はもうそろそろストップして欲しいですね。
骨でしか見られないというのはさみしい事ですね。
by いっぷく (2006-11-03 21:26)
TOMOさん:
紹介しているミュージアムの多くが無料ということにこだわっています。
でもほとんど全てのミュージアムがガラスケースなどに囲われた中にありますが、ここはそのガラスの仕切りが無いものがあるので非常にユニークな展示だと思います。入場者も少ないのが魅力です。
by いっぷく (2006-11-03 21:37)
さーこさん:
サウスケンジントン周辺の大型ミュージアム群、ここは大英博物館を中心としてその周辺に小さ目のミュージアムの集中しているところです。
ざっとミュージアムと名のつく施設を数えただけでも8施設もあります。
まだまだ紹介し切れない素晴らしいミュージアムが残っています。
by いっぷく (2006-11-03 21:46)
サチさん:
まさに穴場という表現があてはまるほどのミュージアムです。
そのかわり展示室数も少なく、通路もすれ違うのが困難なほど狭くて陳列物が露出しています。
しかし量的なものや娯楽性も多少あるような博物館に人気があるので時間の限られた人には大規模ミュージアムがいいと思います。
by いっぷく (2006-11-03 21:56)
いろいろな美術館や博物館が揃っているんですね。実際に標本を触れるなんて貴重な体験できそう・・・。肌で感じて知識を学べるなんてさすがイギリスですね。素晴らしい~!!
by (2006-11-03 22:56)
こんなんだいすき!
by 木の実の恐竜たち (2006-11-04 10:20)
まりももさん:
どうも国民性が蒐集に熱心で世界各国から集めてそれを研究の題材にするということも盛んということが背景にあります。
写真や本ではわかりにくい標本をこうして静かな雰囲気で目にする事ができるのは有意義ですね。
by いっぷく (2006-11-04 10:39)
木の実の恐竜たちさん:
もっとたくさん見たいのなら自然史博物館(ナショナル・ヒストリー・ミュージアム)にはスケールの大きいものまでそろっています。とくに恐竜の展示は圧巻です。
by いっぷく (2006-11-04 10:44)
自然史博物館、大好きです。
でも、ここは行かなかった・・・残念!
イギリスの博物館って、じかに触れられたり、距離がとても
近かったりで、とても魅力的だと思います。
いっぷくさんの写真を見ていると、博物館というより、研究室みたい。
by (2006-11-04 12:23)
標本って、本物?
ケースに入ってないなんて、すごいですね。
そんなものがじかに見られるなんて。
いっぷくさん、ドードーの大きさが実感できたんですね。
やっぱり、大きいんだ。
ドードー話題で、もりあがったの。
なつかしいです。
楽しかったですね~。
by (2006-11-04 16:28)
骨…と言えば猿の惑星の映画を思い出します(何故か!笑)。
今、こうして生活している私達の物全て、未来ではどんな風に残って
いるんでしょうね…
いっぷくさんの作られたドードーの作品!素晴らしいです(超私好みです^^)。
by 藤島親方 (2006-11-04 18:54)
本物がさわれる・・・わけではないにしても(笑)間近に見られるというのは魅力ですね。進化の啓示はともかく、滅びへのおそれは生まれそうです。。。
by ねこざかな (2006-11-05 00:31)
babies breathさん:
もう一つ、ここに隣接するほど近いところにペトリーミュージアム(Petrie Museum)があります。ここはエジプト考古学の資料がぎっしり詰まっています。研究室のような博物館です。大英博物館の膨大なエジプト関連資料が近くにあるだけにあまり目立っていません。
by いっぷく (2006-11-05 12:34)
maamさん:
ドードー話題で盛り上がったりしましたが、思いもかけぬところで骨を見ることが出来ました。
この研究室のような博物館では実際に骨格を取り出してもらい、
綿密な写生を試みている人がおりました。毎日通って描いているようでした。
by いっぷく (2006-11-05 12:39)
藤島親方さん:
2001年も骨だったような記憶。
考古学は門外漢ですが、未来をも展望できるような学問でなかなか面白いと感じます。地球の大陸の位置が変わってしまうほどの長い時間の未来を考えるのはホント、どうなっているんでしょうね。
作品の記事ご覧になられたんですね。好みといわれて超うれしいです。
by いっぷく (2006-11-05 12:43)
ねこざかなさん:
狭い通路の脇に背より高く並べられた標本類を全て見るにはもっと時間が必要ですが、狭い空間にぎっしりというコレクターの気持ちがよくわかる展示でした。
展示しきれない「在庫」もたくさんあると思います。
by いっぷく (2006-11-05 12:44)
ドードーって、本名のドジソンからきた愛称で、ルイス・キャロル自身のことなんですよね。アリスがキャロルをそう呼んでいたんですってね。
テニスンが描いた挿絵のイメージしかないので、標本はぜひ見てみたいです。剥製も。。。
by noriko (2006-11-05 22:42)
てんとうむしさん:
そうなんですか、ドードーの鳥を発見したほうが早かったので、
それは知らなかったです。
V&Aの標本を良く見ると、剥製にダチョウの羽を一部使っていることもわかります。でも骨の展示は今のところここの博物館でしか見れません。
by いっぷく (2006-11-07 03:38)